[※ 「こんな人たち」 報道特集(2017年7月8日)↑]
日刊ゲンダイの記事【戦前回帰する安倍政権に警鐘 市原悦子氏と梅原猛氏の遺言】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/245485)。
《2人とも先の戦争を間近で見てきた当事者で、生前は要所で「反戦」「反原発」のメッセージを発信。戦前回帰する安倍政権に警鐘を鳴らしたこともあった》。
『●「ト」な新三原則「国民主権の縮小」「戦争放棄の放棄」
「基本的人権の制限」…壊憲して本当にいいの?』
『●《安倍政権は、あたしたちが望んでいないことばかりを進めていく
…多くの人間が不幸になるものばかりだ》』
《ニュースを観ていて、綺麗な辺野古の海が埋められていく様子を、
今のこの国と重ねてしまった。安倍政権は、あたしたちが望んでいない
ことばかりを進めていく…世界で失敗ばかりしている、水道の民営化。
地産地消できなくなりそうな、種子法廃止。そして、日米地位協定の
見直しもせず、沖縄への米軍基地の押しつけ》
《安倍政権は、あたしたちが望んでいないことばかりを進めていく…多くの人間が不幸になるものばかりだ》(室井佑月さん)。その最たるものが、壊憲。アベ様の《サディスティックな政治》に飼いならされてしまい、「ト」な新三原則「国民主権の縮小」「戦争放棄の放棄」「基本的人権の制限」…壊憲して本当にいいの? 与党・自公、癒党・お維キト支持者の皆さん、眠り猫の皆さん、目を覚まして下さい。飼い慣らされ、鈍感になっていませんか?
『●成田三樹夫さん、《権力にへたへたする役者じゃ意味がない。
…バカがどんどん図にのるんだよ、ハハハ》』
『●《辺野古ノーの「弾」を放った。だが国は…
協議を、工事を中断しないまま行っている。仁も義もない態度》』
『●「姉妹都市への決別宣言をする短絡的な政治」家・吉村洋文氏よりも、
「国際政治家」な映画人・国村隼さん』
《2人とも先の戦争を間近で見てきた当事者で、生前は要所で「反戦」「反原発」のメッセージを発信。戦前回帰する安倍政権に警鐘を鳴らしたこともあった》。市原悦子さんは《「戦争をなくすこと、世界の問題と関わることも、女優の大事な仕事」とも話していた》そうだ。
核発電「麻薬」中毒、沖縄破壊…《サディスティックな政治》の数々、息吐く様に吐きまくったウソの数々。
『●アベ様の《国民観、人間観には共通点が多すぎる…
彼の目には私たちが己の財布、兵力、労働力だとしか…》』
『●『キネマ旬報』…「戦前・戦中の言論弾圧につながる
治安維持法が成立した大正末期と…現在が似ている」』
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【https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/245485】
戦前回帰する安倍政権に警鐘 市原悦子氏と梅原猛氏の遺言
2019/01/15 14:50
(12日に亡くなった女優の市原悦子さん(左)と
哲学者の梅原猛さん(C)日刊ゲンダイ)
ドラマ「家政婦は見た!」などに出演した女優・市原悦子氏(享年82)と、哲学者・梅原猛氏(同93)が共に12日、死去した。
2人とも先の戦争を間近で見てきた当事者で、生前は要所で「反戦」「反原発」のメッセージを発信。戦前回帰する安倍政権に警鐘を鳴らしたこともあった。
2014年7月1日に安倍政権が、従来の憲法解釈を変更して「集団的自衛権」の行使容認を閣議決定したことを受け、市原氏は同年7月8日付の朝日新聞のインタビューでこう語っていた。
「集団的自衛権を使うことが認められましたね。
『自衛』とか『戦争の抑止力』とか信じられない」
著書で「戦争をなくすこと、世界の問題と関わることも、女優の大事な仕事」とも話していた。
平和憲法擁護を訴える「九条の会」発起人に名を連ねる梅原氏は、「反戦」のみならず、原発政策にも物申した。「東洋経済」11年4月23日号で、「原発事故は、近代文明の悪をあぶり出した。これは天災であり、人災であり、『文明災』でもある」とした上で、「日本が率先して原発のない国となり、それを世界に広げていくべきだ」と語ったのだ。
日本を「戦争のできる国」にし、3.11を教訓にもせず原発政策を進める安倍政権は、彼らの遺言に耳を傾けるべきだ。
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琉球新報のコラム【<金口木舌>基地集中の責任】(https://ryukyushimpo.jp/column/entry-673905.html)。
《「本土の人々は沖縄の苦しみを知らなすぎる。それを知らせる意味では(引き取り)運動は意義がある」…▼引き取る会の狙いは、沖縄への基地集中という結果責任を自覚し、押し付けをやめること。運動の分断ではない。差別の解消である》。
『●「明らかな脅し、報復」: アベ様や「沖縄負担軽減担当相」
=最低の官房長官による辺野古・高江破壊』
『●「住民分断」「差別」「イジメ」: アベ様や
「沖縄負担軽減担当相」が沖縄でやっていることは「あざとい」』
『●辺野古・高江破壊に協力せぬならば「カネ」は渡さぬ!
「沖縄負担軽減担当相」らによるあざとい「ムチ」』
『●アベ様は「沖縄の方々の気持ちに寄り添いながら、
基地負担の軽減に全力を尽くす」…って、はぁ?』
『●稲嶺進さんの「この8年の実績と誠実な姿勢は、
多くの市民が認めている」(目取真俊さんのブログ)』
『●名護市長選後の「アメとムチ」…勝たせてはいけなかった新市長と
負けさせてはいけなかった稲嶺進さん』
『●「米軍再編交付金を政府は再開…。なんじゃそりゃ。
あんたは鳥取城を兵糧攻めで落とした秀吉か!」』
『●速攻辞任…県民の命は政局の取引材料ではない。
政府が真剣かどうかは、選挙後に分かる。(阿部岳)』
『●最低の官房長官のフェイク言説「基地容認の民意」は「架空の代物」
…それに悪乗りするアベ様広報紙』
な~にが基地負担の軽減か! 《本土にも沖縄にも基地は要らない》。番犬様は、自国にお引き取りを。地域を分断し、「《生物多様性の生きた教科書》な沖縄の「森」や「海」を何の躊躇もなく殺し、さらには、沖縄に番犬様を押し付け、基地の恒久化を「謀る」。番犬様なんて、沖縄にも、日本のどこにも要らない。自国にお引き取り頂けばいいだけの話だ。さっさと普天間を閉鎖し、辺野古の破壊も止めてくれ」。
そして、《結果責任》の自覚無き「本土」。デマを吐き散らす、醜きヘイト者達。
『●百田尚樹氏、沖縄の地で「デマを並べ、
沖縄への米軍基地集中を正当化」…態度・人間性・思考のお粗末さ』
『●「第二の加害者」として「悪質なデマ」
「事実関係を無視した沖縄攻撃」「蔑視・差別」、沖縄イジメに加担』
