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ふた通りの書き方ができる授与動詞【第768回英文ニュース記事で学ぶ「英文法さかさ勉強法」】

こんにちは、アドバンテージ・メディア英語教室です。
今日もニュース英語で楽しく英文法を勉強しましょう!

子犬とカメがとても仲良く遊んでいます。
「ふた通りの書き方ができる授与動詞」について、「The Dodo」をもとに解説します。

▷今日のテーマ

 ふた通りの書き方ができる授与動詞

▷今日の例文

 例▷ Little dog brings tortoise friend a new toy every day — he even gave him a big kiss the first time they met.

 訳例▷ 子犬がカメの友達に毎日新しいおもちゃを持ってきています。子犬は最初に会った時に大きなキスまでしたんですよ。


▷実際のニュース映像はThe Dodo

▷解説
 
 目的語を2つとることができる動詞があります。
 「give」や「buy」「bring」「get」「make」「teach」「tell」「send」などで、これらを「授与動詞」と言うことがあります。
 「〜を〜に〜する」といった意味になります。

 授与動詞の大きな特徴の一つが同じ意味で二通りに書くことができることです。
 例1▷ I gave him the book.=I gave the book to him.(私は彼にその本をあげた。)
 例2▷ I bought him the book.=I bought the book for him.(私は彼にその本を買ってあげた。)

 左は目的語が2つになっています。右は目的語が一つでその後に前置詞句が続いています。
 意味は同じです。
 前置詞を使う場合、動詞によって使える前置詞が異なるので注意しましょう。

 「今日の例文」では、2つの授与動詞が使われています。
 「bring」と「give」です。
 この文の中ではいずれも目的語が2つ並ぶ方の形です。

 「Little dog brings tortoise friend a new toy every day」は、「tortoise friend」と「a new toy」という2つの目的語が並んでおり、「tortoise friend」に「a new toy」を「もってくる」という意味になります。
 もし書き換えるならば「Little dog brings a new toy to(for) tortoise friend every day.」となります。 

「he even gave him a big kiss the first time they met」は、「him」と「a big kiss」という2つの目的語が並んでおり、「him 」に「a big kiss」を「あげた」という意味になります。
 もし書き換えるならば「he even gave a big kiss to him the first time they met.」となります。 

▷その他の単語

 tortoise: (陸生の)カメ
 big kiss: 熱烈なキス
 the first time: 最初

▷今日の例文は「The Dodo」から
Puppy Brings His Favorite Toys To His Tortoise BFF Everyday



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