愛国者の邪論

日々の生活のなかで、アレ?と思うことを書いていきます。おじさんも居ても立っても居られんと小さき声を今あげんとす

何を決めれば良いのか、批判を装い悪政推進の旗振り役、「朝日」編集委員?

2012-02-19 | 日記
「朝日」編集委員星 浩氏のコラム
「政治 考 橋下旋風の衝撃 『決められぬ永田町』脱せるか」を読んで、消費税増税派などが展開する政権と政治批判のトリックを考えた。以下みてみる。

 韓国のジャーナリストたちが「日韓新時代」を語るシンポジウムが、東京・大手町で開かれた。中央日報の李哲浩・論説委員の話が興味深かった。「民主、自民両党の国会議員に会ったが、橋下徹・大阪市長という突風に驚いている様子だった」
 外国人にもそう映るくらい「橋下旋風」は強烈だ。橋下氏が率いる大阪維新の会は、次の総選挙で独自候補を300人擁立、200人の当選をめざすというのだから、既成政党は穏やかではない。「いま総選挙なら民主、自民、維新の会が第1党争いとなるのではないか」という声を民主、自民両党の若手議員から聞いた。まさに「驚いている」のだ。旋風の原因は明らかだ。橋下氏が掲げる「決定できる民主主義」だろう。ものを決められない永田町に対し、政治家は「覚悟」を持って、次々と決めていくべきだという。
 そんな橋下氏の歯切れの良さが受けているのだ。
 確かに、永田町の停滞は目を覆うばかりだ。政権を担う民主党は、党内がまとまらずスピーディーな決定ができない。自民党は政権の足を引っ張るばかりで、思い切った妥協に踏み出せない。国家公務員の給与削減がようやくまとまったのは、決められない政治への批判を、与野党が意識したためだろう。
 もっとも、橋下氏が今の政治をガラリと変えられるかとなると、現実はそう甘くはない。まず、選挙で圧勝した大阪府・市で実績を重ねる。会の基本政策を練り上げ、総選挙の候補者をそろえる。多額の資金も必要だ。気の遠くなるような作業が控えている。新自由クラブ、日本新党、新進党……。一時的に国民の期待を集めながらも既成政党の壁に押しつぶされた新党は枚挙にいとまがない。「橋下ブームも、長くて2年だろう」(現職閣僚)という声も聞いた。橋下氏と既成政党との攻防は、始まったばかりだ。
 もう一つ、政治家たちが気にしているのが、欧米の格付け会社だ。欧州各国で次々と国債が格下げされ、経済危機が深刻になっている。日本でも消費増税の話し合いが進まず、国債が格下げされて長期金利が上昇したらどうするのか。その時、政治家は責任がとれるのか―与野党の議員は思い悩んでいるのだ。
 橋下氏と格付け会社。永田町の外から突きつけられる挑戦にどう応えるのか。決められない政治を終わらせ、決められる政治で成果を出すしかない。橋下旋風にたじろいでいる場合ではない。

以下「コラム」を検討してみる。

1.自民・民主の若手議員が考える「『覚悟』をもって次々と決めていくべき」「もの」とは、消費税増税とアメリカと経団連追随の「原発再稼動」「TPP参加」だろう。さらには「憲法改悪」ではないのか?

2.民主党の「党内がまとまらずスピーディーな決定ができない」のは、国民の要求が党内に反映しているからだ。ここが一番の核心だ。

3.だが、政局報道に明け暮れるマスコミは、この国民が主人公になるような視点は、いっさい黙殺なのだ。

4.自民党が「政権の足を引っ張る」のは政策的には民主党と同じスタンスだからだ。自民党が政権批判をするのは、もっと自民党化しろということに他ならない。このことは17日予算委員会で行われた石破茂・額賀福志郎防衛大臣の質問をみれば明瞭だ。

5.「橋下氏が今の政治をガラリと変えられるかとなると、現実はそう甘くはない」と言いながら、ハードルまで提示してやっている。橋下市長の思想調査問題や大阪不庁舎移転費問題などは、そっちのけだ。

6.「新自由クラブ、日本新党、新進党……。一時的に国民の期待を集めながらも既成政党の壁に押しつぶされた新党は枚挙にいとまがない」と「既成政党」に責任を負わせているが、事実は全く違う。「新」党の政策が「既成政党」と変わらず、化けの皮が剥がれたため、「既成政党」に戻ったのではないのか?このことはマスコミの責任回避と免罪を自ら暴露したのだ。

7.「橋下氏と既成政党との攻防は、始まったばかりだ」などと、歴史を偽るものの無反省ぶりが、ここでもハッキリした。橋下市長の「維新の会」の化けの皮も、歴史が示すように時間の問題だ。

8.「欧州各国」の「経済危機が深刻」というが、「消費増税の話し合いが進まず、国債が格下げされて長期金利が上昇したらどうするのか。その時、政治家は責任がとれるのか―与野党の議員は思い悩んでいるのだ」などと同情を装いながら、恫喝しているのだ。だが、世論調査をみれば、洪水か津波のようにたれながすウソ情報にもかかわらず、消費税反対の声は小さくならないではないか。

9.新自由主義政策を推進しようといることは、日本のギリシヤ化だ。

10.アメリカでさえ、軍事費を減らし、富裕層への増税を選択しつつあるのだ。国民を疲弊させる政権に未来があるはずはないことを覆い隠すマスコミが誰の側にたっているか、このコラムは、改めて証明したといえる。マスコミの自殺行為だな。


首相、安保政策見直し「大いに議論を」 衆院予算委2012年2月17日18時27分
http://www.asahi.com/politics/update/0217/TKY201202170368.html
 野田佳彦首相は17日の衆院予算委員会で、自民党の防衛相経験者らに安全保障政策の抜本的見直しを求められたのに対し、議論には前向きな姿勢を示した。
 自民党の石破茂元防衛相は、自衛隊発足間もない1955年に閣議決定された国防の基本方針が米国頼りの印象を受けるとして「全く改定されていないのは異様だ」と主張。首相は「閣議決定は私の誕生日とドンピシャだ。半世紀たっても見直しがなかったことは多分うかつだった。大いに議論すべきだ」と語った。
 自民党の額賀福志郎元防衛庁長官は、政府が憲法解釈で行使を認めない集団的自衛権について「日米同盟を強化する手段」として認めるよう促した。首相は「現時点で解釈を変えることは考えていないが、御党にも我が党にも問題提起をする方がいる。様々な議論があってしかるべきだ」と述べ、与野党で議論が進むことへの期待を示した。

危機煽りウソと脅しのマスゴミの軽んずべからず民の力を


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。