一日の終わり、素敵なことも書きたい。帝劇で『エリザベート』始まりましたが、複雑な気持ちだし、日比谷から離れてしまったので、あれほど熱狂した舞台も今はすっかり遠くのことになりました。郷里から少し離れた所でも舞台がないわけでもないですが、観劇に行くとチラシをみてまた舞台が観たくなるというほどのことはなく、今はライブビューイングもある宝塚オンリーになっています。都心にいれば横浜アリーナは近かったですが、宝塚大劇場は遠かった。25日夜のみりおさんの横浜アリーナ公演、チケットほしいのにとれていない方、譲りますよ、ってSNSでもないのに書いても無理か。
『鎌足』、這いつくばって生きる紅ゆずるさんの鎌足は、希望がみえない涸れた心に、生きているのも悪くないよって、人間も悪くないよって思わせてくれるの。かっこ悪くてどうしようもない姿を美しく説得力をもって魅せてくれるの、紅さんだけ。『霧深きエルベのほとり』を経た星組トップコンビは最強。妃咲愛里さんの与志古が鎌足を信じ続ける姿が素敵でした。いわさきちひろさんのエッセイに「おじいさんのすることにまちがいはない」というものがあることを思い出しました。おじいさんがなにをしてもまちがいはないとおばさんがいうアンデルセンの童話のことを書いたものだったと思います。最後にすべて与志古が肯定してくれた鎌足の人生に間違いはなかったというエンディング。晩年の二人が寄り添う姿に胸があつくなりました。
有沙瞳さんの皇極天皇も、表情といい、声色といい、ほんとに母であり女であり、凄まじかった。鎌足に矢を放たれた入鹿に、子を守るため背を向けなければならない姿が印象的でした。入鹿を討った鎌足を恨み、鎌足の大切な与志古を奪うよう中大兄皇子に讒言するときの冷酷な表情もまた色々な感情が交錯して滲みでていました。キャスティングを知った時は正直違和感ありましたが、この人でなければならなかったと納得しました。『エルベ』でシュザンヌを演じていた人とは思えない。役の幅が広がってきています。台湾公演ではロケットでセンターをつとめて可愛いが際立っていたし、エストレージャスの七海ひろきさんとのデュエットでは、七海さんがちゃんと引き立つよう実に上手く声をあわせているの、華があるうえになんでもできる貴重な娘役さん、次回は息子役だった瀬央ゆりあさんの相手役。瞳ちゃん、ひとみちゃんがいっぱいで可愛いが渋滞の星組。今後も活躍の場が広がっていきますように・・・。
舞台写真は全てツィーターから拾いました。みているだけで幸せな気持ちになれます。
『鎌足』、這いつくばって生きる紅ゆずるさんの鎌足は、希望がみえない涸れた心に、生きているのも悪くないよって、人間も悪くないよって思わせてくれるの。かっこ悪くてどうしようもない姿を美しく説得力をもって魅せてくれるの、紅さんだけ。『霧深きエルベのほとり』を経た星組トップコンビは最強。妃咲愛里さんの与志古が鎌足を信じ続ける姿が素敵でした。いわさきちひろさんのエッセイに「おじいさんのすることにまちがいはない」というものがあることを思い出しました。おじいさんがなにをしてもまちがいはないとおばさんがいうアンデルセンの童話のことを書いたものだったと思います。最後にすべて与志古が肯定してくれた鎌足の人生に間違いはなかったというエンディング。晩年の二人が寄り添う姿に胸があつくなりました。
有沙瞳さんの皇極天皇も、表情といい、声色といい、ほんとに母であり女であり、凄まじかった。鎌足に矢を放たれた入鹿に、子を守るため背を向けなければならない姿が印象的でした。入鹿を討った鎌足を恨み、鎌足の大切な与志古を奪うよう中大兄皇子に讒言するときの冷酷な表情もまた色々な感情が交錯して滲みでていました。キャスティングを知った時は正直違和感ありましたが、この人でなければならなかったと納得しました。『エルベ』でシュザンヌを演じていた人とは思えない。役の幅が広がってきています。台湾公演ではロケットでセンターをつとめて可愛いが際立っていたし、エストレージャスの七海ひろきさんとのデュエットでは、七海さんがちゃんと引き立つよう実に上手く声をあわせているの、華があるうえになんでもできる貴重な娘役さん、次回は息子役だった瀬央ゆりあさんの相手役。瞳ちゃん、ひとみちゃんがいっぱいで可愛いが渋滞の星組。今後も活躍の場が広がっていきますように・・・。
舞台写真は全てツィーターから拾いました。みているだけで幸せな気持ちになれます。