エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

現世考: なぜ、保育士・介護士・心理士は安月給なのか?

2016-12-20 07:46:17 | 間奏曲

 

 

 
facebookでの、痛々しい顔見せから解放されるためには…?
   最も愚かしい母親、増殖中  蟻地獄のように、子どものエキスを吸い取る母親。一見「教育」熱心に見える場合もあります。一見「優しそう」に見える場合もあ......
 

 「保育士の給料は全国平均で年収323.3万円(平均年齢35.0歳)と、全産業平均の489.2万円(同42.3歳)」に比べて150万、月々の給料が、平均に比べて、10万円安い(http://toyokeizai.net/articles/-/116519)。介護士の全国平均給与は、378万円(http://heikinnenshu.jp/fukushi/kaigoshi.html)。月々の給与が、平均に比べて、7~8万円は安い。心理士は、「臨床心理士の年収の平均は、平均340万円」(http://heikinnenshu.jp/iryou/rinshoshinri.html)。短大や専門学校出身も多い、保育士・介護士に比べても修士課程、大学院でを考えると、心理士が一番安月給だと言えますね。

 保育士・介護士・心理士はなぜ安月給なんでしょうか?http://heikinnenshu.jp/fukushi/kaigoshi.html

 

 それは、保育士・介護士・心理士は「女の仕事」と見なされているからです。

 「女の仕事」はただ働きで良い、安月給で良い

という訳です。

 ここにも、女性を搾取する構造がありますね。

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デブの効用

2016-12-20 07:22:28 | ヴァン・デ・コーク教授の「トラウマからの

 

 

 
タッチが初版
   根拠のない自信  ≪根拠のない自信≫。根拠のないことって、ふつう嫌われたり、避けられたりするものじゃぁないですか? 根拠がないことは、不合理で、信......
 

  発達トラウマ障害(DTD)=愛着障害の子ども。ヴァン・デ・コーク教授の  The body keeps the score : brain, mind, body in the healing of trauma 『虐待されたら、意識できなくても、身体は覚えてますよ : 脳と心と身体がトラウマを治療する時どうなるか?』p.149、ブランクあとの第二パラグラフから。

 

 

 

 

 

 

 レイプされたことがある女性が一人、フェリッチにこんな話をしたことがありました、「太りすぎは大目に見ています。それが私にとって必要なことだからです」と。デブですと男も守ってくれる場合がありますよ。フェリッチが思い出すのは、肥満防止プログラムに参加してた州刑務所の2人の看守でした。2人は減った体重がすぐに戻ったのは、独房では、身体が大きい方がはるかに安全だ、と思ったからでした。別の男性の患者さんがデブになったのも、両親が離婚後、暴力は振るうは、アルコール依存症であるは、の爺さんの家に引っ越した後のことでした。彼はこんな説明をしていましたね、「僕が食べたのは、お腹がペコペコだったからじゃぁないですからね。食べることが安全地帯だったんですね。幼稚園からの帰り道、私はずっと、ひっぱたかれていたんです。太ったら、それからは、ひっぱたかれなくなりました。」と。

 

 

 

 

 

 デブだと、暴力を受けにくいらしいですね。確かに虐めるとしたら、弱そうなチビとヤセ、かもしれませんね。

 

 

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インターメッツォ: 宮沢賢治の信頼 透明な力

2016-12-20 06:34:00 | 間奏曲

 

 

 
「僕にもわからん」が最大の教訓 : 正解を答えることが正解にならない時
   与えることこそが、あなたの恵みそのものなのですから。 使命について  人と人の強さが繋がる時、それは静かだけれども、圧倒的な悦びがありますよ。それ......
 


 本田哲郎神父様がπίστις ビスティスについて教えてくれたので、その連想から、宮沢賢治の信頼についても記しておきたくなっちゃいました。「稲作挿話」から、

 

 

 

 

 

     ……雲からも風からも

       透明な力が

       そのこどもに

       うつれ……

 

 

 

 

 

 透明な力を信頼して、暮らしていきたいものですね。

 

 

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聖書の言葉: πίστις ビスティス

2016-12-20 06:15:08 | 聖書の言葉から

 

 

 
手出し無用!
   根拠のない自信  ≪根拠のない自信≫。根拠のないことって、ふつう嫌われたり、避けられたりするものじゃぁないですか? 根拠がないことは、不合理で、信......
 

 今朝も、本田哲郎神父様『釜ヶ崎と福音』から。p.246から。

 

 

 

 

 

 信仰とは、イエス・キリストが身をもって告げた福音に、信頼してあゆみをおこすことです

 

 

 

 

 

 

 

 私は、聖書の言葉で一番好きな言葉は、ギリシア語の πίστις ビスティスです。普通は「信仰」と訳されていますが、ユングが、正鵠に指摘しているように、これは誤訳で、「信頼」trustとやるのが正確です。このπίστις ビスティスは、単なる心情だとの誤解がありますが、ここで本田哲郎神父様が教えてくれているようにπίστις ピスティスは、「信頼してあゆみを起こす」という意味です。信頼すると、生活が、生き方が、自ずから変わります。

 πίστις 信頼してあゆみを起こすと、必ず、悦びが生活の基本になります

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