たんぽぽの心の旅のアルバム

旅日記・観劇日記・美術館めぐり・日々の想いなどを綴るブログでしたが、最近の投稿は長引くコロナ騒動からの気づきが中心です。

2003年星組『バビロンー浮遊する摩天楼-』-オンデマンド配信で視聴

2020年12月14日 11時19分16秒 | 宝塚
なつかしの星組『ガラスの風景』『バビロン』
https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/6ff99338a2a8548803a5590b1d451d9a

2003年星組『バビロン』-オンデマンド配信されました
https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/731d6b7a6a22119d722d284406b556a2

作・演出;荻田浩一

 タータン(香寿たつきさん)と渚あきちゃん、雪組時代に『この恋は雲の涯まで』の新人公演で組んだこともあるお似合いのコンビ、今みると『バビロン』大人っぽいショーでしたね。わたしが宝塚を離れていた間に退団された専科の未沙のえるさん、矢代鴻さん、鈴鹿照さんも出演されていた豪華なキャスト陣。雪組初演『エリザベート』のキャストだった夢輝のあさん、毬丘智美さんも星組に異動していたのか。同時退団されたのかな、歌うま秋園美緒さんも同時退団。時を経て東宝『エリザベート』のゾフィー、リヒテンシュタイン伯爵夫人として共演したのはなんとも感慨深い。のちに花組トップスターとなった真飛聖さんが極楽蝶に扮している場面もあって華やか、背の高さは目を引きますね。まだ若手だった柚希礼音さんがバレエで鍛えあげられたダンス力で随所で活躍、ロケットでも目をひきます。

 タータンがスーツにロングコートを羽織ったまま踊っているのがこの場面、振付もなかなかに素敵。雪組の笙乃茅桜さんが「タカラヅカのミカタ」で大好きとかたっている場面。タータンの歌うまとダンス力が終始光るショーの中でひときわ印象的な場面。下手で跳びはねるように踊っている二羽の鳩のうちどちらかが柚希礼音さんと思われる、すごいと。黒い鳩の安蘭けいさん、白い鳩の朝澄けいさんも素敵です。

(2003年東京公演プログラムより)

第三景 空中庭国Ⅱ(浮遊する摩天楼)
音 楽 斉 藤 恒 芳
振 付 川 崎 悦 子

廃墟のような近代都市。無数の鳩が群れて集い、踊る。一人の男Sが無機質な鳩
の群れの中にさ迷い歩く。男Sは鳩の中に、死にかけた二羽の白い鳩を見つける。男
Sは我知らず白い鳩を追う。その光景を静かに見守る黒い鳩が歌う。都会の鎮魂歌。

 フィナーレで渚あきちゃんがエトワールをつとめタータンが大羽根せおっておりてくるまで歌っているのが今では考えられない演出かなあと。美しい歌声。羽根が今よりも小ぶりですね。

明日でオンデマンド配信が終了する星組『オスカルとアンドレ』も視聴しました。タータンアンドレ、退団後のヴァルトシュテッテン伯爵夫人をみていてもこの男役のタータンも今でも好きです。持ち前のダンス力と歌の上に杜けあきさん率いる芝居の雪組、日本物の雪組で鍛えられた芝居力、素敵です。タータンアンドレが歌う「君は心の白薔薇~♪」、やっと聴けました。もう少し書きたいことありますが今はこれぐらいで。
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