『●「本土」のデマ・ヘイトなオトナ達…《子どもたちの日常にある「異常」を
放置しているのはだれなのか?》』
『●成田三樹夫さん、《権力にへたへたする役者じゃ意味がない。
…バカがどんどん図にのるんだよ、ハハハ》』
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【https://ryukyushimpo.jp/column/entry-673905.html】
<金口木舌>基地集中の責任
2018年3月1日 06:00
1960年代、兵庫県で小学生の時に「沖縄人」だからといじめられた。怖くなり、やまとんちゅへの迎合に走る。関西沖縄文庫主宰の金城馨さんは「沖縄の基地を引き取る会・東京」の集会で体験を語った
▼関西に住む沖縄出身の先人の多くは、差別から逃れるために名前をやまと風に変えるなど、やまと社会への同化を実践した。しかし金城さんはある時気付く。「同化は差別する側に移るだけで、差別自体はなくならない」
▼以来、米軍基地を巡る差別にも向き合う。「沖縄に基地を押しつけない市民の会」で活動、全国初となる「基地を大阪に引き取る行動」に火を付けた。50~60年代に海兵隊が本土から沖縄に移った経緯を挙げ「沖縄の基地が増える意味が分からない」と、本土側の責任を問うた
▼50年代、東京で反基地を掲げた砂川闘争に参加した土屋源太郎さん(83)はその問いに心を痛める。基地集中に苦しむ沖縄に「申し訳ない」と
▼土屋さんは「本土にも沖縄にも基地は要らない」とする立場。しかし「本土の人々は沖縄の苦しみを知らなすぎる。それを知らせる意味では(引き取り)運動は意義がある」とエールを送る
▼引き取る会の狙いは、沖縄への基地集中という結果責任を自覚し、押し付けをやめること。運動の分断ではない。差別の解消である。「基地が必要と言うなら責任を引き受ける」。やまと自身の闘いだ。
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[※ 自公選挙公約「子育て…」小躍りするアベ様…日刊ゲンダイ(2017年12月19日)↑]
リテラの訃報記事【桂歌丸が語った戦争への危機感「戦争を知らない政治家が戦争に触れるな」 国策落語を作らされた落語界の暗い過去も】(http://lite-ra.com/2018/07/post-4104.html)。
《彼がもうひとつ繰り返し語り続けていたのが「戦争」の話である》
【あの人のことば/桂歌丸さんは訴えていた、戦争の愚かさを。「あんなものは愚の骨頂です」】(https://www.huffingtonpost.jp/2018/07/02/utamaru-legend_a_23472620/?ncid=tweetlnkjphpmg00000001)によると、《子どもさんたちに難しいことかもわかりませんけれども、簡単に言えば、戦争、人間同士の争いというもの、あるいは国同士の争いというものこういうものは決してやるもんじゃないということを感じてもらいたいですよね。本当にいやな思いをしましたんでね》。
桂歌丸さんのご冥福をお祈りします。でも、テレビなどでの追悼番組では、なぜかあまり語られない…反戦について。《戦争なんて本当に愚の骨頂》《戦争の『せ』の字もしてもらいたくないですよね。あんな思いなんか二度としたくないし、させたくない》。
反戦を語れる人がどんどんと少なくなっていく。愛僕者が幅をきかせて、取巻きの亡国者達が「戦争」へと誘う。
『●米朝に「本来は「揃って頭を冷やせ」と諭すべき
立場にいるのが日本なのに」…火に油を注ぐニッポン』
「桂歌丸さんは、《戦争なんて本当に愚の骨頂》と(【落語家 桂歌丸さん
/桂歌丸が語る戦争】『報道特集』、2017年8月5日)。以前の
アサヒコムの記事【涙や怒りはあっても笑いがない、それが戦争
桂歌丸さん】によると、《今、日本は色んな…。戦争の『せ』の字も
してもらいたくないですよね。あんな思いなんか二度としたくないし、
させたくない》」
《高畑勲、野坂昭如、大橋巨泉、永六輔、かこさとし、水木しげる、愛川欽也、金子兜太など、戦争を知り、自身の体験をもとに平和を希求するメッセージを発してきた戦中世代の著名人が続々と鬼籍に入り始めている》。
『●『佐高信の新・筆頭両断』読了(2/2)』
「権力に立ち向かうような俳優や芸人が日本には少ない。
成田三樹夫は、「最近の役者…いやらしいのが多すぎる
・・・総理大臣主催のナントカ会…ニコニコして出かけて行って、
握手なんかして喜んでるだろ。…情けなくなっちまうね。
権力にへたへたする役者じゃ意味がない。
…バカがどんどん図にのるんだよ、ハハハ」」
『●成田三樹夫さん、《権力にへたへたする役者じゃ意味がない。
…バカがどんどん図にのるんだよ、ハハハ》』
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【http://lite-ra.com/2018/07/post-4104.html】
桂歌丸が語った戦争への危機感「戦争を知らない政治家が戦争に触れるな」 国策落語を作らされた落語界の暗い過去も
2018.07.03
(『歌丸 極上人生』(祥伝社))
きのう7月2日、落語家の桂歌丸が亡くなった。81歳だった。桂歌丸は『笑点』(日本テレビ)での司会ぶりはもとより、古典落語の発掘と継承にも尽力し、落語界に多大な功績を残した。ここ最近は体調不良で入退院を繰り返し、鼻に酸素吸入のためのチューブをつけた状態で公の場に姿を見せることも多かったが、それでも高座に上がり続けた。
最期まで噺家として生き、晩年は古典落語の継承に関して後輩の噺家たちに厳しい苦言を呈していた姿も印象的だが、彼がもうひとつ繰り返し語り続けていたのが「戦争」の話である。
たとえば、2015年10月19日付朝日新聞デジタルでは、こんな言葉を残している。
「今、日本は色んなことでもめてるじゃないですか。
戦争の『せ』の字もしてもらいたくないですよね。
あんな思いなんか二度としたくないし、させたくない」
「テレビで戦争が見られる時代ですからね。あれを見て若い方が
かっこいいと思ったら、えらいことになる」
桂歌丸は1936年に横浜で生まれたが、戦争のため、小学校2年生で千葉に疎開することになる。疎開先の学校ではイジメに遭っていたので、早く横浜に帰りたいと願っていたそうだが、千葉にいたおかげで横浜大空襲に巻き込まれることはなかった。
1945年5月29日に起きた横浜大空襲は、8000人以上の犠牲者を出した空襲である。前述した通り、千葉に疎開していた歌丸自身はこの空襲に直接はさらされていないが、雨のように降り注ぐ焼夷弾の下には祖母がいた。2017年8月5日放送の『報道特集』(TBS)で、歌丸はそのときのことをこのように語っている。
