たんぽぽの心の旅のアルバム

旅日記・観劇日記・美術館めぐり・日々の想いなどを綴るブログでしたが、最近の投稿は長引くコロナ騒動からの気づきが中心です。

宝塚ホテル

2021年01月02日 22時03分02秒 | 宝塚
 昨年6月にオープンした宝塚ホテル。歴史とモダンを感じさせる創りでした。今回はあわただしい日帰り。いつか、この世にいる間にゆっくり泊まりたいと心の底から思いました。内装をみるだけでも価値はありますが。

   

 





宙組『アナスタシア』大劇場公演の舞台写真がさっそく展示されていました。

























花組『雪花抄』の明日海りおさんと花乃まりあちゃんの衣装が展示されていました。



宝塚の歴史も。







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ショーで使われた帽子なども展示されていました。
支配人の憧花ゆりのさんからのメッセージ。







 こんな時でも新幹線は走っています。ありがたいことです。走れば走るほど赤字ではないかと心配ですが必要な人がいるし、走らなければほんとになにもかもとまってしまいます。毎日の通勤電車は感染しなくて新幹線は感染するということはないのです。まめなうがいと手洗いでなんとか無事に往復。確実に老いが押しよせてきていると感じるこの頃。短期記憶が弱くなりました。業務による脳みそしびれすぎと眠剤中毒と疲労もあるのでしょうが認知症ではなく年齢相応の衰えかなと。老いるとはまた未知の世界。明日ではないかもしれませんが、いつ行けなくなる時がくるかわかりません。だから行ける時に行きたいと思ったところへ、条件が許すなら行っておかないとこの世を旅立つ時後悔することになりそうです。できるだけそうはなりたくないので不安神経症に打ちかって新幹線に乗りました。
(これで今離職することはほんとにできなくなりましたけどね・・・)

 宝塚大劇場広いですね、そしてお城。この世にいる間にまた訪れることができますようにと祈りながらしばしのお別れをしてきました。色々考え始めたら不安しかなくわたしなんか終わり。だから考えない。

 とにもかくにも雪組トップコンビの大劇場卒業公演を見届けてきました。これは退団公演なのだと感じさせるところが随所にありました。

 望海風斗さん、最後の燕尾服はキラキラなしのシンプル、生地がすっごくいいものなんだろうなとオペラグラスごしに素人ながらに思いました。デュエットダンスは白地にキラキラで雪のようでした。大きな動きはなかったと思いますが、手を携えて月日を過ごしてきた二人の満たされた空気があふれていて、すっごく幸せそうで素敵でした。

 無事に2月8日の大劇場卒業の日を迎えられることを、ただただ祈るばかりです。



2019年宙組『追憶のバルセロナ』-ナウオンステージより(3)

2021年01月02日 08時14分27秒 | 宝塚
宙組『追憶のバルセロナ』-ナウオンステージより(2)
https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/e133148a4feb4473477c5460321f5cc5

オンデマンド配信の視聴期限が終わる前に、まかキキの仲良しっぷりが楽しいところを最後にもう少し文字起こし。真風さん大好きなキキちゃんと嬉しそうな真風さんと二人を見守るまどかちゃんの図。もうみることができない安定のトライアングル(敬称略)。

-司会の華陽子ちゃん、歌もそれぞれとっても素敵ですが-

真風:普段のミュージカルよりも芝居にそった感覚の歌が多いのかな。カーニバルの場面も歌も
   あるので、比較的にぎやかなナンバーもあるし、宝塚をみたっていう感覚になってもらえ
   るようになっていると思う。
   ロマのうた、テーマソングのように永遠に歌い続けて歌い分けとかもね
   (とずんちゃんに)。

桜木:うなづく。

真風:新曲もあるし(とキキちゃんに)

芹香:そうそう、アントニオの歌とか。すごく「わが友よわが友よ」と連発してフランシスコ様
   のことばっかり考えながら。

真風:夢中?

芹香:そう夢中なの、今から会いにいくのに。

真風:落ち着いて落ち着いて!会いに行くから、行くから。

芹香:道すがらずっとフランシスコのことを思っている。

真風:大好き!

芹香:そう歌もすごく芝居寄り、曲にポンとのれば歌えるみたいな歌じゃなくて、すごく芝居
   よりだから、バックボーンみたいなのがしっかり密に考えられていないといい曲である
   がゆえにそれだけになってしまって、メロディーとか歌への流れだけになってしまって
   歌詞だったり彼が今思っていることだったりが伝わらないなと、歌うまでのバックボーン
   をしっかり考えないと伝わらない、むずかしいなと思う。

星風;フランシスコと二曲デュエット、お芝居よりだからこそ全く違うテイストで心情もそうで
   すし、ちゃんと表現できて曲と踊りと歌詞と心情とちゃんとのっていけるようにと思って
   日々やっている。


 文字で伝えることはむずかしいですがまかキキ、すごく笑いあっていて、お互いに楽しくて仕方ないといった様子でした。こんなにふざけあっている感じなのに、同じ思いから戦争を経てすれ違い、また最後に同じ思いで互いを尊重しあう二人の、互いの思いをまっすぐにぶつけあう場面の、言葉をとおした魂のぶつかり合いの場面はハイライト。その直前の、今回新しく書き下ろされたという歌、キキちゃんの声がすごく耳に残ります。『アナスタシア』のグレブへとつながっていく、心の葛藤を描いた歌が物語のように聴こえました。役柄として面白い組長のすっしーさん(寿つかささん)のエピソードも楽しかったですが書き留め切れませんでした。キキちゃんが、役柄としてあいつのせいで泣く場面なのに泣けなくなるって話していて、この作品のすっしーさんの話、年末特番でも披露されているのでそっちを書き留められるといいかな。

 オンデマンド配信された2009年月組『ラスト・プレイ』新人公演のステージピックアップ、わたしが観劇から離れていた頃の作品で、調べてみると正塚晴彦先生の作品だということに納得。瀬奈じゅんさんの退団作品で明日海りおさん最後の新人公演主役で、珠城りょうさんが二番手の役、ヒロインは蘭乃はなちゃん。この三人が下級生時代を月組で一緒に過ごしたこと、この時たまきちはまだ入団二年目だったということに驚きと感動しかありません。

 正塚作品のまっすぐな人間の生き様、いっちゃん(一路真輝さん)がサヨナラショーで大切にうたった『二人だけの戦場』、日本青年館で観た記憶がありますが今の自分なら何を感じるでしょうあ、今の自分でもう一度観たいものです。

 2021年もこんな調子で観劇録、文字起こしなど続いていくかな、続けていければ幸い、1年ほど前の下書きのままの記事や書きたいと思いながらまだ書けていないこともあるのですがまたいずれ。

 ささやかなブログへの訪問、ありがとうございます。