正真正銘のガチンコ勝負を制し、２５年振りのリーグ優勝、日ハム。

日ハムが昨日勝ってリーグ優勝に王手を掛けた、プレーオフ第２ステージ第２戦。

日ハムの先発はルーキー八木、対するソフトバンクの先発は中４日で斉藤和巳。
当初から投手戦が予想されたが、本当に素晴らしい投手戦を見た。

斉藤は１回裏、ワンアウトから田中賢介がヒットで出塁を許すも、続く小笠原をゲッツーに仕留め、無失点。

対する八木も２回表、先頭の松中にヒットを許したが、続くズレータをゲッツー。
３回には先頭の仲沢にヒットを許し、続く井手はバント。
ワンアウト２塁になったが、絶妙の牽制球で仲沢を刺した。的場にも上手く当てられたが、森本が好守。
結局３人で抑えた。

八木は８回まで、ヒット３本、与えたフォアボールはたったの一つ。
３塁すら踏ませないピッチング。

対する斉藤はその上を行った。
打たれたヒットは４本と八木より多いが無四球。
こちらは２塁すら踏ませなかった。

ホンマにガチンコの投手戦。０－０で９回裏を迎えた。
先頭の森本にこの日初めてのフォアボールを与えてしまった。しかもストレートのフォアボール。
続く田中賢介は手堅く送りバントでワンアウト２塁。
この２戦全くタイミングが合っていない小笠原を迎えたが、ソフトバンクベンチはやはり敬遠。
ワンアウト１・２塁で、バッターはセギノール。
ここはフォークで空振り三振。２アウト。続くバッターは稲葉。
ワンボールからの２球目、外のフォークをセンターにはじき返した。
センターに抜けそうな当たりを、セカンドの仲沢がよく追いついた。迷わずセカンドへ送球。
ベースカバーのショート川崎も足を伸ばして精一杯のプレー。
しかし、小笠原のスライディングが一瞬速い。
さらにセカンドランナーの森本が好判断でホームを陥れた。
サヨナラで日ハムが勝ち、２５年振りのリーグ優勝を果たした。

今日は正真正銘、ガチンコの投手戦を見れた。
でも、大村のセーフティが同時に見えたがアウトになったり、５回のズレータのスライディングが守備妨害を取られたところを見ると、う～ん、流れは日ハムに少しずつ傾いていたのかも知れない。
斉藤には少しツキが無かったのかなぁ…。

対する八木は本当に安定感あるピッチング。
６回のピンチでの川崎への攻め方なんかは完璧やった。
スライダーを待ってるにもかかわらず、スライダーで三振を取れる。
久々にこんな活きの良いルーキーピッチャーを見れた。

さて、２１日から名古屋との日本シリーズだ。
第１戦は多分ダルと川上のガチンコ勝負か？？
でも…やっぱ阪神と日ハムの日本シリーズが見たかったなぁ…。

さて、その阪神。今日は片岡の引退試合やった。
試合は５－１で勝った。

試合後の片岡の引退スピーチは良いシーンやった。
一昨日の落合の涙よりよっぽどええぞ。
まぁ片岡のスピーチのお陰で、肝心の日ハムのサヨナラシーンを逃したのは痛かったが（笑）