「(千葉市)誉田の山のなかに小高い所があったんです。
昼間でしたからね、横浜の空襲は。そこに登りますと、東京湾を隔てて
向こう側に横浜があるわけです。黒煙が上がっているのが見えるわけ
ですよ、千葉から。横浜が焼けている。『大丈夫かな? 大丈夫かな?』
って、そのことばっかりでしたね。つまり、おばあちゃんの身を案じることが」
結果的に、祖母は生き残った。たまたま逃げた橋の近くだけが焼け残り、一命をとりとめたのだ。定員で入るのを拒まれた久保山の防空壕に避難していた人たちは焼け死んでおり、偶然に偶然が重なって生き延びることができたのである。
このような経験が「戦争の『せ』の字もしてもらいたくない」という発言につながっていくわけだが、歌丸にはもうひとつ戦争への怒りを唱える理由がある。
前述『報道特集』のなかで歌丸は、「人間、泣かせることと怒らせることは簡単なんですよ。笑わせることぐらい難しいことはないですよ」と語りつつ、戦時中の「禁演落語」について語る。
禁演落語とは、遊郭に関した噺、妾を扱った噺、色恋にまつわる噺など、国のための質素倹約を奨励された時局に合わないとされ、高座に上げられることを禁じられた53の噺のこと。そのなかには吉原を舞台にした「明鳥」など、今でも盛んに高座に上げられる人気の噺も含まれていた。
また、当時の落語界は観客に人気の古典落語を捨て去ったのみならず、表向きは自ら進んで戦争に協力した。時局柄政府にとって都合のいいグロテスクな国策落語を多く生み出してしまったという過去ももっている。歌丸は落語界がもつ暗い歴史をこのように語る。
「あの落語をやっちゃいけない、この落語をやっちゃいけない、
全部お上から止められたわけですよ。だから、「長屋の花見」を
改作して「長屋の防空演習」としてやっている師匠もいましたよ。
面白くないよ、そんなものは」
そして歌丸はインタビューの最後、『笑点』では見ることのない怒りに満ちた表情でこのように語りかけた。ここで彼の脳裏に誰が浮かんでいたかは言わずとも想像つくだろう。
「戦争を知らない政治家が戦争に触れるなと言いたくなるんです。
戦争を知らなかったら、戦争をもっと研究しろって言うんです。
戦争っていうのは良い物なのか悪い物なのか、この判断を
きっちりとしろって言いたくなるんです。それをただ上辺だけで
話しているからおかしくなっちゃうんです。良い物だと思っている
政治家だったら、我々は選ばないです。絶対に」
高畑勲、野坂昭如、大橋巨泉、永六輔、かこさとし、水木しげる、愛川欽也、金子兜太など、戦争を知り、自身の体験をもとに平和を希求するメッセージを発してきた戦中世代の著名人が続々と鬼籍に入り始めている。
そのなかにおいて、「戦争を知らない政治家が戦争に触れるな」という言葉は重く響く。古典落語の伝統とともに、この思いも受け継ぎ、次の世代にしっかりと受け渡していかなくてはならない。
(編集部)
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[※ 「こんな人たち」 報道特集(2017年7月8日)↑]
リテラの記事【ICANの面会を断りバルト3国で北朝鮮危機を煽る安倍首相! 吉永小百合は対話に向けて「一人一人が声をあげることが大事」と】(http://lite-ra.com/2018/01/post-3736.html)。
《一方、ICANのノーベル平和賞受賞には現在にいたるまで一切の祝福コメントを出していないなど、一貫して冷淡な態度をとり続けている。今回の面会拒絶で、核廃絶に後ろ向きな安倍首相の姿勢がまたしても露呈した格好だ…戦争を回避するどころか、積極的に戦争を煽る姿勢を貫く安倍首相だが、そんななか、2018年1月6日付朝日新聞のインタビューに応えた吉永は、現在の状況についてこのように怒りをにじませた。「東アジアは大変な状況ですけれど、それでもみんなでテーブルについて話さなければならない。そうさせるのは私たち一人一人です」…「今、核兵器の禁止をそれぞれの国の人たちが考え、意見を出し合って大きな流れにしたのは素晴らしい。次は、この国で生きている一人一人が声を出していくことが大事だと思います」》。
『●自公お維キト支持者、「どうして、危険を
回避してくれるようなリーダーがほしいとならないのだろうか?」』
『●「核兵器という大きな問題から、逃げ隠れしている
安倍首相の態度は実に卑怯極まりない…子供じみた政権」』
《高橋乗宣…【日本経済一歩先の真相/核の傘に依存 核廃絶への
意思を表明できない卑怯な政権】…どうして6カ国もの「小国」に
昭恵夫人を連れて、新婚ならぬ“旧婚”旅行に出かけ、貴重な時間を
潰してしまうのか。はなはだ理解不能だったが、ようやく謎が解けた。
安倍首相には海外に逃げざるを得ない事情があったのだ…(ICAN)の
ベアトリス・フィン事務局長が来日していた》
日刊ゲンダイのコラム【室井佑月の「嗚呼、仰ってますが。」/日中の軍事衝突を妄想する百田尚樹さんってなんなん?】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/221473)によると、《「朝日新聞は日本の敵だが、そんな売国新聞を支えている朝日の読者も日本の敵だ」(作家・百田尚樹) これは12日、百田氏のTwitterでの言葉。「もし、中国と日本が軍事衝突をすれば、朝日新聞は100パーセント、中国の肩…》…だそうです。
アベ様の醜悪な取巻き・百田尚樹氏から、《朝日の読者も日本の敵》ということで、「こんな人たち」認定されたようだ。その界隈の醜悪なデマ者・ヘイト者達の態度・人間性・思考のお粗末さ…相変わらず取巻き連中がデマやヘイトを喚き散らしている。
『●百田尚樹氏、沖縄の地で「デマを並べ、
沖縄への米軍基地集中を正当化」…態度・人間性・思考のお粗末さ』
『●「まるで空襲に襲われた戦時下のような異常な訓練」に加えて、
アベ様は沖縄にさらなる「我慢」を強いる』
「「まるで空襲に襲われた戦時下のような異常な訓練…沖縄の現実」
に加えて、《受け入れてくれる人がいて初めて、いざというときに
対応できる》とアベ様は沖縄にさらなる「我慢」を強いる。
《本土決戦の時間稼ぎのために沖縄を捨て石にした、
戦時中の発想そのもの》…唖然、アベ様ときたら…「在日米軍特権」
「日米共犯」。最早、沖縄イジメ。取巻き連中は、ヘイト・デマを浴びせ、
《子どもを園庭で遊ばせたい》《当然の日常がほしいだけ》という望み
さへ否定し、《子どもたちの日常にある「異常」を放置》して恥じない。
名護市をはじめ、与党・自公のなりふり構わぬ汚い選挙戦…負けるな、沖縄!」
吉永小百合さん、尊敬に値する。吉永さんでさへ、大変なデマ・ヘイトに晒される。《そもそも、権力に対して疑問の声を呈しただけで炎上を焚き付けられるような現状が異常》。でも、《確固としたキャリアをもっている人にはこれから先も積極的に社会的なメッセージを発信してもらいたいし、若い世代からもそれに続く流れが生まれることを切に願う》、本当に。
