安倍政権免罪・応援メッセージ社説浮き彫り!
これでは政治の「浄化」はムリだな!
政治への信頼を失わせる問題に対して鈍感すぎると言わざるを得ない。
首相の任命責任も問われよう
その背景に「安倍1強」という「おごり」があるとすれば政権は危うい
首相のどんな責任が問われているか、全く不問!
こんな社説が安倍首相の身勝手を増幅させている!
安倍政権には痛くも痒くもなし!
甘利大臣が辞任/首相の責任も問われる
岩手日報/2016/1/29 10:05
http://www.iwate-np.co.jp/ronsetu/y2016/m01/r0129.htm
甘利明経済再生担当相が28日、金銭授受問題の責任をとって閣僚を辞任した。アベノミクスの司令塔であり、環太平洋連携協定(TPP)の交渉役という重要閣僚。新年度予算案の国会審議を前に、安倍内閣は重大な局面を迎えた。
甘利氏は疑惑の調査結果を公表するための会見で、千葉県内の建設会社から100万円の現金を受けたことを認めたが、都市再生機構(UR)とのトラブル解決の口利きという趣旨だとする週刊文春の報道は否定した。
しかし、秘書が収支報告書に記載しない寄付を建設会社から受け取っていたり、接待を受けるなど「道をはずれていた」ことの監督責任を取るとした。「政治家としてのけじめは閣僚というポストよりも重い」とも語った。
甘利氏はこの日の参院本会議で、あらためて「託された職務を全力で全うしていく」と決意を述べたばかり。
安倍晋三首相も前日の参院本会議で早々に「続投」を宣言していただけに政権へのダメージは計り知れない。首相の任命責任も問われよう。
安倍内閣は年明け早々から難題に直面した。新年度予算案審議の直前。実質審議入りが遅れれば、今後の政治日程にも響いてくる。予算案の後は、TPP関連法案が今国会の最大のテーマの一つとなる。甘利氏が秘密交渉の内容や交渉過程を熟知する立場だけに、審議に支障が出ることは必至だ。
首相は2月4日にニュージーランドで行われるTPPの署名式に甘利氏を出席させる予定だった。
週刊誌報道に追い詰められたという印象が強いが、甘利氏自身が述べた「国会審議の阻害要因」を取り除くには今がタイミングという判断があったのか。少なくとも参院選を前に、野党の攻勢を受けて辞める図式だけは招きたくなかったのだろう。
自ら「調査途上」「中間報告」と認めたように、この日の会見は国民を納得させるだけの内容ではなかった。本人の口利きは否定しても、秘書の疑惑は残ったままで説明責任は不十分。このまま閣僚を続けるのは不安という判断もあったのかもしれない。
禍根を残したのは、「政治とカネ」に対する首相の対応だ。甘利氏に対して「国民に対して説明責任を果たしてほしい」と述べたものの、乗り切れるという甘い見通しがあったのではないか。
安倍政権では過去にも大臣がこの種の問題で閣外に去った。政治への信頼を失わせる問題に対して鈍感すぎると言わざるを得ない。
その背景に「安倍1強」という「おごり」があるとすれば政権は危うい。(引用ここまで)