「監督采配の差」で１０カード目で初の負け越し、阪神タイガース

昨日は新井の劇的なサヨナラホームランで１勝１敗のタイにした阪神。
阪神の先発はボーグルソン、ヤクルトの先発は館山。
ボーグルソンは４月３０日に一軍登録されて今季初先発。

２回表。
ボーグルは先頭のガイエルにフォアボール。宮本が送ってワンアウト２塁。
武内は三振に仕留めたが、飯原・福川に連続フォアボールでツーアウト満塁のピンチ。
しかし、館山を三振に仕留めてピンチを脱出。

３回表。
ワンアウトから川島慶の当たりをボーグルがエラー。
しかし、田中浩を４－６－３のゲッツーに抑えて３人で終える。

５回裏。
ワンアウトから今日スタメンマスクの野口が両チーム通じて初ヒットを放つ。
関本が送ってツーアウト２塁。続くピッチャーのボーグルはフォアボールを選んで１・２塁。
しかし、赤星が初球を打ち上げてしまい、チャンスを逃す。

６回表。
ボーグルは先頭の青木に１０球粘られてフォアボールを与えてしまう。
続く川島慶は初球にエンドラン。これがレフト線に入り、スタートを切っていた青木にホームまで還られた。１点を先制される。
田中浩が送ってワンアウト３塁。
そしてガイエルにライトへ犠牲フライを打たれて２点目を許す。

その裏、先頭の平野がフォアボールで出塁するが、新井・金本が凡退すると、葛城の２球目前に平野が飛び出してアウト。

７回裏。
先頭の葛城がフォアボールを選ぶ。鳥谷のサードゴロで葛城は２塁へ。
野口はショートフライに倒れたが、関本がフォアボールを選んで１・２塁。
続くピッチャー阿部の代打に桧山。
１－３から叩いたが、ファースト正面。２者残塁に終わる。

８回裏。
この回からピッチャーは２番手の押本。
先頭の赤星がフォアボールを選ぶ。
しかし、続く平野が６－４－３のゲッツーに倒れ、続く新井も見逃し三振。
結局３人で終わる。

９回は抑えの林昌勇に抑えられて０－２で敗れた。
対戦１０カード目で初の負け越しとなった。

今日は中々チャンスが出来ないジリジリした展開。
そんな時に目立つ、監督采配の積極性の差が明確に出た試合やった。

５回終わって０－０。
フォアボールは出ていたが、両チームでヒットが１本だけ。
６回表に先頭の青木が１０球粘ってフォアボールを選んだ。完全に１点勝負、ここは誰もが送る場面と思ったはず。
そこを初球にエンドラン。これが見事に嵌った。まず１点。
そして続く田中浩も初球にバントを決める。流れを切らさない。
ガイエルは追い込まれてから強振を止めて、キチンと犠牲フライを上げた。
高田監督の積極的な采配が出た良い得点の取り方やった。

逆にどんでん。
ビハインドになると駄采配、やっぱり変わらんな。
その象徴が８回裏。
先頭の赤星がフォアボールを選んだ。ここはとりあえず平野に送らせて、クリーンアップに懸けてみても良かったはず。
初球に自分も生きるセーフティーバントをしたが、あれはどう見てもサインじゃないだろう。
結局フリーで打たせて６－４－３のゲッツー。最悪の結果に終わった。

ボーグルは序盤かなり荒れていたようにも思ったが、球威があった。
まぁあの２点目は勿体無かったけども、初登板で６回２失点なら上々でしょ。

館山も同じようにボールがかなり荒れながら、ノラリクラリと無失点。
阪神打線はかなりボール球を振らされていた感じがした。
まぁ今日は仕方ないのかねぇ…。

１戦目の感想でも書いたが、やっぱヤクルトは手強いチーム。
ガイエルが２５打席ほどノーヒットだそうだが、１～３番で簡単に１点取れるチーム。
今日、サンテレビの解説されてた小山正明氏は押本ダメ、みたいなことを言われていたが、日ハム時代より真っ直ぐ来ているし、セットアッパーでいけそう。

１日休んでナゴドで名古屋と３連戦。
阪神も貯金１１とハイペースで来ているが、名古屋は今日きっちり勝って、1.5ゲーム差に迫っている。
打線が下降気味なのは間違いないので、何とか勝ち越したいですな。