『●吉永小百合氏の原発廃止発言』
『●「「愛国」と戦争 安倍政権の軍事改革徹底批判」
『週刊金曜日』(9月20日、960号)について』
『●「『平成の治安維持法』をつくった総理」の
非常に危険な思い入れ、それに手を貸す責任』
『●吉永小百合さん、「核と人は共存できない」
「ゲームやコミックスで知っている戦争ではないか?」』
『●「安倍政権への怒りと原発再稼働反対への思い」を
語る吉永小百合さんを支持します』
『●「原理原則の無い国」、「死の商人」に堕した国、
原発輸出したい哀しい国・ニッポン』
『●いま、「陰謀論丸出し」でアベ様の取り巻きが攻撃を開始:
吉永小百合さんを断固支持する』
『●「笑いや風刺は寛容で自由な社会を示すバロメーター…
「国民の意識の低さ」を変えるきっかけに」』
リテラの記事【ICAN面会拒否の一方で芸能人と会食を繰り返す安倍首相に批判殺到! 芸能人を改憲の世論づくりに利用する目的か】(http://lite-ra.com/2018/01/post-3739.html)によると、《実際、最近の安倍首相は「芸能人との会食・対談」が目立っている。まず、12月15日には、松本人志や指原莉乃、東野幸治、古市憲寿という『ワイドナショー』(フジテレビ)の出演者と安倍首相が行きつけにしている四谷の焼肉店「龍月園」で会食。さらに1月5日には、ブルガリ銀座タワー内の「プライベートルーム」にて、津川雅彦や中井貴一、米倉涼子、木村佳乃、佐々木希、宇崎竜童、泉谷しげる、六平直政、松村邦洋らといった芸能人たちと会食。また、1月11日には自民党の月刊女性誌「りぶる」取材のため米倉が公邸を訪問し、対談をおこなった》…だそうです。
かつて、成田三樹夫さん曰く、《最近の役者…いやらしいのが多すぎる…総理大臣主催のナントカ会…ニコニコして出かけて行って、握手なんかして喜んでるだろ。…情けなくなっちまうね。権力にへたへたする役者じゃ意味がない。…バカがどんどん図にのるんだよ、ハハハ》。そう、アベ政権以降、《バカがどんどん図にの》っている。
『●『佐高信の新・筆頭両断』読了(2/2)』
「権力に立ち向かうような俳優や芸人が日本には少ない。
成田三樹夫は、「最近の役者・・・いやらしいのが多すぎる
・・・総理大臣主催のナントカ会・・・ニコニコして出かけて行って、
握手なんかして喜んでるだろ。・・・情けなくなっちまうね。
権力にへたへたする役者じゃ意味がない。
・・・バカがどんどん図にのるんだよ、ハハハ」」
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【http://lite-ra.com/2018/01/post-3736.html】
ICANの面会を断りバルト3国で北朝鮮危機を煽る安倍首相! 吉永小百合は対話に向けて「一人一人が声をあげることが大事」と
2018.01.15
(ラジオでも反戦平和を訴えている女優・吉永さゆり
(TBSラジオ『今晩は吉永小百合です』公式サイトより))
昨年ノーベル平和賞を受賞したICAN(核兵器廃絶国際キャンペーン)のベアトリス・フィン事務局長が現在来日中だが、来日に合わせ安倍首相に面会を申し込んだが断られていたことが明らかになった。安倍首相と言えば、カズオ・イシグロ氏のノーベル文学賞受賞には即座にお祝いコメントを出した一方、ICANのノーベル平和賞受賞には現在にいたるまで一切の祝福コメントを出していないなど、一貫して冷淡な態度をとり続けている。今回の面会拒絶で、核廃絶に後ろ向きな安倍首相の姿勢がまたしても露呈した格好だ。
ICANを無視した安倍首相がいま何をしているかというと、わざわざバルト3国まで出かけて行き、エストニアの首都・タリンや、リトアニアの首都・ヴィリニュスについて「タリンもヴィリニュスも北朝鮮の弾道ミサイルの射程圏内」「欧州全体の危機」などと、北朝鮮の脅威を煽ってまわっている。平昌五輪への参加問題をきっかけに南北会談が実現したことで、対話に向け世界各国が協調しているなか、いまだ「対話より圧力」路線を崩そうとしていない。
戦争を回避するどころか、積極的に戦争を煽る姿勢を貫く安倍首相だが、そんななか、2018年1月6日付朝日新聞のインタビューに応えた吉永は、現在の状況についてこのように怒りをにじませた。
「東アジアは大変な状況ですけれど、それでもみんなでテーブルに
ついて話さなければならない。そうさせるのは私たち一人一人です」
吉永といえば、日本のみならず世界中で原爆詩の朗読会を開き核廃絶を訴えてきたことでもよく知られているが、加えて昨年は、ICANがノーベル平和賞を受賞した記念碑的な年。
前述のとおり安倍首相がICANの平和賞受賞に冷淡な態度をとり続けているが、昨年12月11日の定例記者会見にてICANの受賞について質問が及んだ菅義偉官房長官も、核兵器禁止条約について「我が国のアプローチと異なるものであり、署名、批准は行わない考え」とコメント。改めて安倍政権には核廃絶や平和のために行動しようなどという考えは微塵もないことが明らかになっている。
そんななか、朝日新聞のインタビューでICANについて問われた吉永は、このように述べている。
「今、核兵器の禁止をそれぞれの国の人たちが考え、意見を出し合って
大きな流れにしたのは素晴らしい。次は、この国で生きている
一人一人が声を出していくことが大事だと思います」
吉永は今年3月公開予定の滝田洋二郎監督作『北の桜守』で南樺太からの引き揚げ家族の母を演じる。15年には、山田洋次監督作『母と暮せば』にて、長崎の原爆で息子を失った母を演じていた。
女優としての演技の仕事や、インタビューや、朗読劇の公演など、吉永は自分の関わるありとあらゆるチャンネルを使って平和への思いを訴えている。
吉永小百合が語った、芸能人が政治的発言をすることのリスクと自身の覚悟
先に引いた発言のなかで、「みんなでテーブルについて話さなければならない。そうさせるのは私たち一人一人です」や「この国で生きている一人一人が声を出していくことが大事だと思います」と話している通り、吉永は人々が自発的に声をあげることの大切さを繰り返し語る。
確かに、それは重要なことなのだが、なぜ彼女は人々ひとりひとりが声を出すことをそれほどまでに説くのか。その背景には、吉永の母が語った太平洋戦争中の体験がある(吉永小百合は東京大空襲の3日後に代々木で生まれた)。
「女性自身」(光文社)16年8月23・30日合併号に「みんな、声をあげて! 命が押し潰される前に」と題して掲載された、東大名誉教授で政治学者・姜尚中氏との対談のなかで、吉永はこのように語っている。
「私は若いころ、母に『なぜ戦争は起こったの?
