エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

現世考: 荒井由実さん「中央フリーウェイ」と 搾取

2016-12-19 16:48:17 | 間奏曲

 

 

 

 

 

 
京セラ・フィロソフィ
   光は微笑み  やり取りがあって初めて、子どもは、はじめて、オートノミー自律と意思を育むことができます。 p232の20行目途中から。  .........
 

 

 荒井由実さんの「中央フリーウェイ」。私も国立市民なので、府中競馬場やビール工場(サントリー工場)は身近な感じがしますし、「都会的に洗練された感じ」もして、むかしから好きな歌でした。「都会的に洗練された」、というのは、やっぱり「野暮ったい」の谷保(やぼ)育ちで、あか抜けないからかもしれません。

 それで、子どもの頃は、英語で「高速道路」を「フリーウェイ」というのだと思ってたんですね。「スピードを出していい」=「フリー」と何となく考えていたからかもしれません。でも、アメリカに行って、ミネアポリスからシカゴまで、本物の「フリーウェイ」をかっ飛ばした時に、「フリーウェイ」は「無料高速道路」のことだと、「悟り」を得たわけです。ただ=「無料」だから、「フリー」なんです。ミネアポリスからシカゴへ行く際に支払ったのは、シカゴの手前の橋の通行料25セント=30円だけ… 日本だったら、9時間かかりましたから、15000円か20000円は取られるはずでしょう。

 なぜなのかしら。アメリカではただ、フリーなのに、日本では、何万円も支払うのか?

 結論から言えば、私どもは、高速道路、首都高や中央道などを通るたびに、搾取されているんです。

 日本の高速道路は、かつては、「日本道路公団」、いまは、それが民営化した、西日本高速道路株式会社、東日本高速道路株式会社、中日本高速道路株式会社が、経営しています。そこには、建設省や運輸省などの役人が「天下り」しています。それも天下りポストの役員クラスですと、月給100万円以上の高級を貰っている訳ですね。(http://www.jcp.or.jp/akahata/aik12/2012-12-17/2012121701_04_1.html)要するに、高速道路代として払っているお金が、天下りのお役人のポッポに入っているんです。

 

 私どもは、日本の民主化のために、このようなアンシャンレジーム(旧体制)と同じ穴の狢である、アベ・詐欺師ちゃんと悪魔の仲間たちを、打破しなくっちゃね。

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インターメッツォ: エリクソンのライフサイクル心理学の神髄 : ≪私≫という感じ・感性の土台

2016-12-19 08:44:01 | エリクソンの発達臨床心理

 

 

 
神の冒涜 改善版
   財政学者・神野直彦教授に聞く 社会連帯  日本の財政赤字、いまや1,000兆を超えたと言います。国民一人に換算すると、あなたも私も1人800万円の......
 


 今朝のエリクソンは、Toys and reasons から、P.90です。

 

 

 

 

 

 

 

 圧倒的な悦びと畏敬の念のおかげで、私どもは、離れていても、絆がある」と感じると同時に「違っていても、値打ち者」と感じることができます。これが、≪私≫という感じ、自分の感性の正真正銘の土台になります

 

 

 

 

 

 ここが、エリクソンのライフサイクルの心理学で、最も大事な指摘です。

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症状が、その人なりの課題解決法である という「味方になる見方」

2016-12-19 07:11:54 | ヴァン・デ・コーク教授の「トラウマからの

 

 

 
穏やかに、しかも、ハッキリと、NOと言えるまで
   光は微笑み  やり取りがあって初めて、子どもは、はじめて、オートノミー自律と意思を育むことができます。 p232の20行目途中から。  .........
 

  発達トラウマ障害(DTD)=愛着障害の子ども。ヴァン・デ・コーク教授の  The body keeps the score : brain, mind, body in the healing of trauma 『虐待されたら、意識できなくても、身体は覚えてますよ : 脳と心と身体がトラウマを治療する時どうなるか?』p.149、ブランクから。

 

 

 

 

 

いろんな問題が現実に解決する時

 

 フェリッチがその女性を最初に治療してから12年後に、劇的に体重が増減したので、その原因を探ることになった女性とまた会いました。その女性が言うには、自分は何度も肥満症を解消する手術を受けたけど、43kg減量した後、自殺しようとしたってことでした。5回も精神病院に入院し、自殺企図を失くすために3回も電気ショック療法も受けたようです。フェリッチが指摘してるように、肥満は、大きな健康問題だと考えられますが、同時に多くのことを解決する、彼女なりの方法でもあったのかもしれませんよね。その意味するところを考えてみてください。もし、あなたが、他の人の課題解決法を、間違って奪ったら、その人の治療はできないだけではなくて、依存症回復プログラムにありがちなことですが、他にいろんな問題も生じるかもしれませんね。

 

 

 

 

 

 モグラたたきでは、問題は解決しませんね。

 問題があると見なされる症状が、当人にとっては、大事な課題解決法なんだ、というような「味方になる見方」がとても臨床的に大事です。


 

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聖書の言葉: 福音の実際 : ウソとゴマカシのない生活の悦び

2016-12-19 05:54:58 | 聖書の言葉から

 

 

 
穏やかに、しかも、ハッキリと、NOと言えるまで
   光は微笑み  やり取りがあって初めて、子どもは、はじめて、オートノミー自律と意思を育むことができます。 p232の20行目途中から。  .........
 

 

 けさも本田哲郎神父様『釜ヶ崎と福音』から。p.43から。

 

 

 

 

 

 福音を、「喜びの知らせ」というように漠然ととらえるよりも、貧しく小さくされている人たちを通して神が働かれることを信じて、その人たちの痛み、苦しみ、さびしさ、悔しさ、怒りを共感しながら、その人たちと連帯する。…

 聖書に、「福音を述べ伝える」ということばがよく出ます。多くは「ケーリュッゾー」というギリシア語です。これは普通「宣べ伝える」とか[告げ知らせる」と訳していますが、正しくは「身をもって告げ知らせる」です。いま、わたしは福音についてベラベラしゃべっている。これなど決して御ことばを伝えていることにはならない。…大事なのは「身をもって告げ知らせる」ことです。それは、受肉していなければできない。受肉してはじめて説得力のある「ことば」になり、実質的なコミュニケーションを可能にします。…生きざまをもって語る、「身をもって告げる」ことができてはじめて、福音を、御ことばを告げ知らせることになるのです。

 

 

 

 

 

 言葉を示すヘブライ語は「ダーバール」。でも、ダーバールは「ことば」であると同時に「出来事」でもある。いつでも、ことばは、「出来事になることば」、「受肉したことば」、「現実になることば」です。日常的なことばで、申し上げれば、「言ってること」と「やってること」が一致していることです。

 福音は、ウソのない生活の悦び、ということになります。

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