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たんぽぽの心の旅のアルバム

旅日記・観劇日記・美術館めぐり・日々の想いなどを綴るブログでしたが、最近の投稿は長引くコロナ騒動からの気づきが中心です。

永遠のプリンス

2022年07月19日 20時52分17秒 | ミュージカル・舞台・映画
行列のできる相談所
井上芳雄率いるミュージカルスペシャル!
https://tver.jp/episodes/ep9a3xs3rm

 テレビを持っていないので見逃し配信で視聴した「行列のできる相談所井上芳雄率いるミュージカルスペシャル!」、がっつりまるごとミュージカルでスペシャル過ぎて胸がいっぱいになりました。配信終了まで何度もみたいと思います。来年の春までストレートプレイとミュージカルへの出演が発表されている井上芳雄さん、一週間に二本のラジオ番組レギュラーに、4月からはテレビ番組にレギュラー出演、ミュージカルの素晴らしさを広く知ってもらいたいとこれまでもバラエティー番組にも積極的に出演してきています。芳雄さんがレギュラーになると「行列のできる相談所」でミュージカルコンサートのような顔合わせが叶ってしまうのですね。市村正親さん、浦井健治さん、昆夏美ちゃん、ソニンさん、斎藤司さん、ミュージカルファンにはたまりません。歌われた曲のことは思いがあふれすぎて今ここでは書き切れないのでまたあらためますが、『ルドルフ・ザ・ラスト・キス』、もう一回無理かな、引き継がれていってほしいと思いました。

『ガイズ&ドールズ』で芳雄さんのすごさを再認識したと同時に、芳雄さんとあっきー(中川晃教さん)を日本のミュージカルへと引き入れた小池修一郎先生の慧眼は偉大だとあらためて思いました。

 2000年東宝初演『エリザベート』の芳雄さん、初々しい。いっちゃん(一路真輝さん)、いつの間にこんなカッコイイ息子を?と思ったものです。背高くてお顔小さくて足長くてほんとうにかっこよかった、経験を重ねてナイスガイ。2020年夏の帝劇コンでの司会をしていた芳雄さんといっちゃんのトーク、親子親子って言っているけれど実年齢はそこまで違わない、こんなになってしまって育て方を間違えたのかしら、って。わたしはみていませんが、芳雄さんといっちゃん、その後『アンナ・カレーニナ』では恋人役もやっています。

(公演プログラムより、プロフィール紹介)

「エリザベートと皇帝フランツ・ヨーゼフの間に生まれた不運な皇太子ルドルフ役で登場するニュー・スター。1979年生まれ、20歳の清廉な若者である。現在、東京芸術大学声楽科に在学中で、本舞台には応募者1000人のオーディションの中から選ばれた。そのきっかけは、昨年、芸大で特別講師を務めた、本舞台の演出家、小池修一郎のミュージカル講義を受けたこと。「小学生のころからミュージカルに出るのが夢で、地元の福岡では中学から、ダンスと歌のレッスンに通っていました。そのことを小池先生にお話したら、ぜひ、オーディションを受けてみたらと・・・。」その結果が、審査員の圧倒的支持を受けて、見事合格、今回の初舞台に繋がった。

 実は、夢の実現に向けて、この冬、オランダで上演されている『エリザベート』を見に行った。死の帝王トートとデュエットするナンバー「闇が広がる」の現地キャストの歌唱力に感動したという。プレッシャーは感じるが、本舞台では、「全力で頑張ります」と、新鮮な決意を述べる。その祭、ウィーンにも寄って、ルドルフのことを調べてきたそうだ。「資料や話から推測すると、ルドルフはすごく頭がいい人だったとか、愛に飢えていたのは本当だったとか・・・いろいろなことが確認できました。そんなルドルフの気持ちの一端でもお伝えできれば。」180センチの長身とソフトで甘いマスク、期待感一杯の新人。福岡県出身。」





2020年9月23日、帝国劇場『僕らこそミュージック』-ライブ配信
https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/a38b1f91c197e3a8b602773d3f9b4827

2002年初演『モーツァルト』のキャスティング裏話。
小池先生、芳雄さんがヴォルフガングを卒業した2014年の公演のカーテンコールに登場したとき、最初芳雄さんのヴォルフガングにこれではだめだろうと思ったと話しているし、芳雄さん自身も当時の自分にはハードルが高すぎたとプログラムの中で話しています。

 初演時二人を主演として使ったことは革新的だったという話。山口祐一郎さんのコロレド大司教、市村正親さんのレオポルド、松たかこさんのコンスタンチェ、この三人でお客さんを呼べるところに二人がのっかった、客席は埋まるという確約があったからできた。あっきーは18歳、高校を卒業したばかりでミュージカル一作目、芳雄さんはまだ芸大生で2000年にルドルフデビューして二作目、21歳。当初シングルキャストですでに名のある人が決まっていたけれど出られなくなったのでルドルフデビューした芳雄さんをキャスティング。でもシングルで長い時間舞台で歌い続けるのはきびしいのでもう一人さがした。色々リストアップしオーディションをした。すでに実績があり、小池先生が打診して決まりかけたけどオーディションの前日にこんな難しい歌は歌えないと断ってきた人がいたとか。歌が難しいのでなかなか決まらなかった、のちにあっきーに決まったところだけ黒塗りのままでどうするんですかと東宝スタッフに詰め寄られた小池先生、あっきー、もともとはミュージシャン、ALFEEファンだったわたしはニューミュージックということばがあった頃の雑誌に写真が載っていたことをおぼえていますが、あっきーのことを耳にした小池先生、ピンク色の公衆電話に10円玉を入れて当時上野の御徒町にあったあっきーのファンクラブに電話して代表の方につなげてもらったことを今もよくおぼえていると。二人で大丈夫なのかと心配する声もあったのは事実。冒険的なキャスティングをして心配なときは、これでいけると思うしかないと。2002年初演『モーツァルト』、二人にとって主演はぎりぎりでつかんだタナボタ、将来レオポルドとコロレド大司教はありだと。二人で歌った「僕こそミュージック」「影から逃れて」、聴き入りました。


博多座で公演が始まった『ガイズ&ドールズ』、無事に千穐楽まで公演できますように、

帝国劇場で舞台稽古が始まった『ミス・サイゴン』、無事にプレビュー初日が迎えられますように。




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