反対はできなかったの?』と質問したことがあるのです。
そしたら母は、ひと言『言えなかったのよ……』って。
言えないってどういうことなんだろうと、その時には理解できなかった。
けれど最近、母の言っていた意味がわかります。
今の世の中を見ていると息苦しい感じがして」
吉永の言う通り、この国は日を増すごとに、権力に対しアンチテーゼを唱えるような発言をすることが難しい国になってしまっている。
それはとくに、芸能人やアーティストなどにおいて顕著な傾向だ。著名人が少しでも政治的発言、とりわけ安倍政権を批判しようものなら、ネットですぐさま炎上騒動が巻き起こり、血祭りにあげられる。それは吉永でさえ例外ではなく、ネット上では“在日”“反日女優”“売国芸能人”などという大バッシングに晒されている。
しかし、それでも吉永はひるまない。前掲朝日新聞のインタビューで記者から「息苦しくなってきた世の中で、芸能界で発言することは厳しくないですか」と問われた吉永は、このように喝破している。
「それは、自分たちでそう思っちゃっているところがあるかもしれませんね。
ラジオ番組などでご自分の意見を言われている方もおられるし。
結局、その人がどう向き合うかだと思うんですね」
しかし、その一方で、吉永は「弱い立場の人にはダメージが大きすぎることもある」とも付け加え、政治的発言が芸能人としてのキャリアの存続を危険にさらしてしまうケースがあることへの配慮を語る。そのうえで「私たちみたいに(芸能活動が)長い人間が発していかないと」と、決意を述べている。
そもそも、権力に対して疑問の声を呈しただけで炎上を焚き付けられるような現状が異常なのは言うまでもない。しかし残念ながら、2018年もそのような状況は続くだろう。
だからこそ、吉永のように、確固としたキャリアをもっている人にはこれから先も積極的に社会的なメッセージを発信してもらいたいし、若い世代からもそれに続く流れが生まれることを切に願う。
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『LITERA 本と雑誌の知を再発見』(http://lite-ra.com/)の新田樹氏による記事【大橋巨泉が臨死の床で綴った“最後の遺言”「安倍晋三に一泡吹かせて下さい」しかしテレビは巨泉の思いを一切報じず…】(http://lite-ra.com/2016/07/post-2380.html)。
《〈今のボクにはこれ以上の体力も気力もありません。だが今も恐ろしい事や情けない事、恥知らずな事が連日報道されている。書きたい事や言いたい事は山ほどあるのだが、許して下さい。しかしこのままでは死んでも死にきれないので、最後の遺言として一つだけは書いておきたい。安倍晋三の野望は恐ろしいものです。選挙民をナメている安倍晋三に一泡吹かせて下さい。7月の参院選挙、野党に投票して下さい。最後のお願いです〉》。
『●争点は「壊憲」: 公明党と共に《(戦争への)「この道を。
力強く、前へ。」(選挙後に壊憲)―自民党》』
大橋巨泉さんの「最後の遺言」。その真意はマスコミではほとんど報道されなかったそうです。「日本を『戦争ができる国』に変えてはいけない」ということ。
与党・「癒(着)」党が「2/3」をとる情勢だと言われています。アベ「ドアホノミクス」=「アベドアホノ丸」の虚飾を喧伝し、選挙が終われば、公約にもしない「壊憲」を始める、すなわち、三度目のアベノサギを直ぐに始めます。選挙に行かなければ、そのリスクが異常に高まります。《7月の参院選挙、野党に投票して下さい。最後のお願いです》。
『●「平和と憲法を守る決意をもった著名人」菅原文太さん:
「政治の役割は・・・絶対に戦争をしないこと」』
「日刊スポーツの記事『大橋巨泉、愛川さん訃報「日本にとって大マイナス」』
(http://www.nikkansports.com/entertainment/news/1463027.html)によると、
「菅原文太さんに続いて、平和と憲法を守る決意をもった著名人が
他界した事は、日本にとって大マイナスである。ボクも簡単には
死ねないなと考えている」。
「絶対に戦争をしないこと!」、この一点を死守したい。「アベ様のNHK」を
はじめとしたマスコミの堕落、そして、「”テレ朝は今日、死んだに等しい
と思います”」状態。何度も引用するが、俳優や芸人の矜持の無さ。
『●『佐高信の新・筆頭両断』読了(2/2)』
「権力に立ち向かうような俳優や芸人が日本には少ない。
成田三樹夫は、「最近の役者・・・いやらしいのが多すぎる
・・・総理大臣主催のナントカ会・・・ニコニコして出かけて行って、
握手なんかして喜んでるだろ。・・・情けなくなっちまうね。
権力にへたへたする役者じゃ意味がない。
・・・バカがどんどん図にのるんだよ、ハハハ」」
これまた、いつも引用している・・・・・・城山三郎さん「戦争待望論を
唱える若い文士がいると聞いて、鳥肌の立つ思いがする。
平和の有難さは失ってみないとわからない」
(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/46cffbbda63235587e36a8f40865b28b)、
「日本は先の戦争で、ほとんどすべてを失ってしまった。
唯一、得られたのは、憲法九条だけだ」
(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/07980877a3742cbd8a23034f725a7386)。」
記事に出てくる《桜を見る会》について、asahi.comに当時、【「桜咲くように賃上げ実現」 安倍首相、桜見る会で語る】(http://www.asahi.com/articles/ASH4L358RH4LUTFK001.html?iref=comtop_list_pol_n02)という記事に、《芸能人やスポーツ選手ら約1万5千人の招待客を前に…》とありました。成田三樹夫さん風に言えば、《いやらしいのが多すぎる…情けなくなっちまうね。権力にへたへたする…バカがどんどん図にのるんだよ、ハハハ》。
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【http://lite-ra.com/2016/07/post-2380.html】
大橋巨泉が臨死の床で綴った“最後の遺言”「安倍晋三に一泡吹かせて下さい」
しかしテレビは巨泉の思いを一切報じず…
安倍晋三 新田樹 2016.07.01
(大橋巨泉オフィシャルウェブサイトより)
大物司会者の大橋巨泉氏が、一時意識不明状態に陥り、5月下旬より集中治療室に入っているとの報道があった。巨泉氏自身が、20年近く続けてきた「週刊現代」(講談社)の連載コラム「今週の遺言」で、明らかにしたものだ。
巨泉氏は2005年に早期の胃がんが見つかったのを皮切りに、13年には中咽頭がんが見つかり摘出手術。また、14年にはリンパ節、15年には右肺、16年には左鼻腔内にもがんが見つかるなど、長らく闘病生活を続けてきた。連載によると、3月半ば頃から体力の落ち込みがひどく、4月には意識不明の状態に陥り、2週間ほど意識が戻らず、5月からは集中治療室に入っていたというのである。
そのためこの「週現」の連載も、4月9日号を最後に休載となっていたが、今週発売の7月9月号をもって最終回とするという。その最終回の原稿でも、
〈体力が戻ってこず衰えた〉
〈何時まで生きられるかわからない〉
〈老いた体をベッドに横たえ、たまに車椅子で外に出れば
直ぐに高熱を出す始末である〉
〈ボクにはこれ以上の体力も気力もありません〉
と、死をも意識する重篤な病状にあることを繰り返し綴っている。巨泉氏の豪放磊落なイメージからは想像できないほど、深刻な状態にあるようだ。この最終回の原稿も、妻と弟のサポートを受けて何とか完成までもっていけたものだという。その最終回の原稿の最後は、こんな文章で締められている。
〈今のボクにはこれ以上の体力も気力もありません。
だが今も恐ろしい事や情けない事、恥知らずな事が
連日報道されている。書きたい事や言いたい事は山ほど
あるのだが、許して下さい。しかしこのままでは死んでも
死にきれないので、最後の遺言として一つだけは書いておきたい。
安倍晋三の野望は恐ろしいものです。選挙民をナメている安倍晋三に
一泡吹かせて下さい。7月の参院選挙、野党に投票して下さい。
最後のお願いです〉
「何時まで生きられるかわからない」「ボクにはこれ以上の体力も気力もありません」と死を意識する壮絶な状況のなか、巨泉氏がまさに最後の力を振り絞って綴った、「最後の遺言」。それは、「改憲」を争点からひた隠しにして参院選を行い、着実に日本を戦争へと向かわせている安倍政権への痛烈な批判だった。
巨泉氏の状況を思えばその言葉の重みもより増すが、もちろん巨泉氏は突然こんなことを言い出したわけではない。民主党議員だった2001年に、アメリカの同時多発テロを非難し「アメリカを支持する」との表明に民主党でたった1人反対するなど、巨泉氏は徹底して反戦を掲げ続けてきた。安倍政権に対しても、第二次政権が発足した当初より、安倍首相の危険性を訴え続けている。
「僕は、ポピュリズムの権化のような安倍首相をまったく信用しない。
(略)本当にやりたいのは憲法改正であり、日本を
『戦争ができる国』に変えることでしょう。実際、ニコニコして、
口当たりの良いフレーズを並べておきながら、国民の過半数が
反対した特定秘密保護法を強引に通してしまった。
法衣の下に鎧を隠しているような男の言動にだまされてはいけません」
(「日刊ゲンダイ」/2014年5月12日)
また、昨年4月19日には『爆笑問題の日曜サンデー』(TBSラジオ)にゲスト出演し、安倍首相主催の「桜を見る会」に言及。自身も招待を受けていたがそれを断ったと告白して、さらに、巨泉氏とは逆に出席する道を選んだ太田光をこう批判している。
「お前利用されてるんだよ。今日のスポーツ紙に出てたよ。
