3.11にあたって、安倍首相は記者会見を行い、各党は声明や談話を発表しました。以下一覧しておきます。
その内容について、ポイントは、
1.東日本大震災の被災の事実をどのように受け止めているか。
2.被災地と被災民の立場にたって論じているかどうか。
(1)特に子どもの健康・教育問題として
(2)高齢者の健康、命の問題として
(3)被災民の雇用・労働・暮らしの問題として
(4)被災地の経済回復(生業)の問題として
(5)災害に強いまちづくり、津波対策の問題として
2.東日本大震災問題を全国民的立場、日本経済、日本国民の暮らしと防災の立場にたって論じているかどうか。
3.被災地の復興が遅れていると判断している被災地と被災民の声を受けて、その原因を解明しているかどうか。
4.原発被害の復興が遅れている原因を解明しているかどうか。
5.どうすれば、全国民的支援力を使って解決すると述べているかどうか。
6.原発問題の解決に向けて展望を語っているかそうか。
7.原発問題は、放射能汚染問題は国際的問題であることを位置づけているかどうか。
8.国民的議論を喚起して解決するという視点があるかどうか。
以上、政府と各党の問題意識をどのように踏まえ、どの政党に、明日の日本づくりを委任できるか、考えてみました。ご検討ください。本来であれば、各党の討論会が行われても可笑しくない問題です。しかし、そういう特集はなされませんでした。
復興の遅れを強調することと、その中でも頑張っている被災者のことを取上げて教訓を引き出していこうとするようなもので、それなりに政治の無策・無力が浮き彫りになってはいましたが、どのように解決するか、各地の取り組みの交流と政治力の向上について、マスコミは無視をしました。これは大変問題です。「風化」「風評」をマスコミ自身がつくりだしていると言われても仕方のないことです。
対中朝「脅威」を口実に、集団的自衛権行使に熱心な安倍首相派、ウクライナ問題に独自外交が出来ない安倍自公政権、東日本大震災の復興に熱心でない安倍政権、原発再稼動に熱心な安倍政権、迫り来る震災関連死、放射能汚染、生業の成り立たない避難生活などなど、被災者の「恐怖」に対してまともに対応していないといわざるを得ないのです。それは関連死者数の多さ、住居問題などなど、国内にこれだけの「脅威」が存在しているのに、対応が全くできていないのす。もはや政権そのものが、国内の「脅威」に対する「抑止力」として、憲法を活かした生活への援助ができていないのです。
国民にとって、もはや桎梏、ブレーキ・カベとなっている安倍自公政権!どうやって国民の命と安全を守り、生甲斐をもって生きていったいただけるか、ここに現在の社会問題の解決課題が見えてきます。安倍政権に替わる政権づくりが何としても必要でしょう。
そういう視点でみると、各党の談話のなかでも、共産党の志位委員長の文書が一番現実を指摘し、その上に立った対策を述べていると思います。
しかし、この声明を本当に活かしていくためには、「力」が必要であることは自明の理です。ここで強調しておきたいことは、共産党が国民の苦難と苦悩を本当に解決する気があるのかどうかです。このことは一刻の猶予もないということです。被災地と被災者は日々死との恐怖と隣り合わせで、しかも暮らしが成り立たないことへの不安と苛立ちなどにさいなまれながら、日々生活をおくっているのです。共産党の出番です!偽りの世論調査でも、民主党に次ぐ支持率を維持しているのは、全国各地で奮闘している共産党があるからです。しかし、それだけで良いのでしょうか。
繰り返します。そうした国民の状況に手を差し伸べないのが、安倍政権です。そういう意味で、現在の安倍政権は、桎梏・ブレーキということです。しかも国民と相反する暴走内閣であることはいうまでもありません。では、その国民の苦難に手を差し伸べない、暴走内閣をストップさせ、国民の苦難の軽減に役立つためには、何が必要か、です。国民に勇気と希望、展望を抱いていただき、その展望を一緒になって実現していくのも政党の役割ではないでしょうか。そこにこそ、新しい日本づくりの「力」、エネルギーがあると思うのです。しかし、それは自然発生的にはつくりだせません!
以上を踏まえると、一刻も早く安倍政権に替わる政権構想案を打ち出すことではないでしょうか。安倍政権のままで、「提案」を実現していくというのか、安倍政権に替わる、たらい回しの政権に委ねるのか、それとも、安倍政権に替わる救国暫定国民連合政権に委ねるのか、そこにかかっているのではないでしょうか。志位委員長の声明では、そうした展望は語られていません!
