エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

現世考 : ギャンブル法の野蛮な肝

2016-12-07 07:21:37 | 間奏曲

 

 

 
本物の祈り
    日本の公教育の病理 その5 主権在民の忘れ物  日本の学校がウソとゴマカシの組織になっちゃってんのは、1つには本物の「教育」を忘れているから。そ......
 

 

 朝日新聞に、ギャンブル法、いわゆるカジノ法が、間もなく成立する、という記事がでましたね(http://www.asahi.com/articles/ASJD656XSJD6UTFK00S.html)。

 とんでもない暴挙です。

 ろくに話し合いもしないし…。

 現在、どれだけ依存症の人が多く、かつ、どれだけ苦しんでいるのか 知らない。

 ギャンブル法の野蛮な肝とは(「法の精神」という言葉は、相応しくないので、使いません)、
「ウソとゴマカシを使っても、人をどれだけ傷つけようが、俺たちが儲かればいいや」、ということです。

 政権逆転の折には、戦争法と同様、廃止にしたらいい。「廃止法リスト」入りです。

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インターメッツォ: エリクソンの叡智 : 自分の感性に従った行動すること

2016-12-07 06:46:55 | エリクソンの発達臨床心理

 

 

 
相対性の時代
   ブレークの警告  幼稚な道徳と、青年の価値意識と、大人の倫理の区別が大事で、しかも、結び付けたほうが良い。どういうことでしょうか?  p227下か......
 

 

 今日のエリクソンは The life cycle completed から。でも、オートノミーの感じ、の続き。

 

 

 

 

 

 イニシアティブ、「≪自分の感じ≫自分の感性に従って、行動をしていい という感じ」として申し上げて来たことは、口の舞台の依存から、お尻とその筋肉の舞台のわがままへ、それでいいんだよと、≪自分の感じ≫自分の感性を励まされる、その≪自分の感じ≫自分の感性へと、生死を分けるほどの飛躍をすることなしには、成長できません。

 

 

 

 

 

 エリクソンが教えてくれていることと、

 本田哲郎神父様が教えてくれていること、

 同じでしょ。

 


 

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非難や嘲笑と、世の光、地の塩

2016-12-07 05:53:49 | ヴァン・デ・コーク教授の「トラウマからの

 

 

 
内村鑑三先生が教えてくれる「成功の秘訣」 10カ条
   比較できない価値を忘れると…  フロイト理論は時代の要請。時代の精神に合致していると同時に、時代の縛られるきらいもあります。 p84下から5行目途......
 

  発達トラウマ障害(DTD)=愛着障害の子ども。ヴァン・デ・コーク教授の  The body keeps the score : brain, mind, body in the healing of trauma 『虐待されたら、意識できなくても、身体は覚えてますよ : 脳と心と身体がトラウマを治療する時どうなるか?』p.146、第4パラグラフから。

 

 

 

 

 

 1990年、フェリッチは、北アメリカ肥満学会の集会で、286人の患者さんと最初に面接した時のデータを発表しました。フェリッチは、何人かの専門家たちから手厳しい反応に遭って、ビックリ仰天しました。「あなたは、何でこんな患者の言うことを信じるんですか?」「自分の失敗人生を患者は取り繕ってるのが、あなたには解らないんですか?」という訳ですね。ところが、アメリカ疾病予防管理センター(CDC)の疫学の専門家が一人、「もっと大規模に、一般の人を対象に、研究してください」って励まして、フェリッチをCDCの小さな研究班に招いてくれたんです。その結果、「不幸な子どもの頃の経験(現在はACE研究として、知られています)」を調査するという、記念碑的な調査ができました。これは、アメリカ疾病予防管理センター(CDC)とカイザー・パーマネンテ、ロバート・アンダ博士MD、ヴィンセント・フェリッチ博士MD、共同主任調査官との合作です。

 

 

 

 

 

 素晴らしいですね。

 本物は、最初から歓迎されません。むしろ、非難と嘲笑に出逢います。

 本物は、そんなものにはメゲナイで、世の光、地の塩になるものです。

 

 

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聖書のことば: 「世の光」・「地の塩」って、誰?

2016-12-07 05:12:31 | 聖書の言葉から

 

 

 
リシアさんの最初のお勤め
   日本の公教育の病理 その5 主権在民の忘れ物  日本の学校がウソとゴマカシの組織になっちゃってんのは、1つには本物の「教育」を忘れているから。そこ......
 

 聖書の言葉で、生活の中で一番よく使われるのが、「目からウロコ」かもしれませんね。でも、これは、サウロと呼ばれていたパウロが、キリスト者になる時のことを述べたところで、「たちまち目からうろこのようなものが落ち、サウロは元どおり見えるようになった」(『新約聖書』「使徒言行録」第9章18節 新共同訳)とあって、目からウロコは落ちないことが解かります。

 「世の光」と「地の塩」は、「目からウロコ」ほど使われないかもしれませんが、耳にする機会くらいはあるかもしれません。一般的に「キリスト者の生き方の目標」と思われています。でも、それも間違い、というお話。

 本田哲郎神父様『釜ヶ崎と福音』から。

 

 

 

 

 

 わたしたちは、聖書の言葉を教会で聞くものだから、「教会の、この信者席に座っているわたしたちが地の塩だといわれているのだ。頑張らなくっちゃ」「わたしたちが世の光として、一隅を照らすように頑張らなくっちゃ」と思ってしまう。…

 イエスが話しかけている相手は、ほんとうに貧しく小さくされ、社会で箸にも棒にもかからんと軽んじられている人たちです。自分か小さくされているがゆえにとぎすまされた感性、本物と偽物を見わける洞察のするどさ、それが塩気なんだよ、と。…その感性がキラキラ輝いている。しかし、それが世間の価値観と違うので、「これはいっちゃいけないんだ」とか、「行動にうつしたらどうせまた押しつぶされる」と、自分でまたそれを押さえこんでしまう。自分で塩味を失わせてしまうことが多い。でも、「そうじゃないんだ、あなたがいま小さくされているがゆえに、今あなたが持っている価値観は、みんなが学ぶべき大事なものなんだよ」とイエスは励ましているのです。

 

 

 

 

 

 本当ですね。

 私は、「不登校」と呼ばれて学校に行かなくなった生徒の中に、まさに、本田哲郎神父様がここで教えてくれてることと同じことを強く感じる人が何人もいますね。それは、今のニッポンの学校が、「教育」、エデュカチオとしての教育の場ではないことを示す、最も良い証拠だと感じています。

 「今あなたが感じていることは正しい、教員がやってること、言っていることが大間違いです

と不登校の子どもに言うことが頻繁にありますね。

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