『ああ、安倍さんって心の広い人だなあ』って(大衆に)思われちゃうんだよ」
さらに同番組では、テレビ朝日とNHKが自民党に呼び出された一件についても「とにかく、自民党に呼ばれて行ったテレ朝とNHKはいかん。なんで一政党に呼ばれて、言論の自由を守らなければいけない放送局が出て行く? これが陰ながらの圧力なんだ」「俺は戦いたい。(略)言論の自由っていうのはね、命をかけて守るべきものなんだよ」と発言。政権に忖度して自粛を繰り返すメディアの姿勢を痛烈に批判した。
また、同じく15年の「週刊朝日」(朝日新聞出版)9月18日号では、1934年生まれで実際に先の戦争を見てきた自身の経験を踏まえ、戦争がいかに人の命を軽んじるものであるかを痛切に訴えている。
〈何故戦争がいけないか。戦争が始まると、すべての優先順位は
無視され、戦争に勝つことが優先される。
昔から「人ひとり殺せば犯罪だけど、戦争で何人も殺せば英雄になる」
と言われてきた。
特に日本国は危ない。民主主義、個人主義の発達した欧米では、
戦争になっても生命の大事さは重視される。捕虜になって生きて帰る
と英雄と言われる。日本では、捕虜になるくらいなら、自決しろと教わった。
いったん戦争になったら、日本では一般の人は、人間として扱われなくなる。
それなのに安倍政権は、この国を戦争のできる国にしようとしている。
(中略)
ボクらの世代は、辛うじて終戦で助かったが、実は当時の政治家や
軍部は、ボクら少年や、母や姉らの女性たちまで動員しようとしていた。
11、12歳のボクらは実際に竹槍(たけやり)の訓練をさせられた。
校庭にわら人形を立て、その胸に向かって竹槍(単に竹の先を斜めに
切ったもの)で刺すのである。なかなかうまく行かないが、
たまにうまく刺さって「ドヤ顔」をしていると、教官に怒鳴られた。
「バカモン、刺したらすぐ引き抜かないと、肉がしまって抜けなくなるぞ!」
どっちがバカモンだろう。上陸してくる米軍は、近代兵器で武装している。
竹槍が届く前に、射殺されている。これは「狂気」どころか「バカ」であろう。
それでもこの愚行を本気で考え、本土決戦に備えていた政治家や軍人が
いたのである。彼らの根底にあったのは、「生命の軽視」であったはずである〉
このように巨泉氏は、いかなる戦争も個人の尊厳を破壊するものとして一貫して反対する姿勢を貫き、「戦争のできる国」作りを画策する安倍政権に対し批判を続けてきた。その姿勢は、病に倒れた後も決して変わることはなかったのだ。
大橋巨泉が集中治療室に入り、長らく続けられていた「週刊現代」の連載が終了したことは各テレビ局でも大きく報道された。しかし、巨泉氏が最も伝えたかった〈安倍晋三の野望はおそろしい〉〈選挙民をナメている安倍晋三に一泡吹かせて下さい〉というメッセージを放送した番組はひとつたりともなかった。巨泉氏が危惧していたメディアの萎縮は残念なことにここでも起きてしまったのだ。
〈書きたい事や言いたい事は山ほどある〉
〈このままでは死んでも死にきれない〉
と自身でも綴っているように、現在の閉塞した言論状況にあって巨泉氏は貴重なリベラル論客であり、まだまだ語ってほしいことがたくさんある。巨泉氏の「最後の遺言」を胸にきざむと同時に、なんとか回復しまた舌鋒鋭い批判を繰り出してくれる日が訪れることを祈りたい。
(新田樹)
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asahi.comの記事【菅原文太さんとは「同志的連帯」 妻が語る辺野古問題】(http://www.asahi.com/articles/ASH515TW1H51UTIL046.html?iref=comtop_list_nat_n04)。
「辺野古移設を阻止するため4月に作られた「辺野古基金」に、全国から1億1900万円を超える寄付が寄せられた。その共同代表の一人が、昨年11月に81歳で亡くなった俳優菅原文太さんの妻、文子さん(73)。「現政権への不服従を示すため」に代表を引き受けた思いと、文太さんと平和について語った日々を振り返った」。
「政治の役割はふたつあります。ひとつは、国民を飢えさせないこと。もう一つは、これが最も大事です。絶対に戦争をしないこと!」
『●まだ「積極的平和主義」を言うか!? ダメだこりゃ
・・・・・・「薔薇の花束」を理解できないアベ様!』
「昨年、亡くなった俳優の菅原文太さんは、沖縄知事選に
立候補した翁長(おなが)雄志候補の集会で、
こう訴えました。「政治の役割はふたつあります。
ひとつは、国民を飢えさせないこと。もう一つは、
これが最も大事です。絶対に戦争をしないこと!」。
聴衆は割れるような拍手で賛成しました。
残念ながら、菅原さんの訴えは、与党政治家には
受け入れ難いようにみえます」
日刊スポーツの記事『大橋巨泉、愛川さん訃報「日本にとって大マイナス」』(http://www.nikkansports.com/entertainment/news/1463027.html)によると、「菅原文太さんに続いて、平和と憲法を守る決意をもった著名人が他界した事は、日本にとって大マイナスである。ボクも簡単には死ねないなと考えている」。
「絶対に戦争をしないこと!」、この一点を死守したい。「アベ様のNHK」をはじめとしたマスコミの堕落、そして、「”テレ朝は今日、死んだに等しいと思います”」状態。何度も引用するが、俳優や芸人の矜持の無さ。
『●『佐高信の新・筆頭両断』読了(2/2)』
「権力に立ち向かうような俳優や芸人が日本には少ない。
成田三樹夫は、「最近の役者・・・いやらしいのが多すぎる
・・・総理大臣主催のナントカ会・・・ニコニコして出かけて行って、
握手なんかして喜んでるだろ。・・・情けなくなっちまうね。
権力にへたへたする役者じゃ意味がない。
・・・バカがどんどん図にのるんだよ、ハハハ」」
これまた、いつも引用している・・・・・・城山三郎さん「戦争待望論を唱える若い文士がいると聞いて、鳥肌の立つ思いがする。平和の有難さは失ってみないとわからない」(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/46cffbbda63235587e36a8f40865b28b)、「日本は先の戦争で、ほとんどすべてを失ってしまった。唯一、得られたのは、憲法九条だけだ」(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/07980877a3742cbd8a23034f725a7386)。
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【http://www.asahi.com/articles/ASH515TW1H51UTIL046.html?iref=comtop_list_nat_n04】
菅原文太さんとは「同志的連帯」 妻が語る辺野古問題
聞き手・今村優莉 2015年5月4日17時45分
(「辺野古基金への関心が高まって欲しい」と
話す菅原文子さん=山本和生撮影
米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の辺野古(同県名護市)移設を阻止するため4月に作られた「辺野古基金」に、全国から1億1900万円を超える寄付が寄せられた。その共同代表の一人が、昨年11月に81歳で亡くなった俳優菅原文太さんの妻、文子(ふみこ)さん(73)。「現政権への不服従を示すため」に代表を引き受けた思いと、文太さんと平和について語った日々を振り返った。
◇
初めて辺野古に行ったのは約5年前です。以来、菅原と一緒に沖縄に行くたび足を運びました。白い砂浜に突き刺さる鉄条網に強い違和感を持ちました。
昨年11月、菅原は沖縄県知事選で翁長雄志知事の応援演説をし、こう訴えました。
〈政治の役割は二つあります。
一つは国民を飢えさせないこと、
安全な食べ物を食べさせること。
もう一つは、
これが最も大事です。
絶対に戦争をしないこと〉
結婚生活47年。菅原とは「同志的連帯」みたいな感じで、仕事を選ぶ時も社会にとって良いことか、ということで選んできました。私が彼から教わったのはジャズとボクシングと格闘技の知識くらい(笑)。忙しい彼に代わり、新聞や本を読んで気づいたことを「いまこんな事が問題みたい」と伝えると、彼は「おお、そうだな」と。そんなふうに2人でやってきました。・・・・・・・・・。
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asahi.comの記事【自民の文書は「報道への介入」 民放労連が抗議】(http://www.asahi.com/articles/ASH4F4672H4FUCVL00W.html?iref=comtop_list_pol_n04)。
nikkan-gendaiの記事【安倍政権「海外メディア」にも圧力 ドイツ紙記者が怒りの暴露】(http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/158938)。
東京新聞の記事【権力と放送法 統治の具と成す不見識】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2015041602000174.html)。
nikkan-gendaiの記事【「報ステ」にまた圧力…自民党がテレ朝幹部を異例の呼び出し】(http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/159019)。
『●アベ様は「報道がそれで抑圧される、
そんな例があったら私は辞める」と明言・・・ETV番組改編問題は?』
『●有言不実行: アベ様は「報道がそれで抑圧される、
そんな例があったら私は辞める」と明言』
『●テレ朝問題: 「これは圧力です」なんて答える訳がない!