今のスタンスでいけば、自民党安倍政権に替わる政権、或いは自民党型政権に替わる政権は、次の総選挙、次の参議院選挙まで待たなければなりません。その間には、安倍政権は継続するのです。無策と暴走が続くということです。勿論たたかいがありますので、単純には言えないでしょう。しかし、この間のたたかいのなかで、そのなかでも、どれだけの問尊い命が失われたか、です。しかも、その二つの選挙で、以上述べてきたような政権ができるでしょうか。今のままでは政権構想すら出さないのです。ここに最大のポイントがあります。
それでは不満の満ちている、要求が切実な国民のエネルギーを引き出していくことはできないでしょう。国民は、問題があったとは言え、民主党政権を、選挙によって誕生させたのです。そういう政治的経験を更に発展させていくための手法が、今こそ求められていると思います。それは東日本大震災、原発被害を経験した国民に対する責任でもあるのです。東日本大震災の前と後では、その価値観は天と地との違いがあるように違っているのです。発想を変えるべきです。政治的マンネリでは、国民は救えないのです!各党の声明を観ていて、そのことを強く感じました!
それでは、どのように表明したか、ご覧ください。
平成26年3月10日 安倍総理は記者会見を行いました
平成26年3月11日 安倍総理は東日本大震災三周年追悼式で式辞を述べました
自由民主党 2014年03月11日 【党声明・談話】東日本大震災、大津波、原発事故から3年を迎えて 党声明
民主党 東日本大震災から3周年「復興に全力で取り組んでいく」 記者会見で松原国対委員長 2014年03月11日
「次の内閣」閣議で復興に向けしっかり対応していくことを確認 2014年03月11日http://www.dpj.or.jp/article/104062/%E3%80%8C%E6%AC%A1%E3%81%AE%E5%86%85%E9%96%A3%E3%80%8D%E9%96%A3%E8%AD%B0%E3%81%A7%E5%BE%A9%E8%88%88%E3%81%AB%E5%90%91%E3%81%91%E3%81%97%E3%81%A3%E3%81%8B%E3%82%8A%E5%AF%BE%E5%BF%9C%E3%81%97%E3%81%A6%E3%81%84%E3%81%8F%E3%81%93%E3%81%A8%E3%82%92%E7%A2%BA%E8%AA%8D
日本維新の会 2014.03.11 党本部 NEW 東日本大震災から3年を迎えるにあたって
みんなの党 2014/03/11 東日本大震災から3年にあたってのみんなの党代表談話
結いの党 2014年3月11日 東日本大震災について 結いの党・江田代表談話
生活の党 2014年3月11日 東日本大震災から3年を迎えて 小沢一郎代表 談話
社民党2014.03.11 東日本大震災および東電福島第一原発事故から3年を迎えて(声明)
新党改革 平成26年3月10日 【談話】3.11を迎えるにあたって
共産党 東日本大震災、福島原発事故から3年を迎えるにあたって/2014年3月11日 日本共産党幹部会委員長 志位和夫
衆議院議長の発言が波紋を呼んでいますので掲載しておきます。
"首相周辺から不快感"との報道も…伊吹文明衆議院議長の「追悼の辞」全文2014年03月11日 23:44
【3.11】伊吹文明·衆議院議長「脱原発に舵を切った」 Facebookでも明言 2014年03月12日 13時34分 JST
また以下の発言は、現在の政治を象徴していました。ご覧ください。
スポーツ報知 2014年03月12日08時05分 【3・11から3年】進次郎氏、怒った「復興進んだなんて言えない」http://news.livedoor.com/article/detail/8622194/
2014年03月12日10時26分自民党で「安倍おろし」始まりか
政党 政治家の欺瞞
せめて 地方選挙で実行する事
本当 最近の共産党執行部は迫力が無い 絵空事か 筆者さんの言ってる通り ただでも 特定秘密法 憲法改悪 集団的自衛権で 党存亡の危機に立たされているのに 貴奴等は実施され 丸裸になっても 何も感じないのか 落ちた物だ その癖 下らないプライドは人一倍強いくせに もっと危機意識を持たなくては 高度経済成長期ベトナム戦争時代 何故共産党が躍進したか 強かったか 思い出してもらいたい