「私は辞める」なんて考える訳がない!!』
「自民党がテレビ朝日系ニュース番組「報道ステーション」に対して、「公平中立」を求める文書を出していた問題で、「放送免許の許認可権限を背景にした政権政党が、個別の番組内容に注文をつけること自体『報道への介入』であり、政治的圧力以外の何物でもない」と抗議する委員長談話を発表」。
当のテレ朝がにヒヨっていてはねぇ・・・・・・。
「もはや、常軌を逸している。安倍政権による“圧力”が海外メディアにまで及んでいることがわかった。外国人ジャーナリストは安倍政権のやり方にカンカンになっている」。「権力者はなぜ、かくも安易に放送法を振りかざすのか。放送内容に誤りなきを期すのは当然だが、放送局側を萎縮させ、表現の自由を損ねてはならない。きっかけは三月二十七日夜、テレビ朝日系列で放送された「報道ステーション」だった」。「番組内容をめぐり、政権与党がテレビ局に直接説明を求めるのは異例中の異例だ」。
アベ様は「報道がそれで抑圧される、そんな例があったら私は辞める」と明言・・・・・・アベ様、有言実行を。
最後に、東京新聞の記事【愛川欽也さん死去 80歳 東京と平和愛し続け】(http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2015041790140126.html)によると、「東京新聞の読者の数が平和の数だって言っていいよ」。「戦争をしない、平和憲法を守るってテレビがどこもないから、おれがやってるんだ・・・・・・「憲法を守って戦争しない街と、そんな人間が残ったら。おれはそれにロマンを感じる」。憲法と平和の話になると止まらない。・・・・・・本紙を評してキンキンに言われた言葉は忘れない。「東京新聞の読者の数が平和の数だって言っていいよ」・・・・・・また、強い国の夢をみる人が増えてきたような気がする。マスコミがもう一度軍靴の行進に旗を振ったり、提灯(ちょうちん)を灯(とも)したりしたらこの半世紀は一体何だったのだろうと思う」。
マスコミも堕落し、物言えぬ雰囲気に。そして、・・・・・・:
『●『佐高信の新・筆頭両断』読了(2/2)』
「権力に立ち向かうような俳優や芸人が日本には少ない。
成田三樹夫は、「最近の役者・・・いやらしいのが多すぎる
・・・総理大臣主催のナントカ会・・・ニコニコして出かけて行って、
握手なんかして喜んでるだろ。・・・情けなくなっちまうね。
権力にへたへたする役者じゃ意味がない。
・・・バカがどんどん図にのるんだよ、ハハハ」」
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【http://www.asahi.com/articles/ASH4F4672H4FUCVL00W.html?iref=comtop_list_pol_n04】
自民の文書は「報道への介入」 民放労連が抗議
2015年4月13日17時44分
日本民間放送労働組合連合会(赤塚オホロ・中央執行委員長)は13日、自民党がテレビ朝日系ニュース番組「報道ステーション」に対して、「公平中立」を求める文書を出していた問題で、「放送免許の許認可権限を背景にした政権政党が、個別の番組内容に注文をつけること自体『報道への介入』であり、政治的圧力以外の何物でもない」と抗議する委員長談話を発表した。
談話では、こうした文書が「言論・表現の自由、番組編集の自由への極めて重大な侵害に当たる」と指摘。「自民党による度重なる蛮行に対し、強い怒りをもって抗議する」としている。
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【http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/158938】
安倍政権「海外メディア」にも圧力 ドイツ紙記者が怒りの暴露
2015年4月14日
(国際問題に発展か(左は「ナンバー新聞」表紙)/(C)AP)
もはや、常軌を逸している。安倍政権による“圧力”が海外メディアにまで及んでいることがわかった。外国人ジャーナリストは安倍政権のやり方にカンカンになっている。
つい最近までドイツの高級紙「フランクフルター・アルゲマイネ・ツァイトゥング」で東京特派員を務めていたカールステン・ガーミス氏が、圧力の実態を明らかにしている。
ガーミス氏が暴露したのは、外国人特派員協会が発行する機関紙「ナンバー1新聞」4月号。日本での5年間の取材をふり返る形で、安倍政権の暴走を詳細に伝えている。内容は“国際問題”にも発展しかねないトンデモないものだ。
「ナンバー1新聞」の記事によると、安倍政権になってから、
海外メディアとの関係は悪化。エネルギー政策やアベノミクスの危険性に
ついて取材しようとしても、政権サイドはまともに対応しようとせず、
日々、対立は深刻化しているという。
批判記事を書こうものなら、外務省を使って、本国の本社に直接“圧力”をかけるという行動にも出ている。
ガーミス氏が安倍政権の歴史修正主義について、批判的な記事を書いた時のことだ。在フランクフルトの日本総領事が、ドイツにある編集部に乗り込んできて猛抗議したという。
対応した編集者に向かって「(あの男は)金が絡んでいると疑わざるを得ない」と信じられない暴言を吐いた上、安倍批判の記事を書くのは中国へのビザ申請を承認してもらうためではないか、と妄想としか思われない見解を示したという。
ガーミス氏は「私が?北京のために金で雇われたスパイ? 私は中国へ行ったこともないし、ビザ申請をしたこともない」と真っ向から否定。「私と、編集者と、本紙全体に対する侮辱だ」と激高している。
外務省による“攻撃”は昨年からより一層激しくなり、ガーミス氏は記事を書くたびに呼び出しを受けたという。
元外交官の天木直人氏はこう言う。
「今まで聞いたことがない衝撃的な内容です。安倍政権のあまりの
下劣なやり方に、ドイツ国民は腰を抜かすのではないでしょうか。
圧力をかけた点と外交官の暴言、二重の意味で権威を損ねている。
圧力を受けたのはドイツ紙だけとは思えません。今後、世界各地で
同じような話が出てくるのではないか。国際的に大問題になりますよ。
これを報じない日本のメディアも終わっています」
英語で書かれた今回の記事は、インターネットを通じて世界に拡散していくだろう。安倍政権のやっていることは、日本の恥でしかない。
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【http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2015041602000174.html】
【社説】
権力と放送法 統治の具と成す不見識
2015年4月16日
権力者はなぜ、かくも安易に放送法を振りかざすのか。放送内容に誤りなきを期すのは当然だが、放送局側を萎縮させ、表現の自由を損ねてはならない。
きっかけは三月二十七日夜、テレビ朝日系列で放送された「報道ステーション」だった。
この日が最後の出演とされたコメンテーター、元経済産業省官僚の古賀茂明氏が「菅義偉官房長官をはじめ、官邸の皆さんからバッシング(非難)を受けてきた」と述べると、菅氏は三十日の記者会見で「事実無根」と反論し、こう付け加えた。「放送法という法律があるので、テレビ局がどう対応するか、しばらく見守りたい」
◆表現の自由を目的に
自民党はあす、テレビ朝日などの経営幹部を呼び、番組内容について説明を求めるという。
放送事業を規定する放送法は不偏不党、真実、自律を保障することで表現の自由を確保し、健全な民主主義の発達に資することが目的だ。放送番組は法律に基づく以外は誰からも干渉されないことが明記され、同時に政治的な公平、真実を曲げないこと、意見が対立する問題は多くの角度から論点を明らかにすることも求めている。
放送は、政権や特定勢力の政治宣伝に利用されるべきではない。大本営発表を垂れ流して国民に真実を伝えず、戦意高揚の片棒を担いだ先の大戦の反省でもある。
政治的に偏ったり、虚偽を放送しないよう、放送局側が自ら律することは当然だが、何が政治的公平か、真実は何かを判断することは難しい。にもかかわらず政治権力を持つ側が自らに批判的な放送内容を「偏っている」と攻撃することは後を絶たない。
さかのぼれば一九六八年、TBSテレビ「ニュースコープ」のキャスターだった田英夫氏(二〇〇九年死去)がベトナム戦争報道をめぐり「解任」された件がある。
◆自民党の圧力で解任
田氏は前年、北ベトナムの首都ハノイを西側陣営のテレビ局として初めて取材し、戦時下の日常生活を伝えた。以前からTBSの報道に偏向との不満を募らせていた自民党側は放送後、TBS社長ら幹部を呼び「なぜあんな放送をさせたのか」と批判する。
このとき社長は、ニュースのあるところに社員を派遣し、取材するのは当然、と突っぱねたが、翌六八年に状況は大きく変わる。
成田空港反対運動を取材していた同社取材班が、反対同盟の女性らを取材バスに乗せていたことが発覚し、政府・自民党側がTBSへの圧力を一気に強めたのだ。
田氏は自著「特攻隊だった僕がいま若者に伝えたいこと」(リヨン社)で当時の様子を振り返る。
<当時の福田赳夫幹事長が、オフレコの記者懇談で、なんと「このようなことをするTBSは再免許を与えないこともあり得る」という発言をしたのです。
これを聞いたTBSの社長は、翌日すぐに私を呼んで、「俺は言論の自由を守ろうとみなさんと一緒に言ってきたのだけれども、これ以上がんばるとTBSが危ない。残念だが、今日で辞めてくれ」と言われ、私はニュースキャスターをクビになりました>
田氏解任の決定打は権力側が免許に言及したことだ。放送は電波法に基づく免許事業。五年に一度の再免許を受けられなければ事業は成り立たない。同法は放送法に違反した放送局に停波を命令できる旨も定める。権力が放送免許や放送法を統治の具としてきたのが現実だ。
昨年の衆院選直前、安倍晋三首相はTBSテレビに出演した際、紹介された街頭インタビューに首相主導の経済政策に批判的な発言が多かったとして「おかしいじゃないですか」などと批判した。
自民党はその後、在京テレビ局に選挙報道の公平、中立を求める文書を送り、報道ステーションには経済政策に関する報道内容が放送法抵触の恐れありと指摘する文書を出した。そして菅氏の放送法発言、自民党による聴取である。
報道の正確、公平、中立の確保が建前でも、権力が免許や放送法に言及し、放送内容に異を唱えれば放送局を萎縮させ、結果的に表現の自由を損ねかねない。歴代政権は、自らの言動がもたらす弊害にあまりにも無自覚で不見識だ。
◆「報道に意気込みを」
キャスターを解任された田氏は七一年、参院議員となる。二〇〇七年に政界を引退する直前、本紙のインタビューに「メディアはもっと姿勢を正さなくちゃいけないね。報道に意気込みが感じられない。引きずられているんだよ」とメディアの現状を嘆いていた。
政権による圧力に萎縮せず、それをはね返す気概もまた必要とされている。放送のみならず、私たち新聞を含めて報道に携わる者全体に、大先輩から突き付けられた重い課題である。
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【http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/159019】
「報ステ」にまた圧力…自民党がテレ朝幹部を異例の呼び出し
2015年4月15日
(揺れるテレ朝とNHK(C)日刊ゲンダイ)
これはテレビ局に対する新たな圧力だ。
自民党が17日に開く情報通信戦略調査会(会長・川崎二郎元厚労相)の会合にテレビ朝日とNHKの幹部を呼び、最近問題となったそれぞれの報道番組の内容や経緯などについて事情を聴くという。複数の同党関係者が14日、明らかにした。番組内容をめぐり、政権与党がテレビ局に直接説明を求めるのは異例中の異例だ。
問題とされているのは、テレビ朝日は先月27日放送の「報道ステーション」で、番組に出演した元経産官僚の古賀茂明氏が菅義偉官房長官らに「バッシングを受けてきた」などと発言したこと。NHKは「クローズアップ現代」で制作側による「やらせ」の疑惑が指摘されていること。
すでに自民党は、「アベノミクス」を取り上げた昨年11月の「報道ステーション」の内容が偏っているとして、文書で「中立」を求めたことが明らかになっている。これが報道への圧力だと批判を浴びているさなか、今度はテレビ局幹部を党に呼びつけるというのだから驚くしかない。
今回は幹部に聴取というが、「言論の自由」を軽視する安倍自民のことだから、そのうち「キャスターの古舘伊知郎も呼べ」となっても、おかしくない。
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権力に立ち向かうような俳優や芸人が日本には少ない。成田三樹夫は、「最近の役者・・・いやらしいのが多すぎる・・・総理大臣主催のナントカ会・・・ニコニコして出かけて行って、握手なんかして喜んでるだろ。・・・情けなくなっちまうね。権力にへたへたする役者じゃ意味がない。・・・バカがどんどん図にのるんだよ、ハハハ」(p.52)。
『勁 (つよ) き草の根』(草の根会発行)、『松下竜一の青春』(新木安利、海鳥社)。「たしかに年収二百万で泰然としている男を夫にするのはむずかしい。洋子夫人以外には、その役はつとまらない」(p.92)。獄中の大道寺将司さんについての『狼煙を見よ』(河出書房新社)。『豆腐屋の四季』(講談社文庫) が縁 (p.253)。