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●「姉妹都市への決別宣言をする短絡的な政治」家・吉村洋文氏よりも、「国際政治家」な映画人・国村隼さん

2018年12月30日 00時00分46秒 | Weblog

[【NNNドキュメント’18/南京事件Ⅱ ―歴史修正を検証せよ―】(2018年5月13日)↑]



日刊スポーツの二つのコラム【政界地獄耳/姉妹都市解消は稚拙な感情論では?】(https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/201810080000246.html)と、
【政界地獄耳/俳優国村隼に学べ、政治家よ】(https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/201810090000231.html)。

 《★大阪市長・吉村洋文は慰安婦像の設置を巡り、米・サンフランシスコ市との姉妹都市関係の解消を発表した。慰安婦像の市有化を撤回するよう大阪市は求めていたが、回答がなかったためという。市長は「信頼関係は破壊された」とした。都市間の交流は長い歴史の上に成り立つ。…吉村の勇み足は稚拙な感情論ではないのか市長の独断で歴史を断つ権利はあるのか》。
 《★民間外交とはこういうことではないのか文化交流とはまさにこのことではないのか姉妹都市への決別宣言をする短絡的な政治よりもずっと将来に可能性を残すエールの交換だ映画人の方がずっと国際政治家といえるのではないか》。

 国村隼さんの件、詳しくはリテラに記事が。【旭日旗問題で炎上した俳優・國村隼の発言は真っ当だ! 日本の侵略戦争、軍国主義の象徴だった旭日旗の歴史】(https://lite-ra.com/2018/10/post-4300.html)によると、《言うまでもなく、海上自衛隊の艦旗である旭日旗は、戦中・戦前の帝国海軍からそのまま継承したもので、日本の軍国主義や帝国主義の象徴だ》。

 《都市間の交流は長い歴史の上に成り立》っているはずなのに、大阪市は《米・サンフランシスコ市との姉妹都市関係の解消》に踏み切ったそうです。大阪の皆さん、お維に任せていてホントに大丈夫なの?
 「姉妹都市への決別宣言をする短絡的な政治」家・吉村洋文氏よりも、「国際政治家」な映画人・国村隼さん。

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https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/201810080000246.html

コラム
政界地獄耳
2018年10月8日9時54分
姉妹都市解消は稚拙な感情論では?

★先の沖縄県知事選で自民党ら県内野党が推した候補は、公約に「携帯電話料金4割削減」を掲げた。自民党の選対が策定した公約という。沖縄県知事がどうしてそんなことができるのか、それが知事の公約となるのか理解に苦しむ。陣営は「中央との強いパイプにより4割削減を促す」ことという。そんな努力目標まで公約になるのか。そもそも民間電話会社の料金は、国や所管の総務省では決められない。民間で決めるのだ。随分と県民をばかにした話だが、そもそも知事の仕事ではない。

★大阪市長・吉村洋文は慰安婦像の設置を巡り、米・サンフランシスコ市との姉妹都市関係の解消を発表した。慰安婦像の市有化を撤回するよう大阪市は求めていたが、回答がなかったためという。市長は「信頼関係は破壊された」とした。都市間の交流は長い歴史の上に成り立つ。東京都知事・小池百合子は9月12日、北京市長・陳吉寧(ちん・きつねい)と都庁で面会した。東京都と北京市は1979年から姉妹友好都市となっている。しかし北京市長の訪日は実に24年ぶりのことだ。

★その間、日中間には多くの政治問題・外交問題が立ちはだかった。最近では当時の都知事・石原慎太郎が、尖閣諸島を中国が占領しかねないとして、私有地だった尖閣諸島を都が買うと言い出し、寄付を集めたが、政府が国有化を決めたことがあった。しかし、都が北京市との友好都市をやめたことはない。一時期、関係が冷え込んでも、そんなことはしない。石原はことごとく中国批判を繰り返したが、事を構えるのは政府の外交であり、自治体のそれは民間外交に近く、政府ができないことを行えばいい。吉村の勇み足は稚拙な感情論ではないのか市長の独断で歴史を断つ権利はあるのか。(K)※敬称略
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https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/201810090000231.html

コラム
政界地獄耳
2018年10月9日9時28分
俳優国村隼に学べ、政治家よ

★韓国で開かれる国際観艦式で旭日旗を掲揚するか否かで折り合わず、防衛省・海上自衛隊は5日、護衛艦の不参加を決めた。その騒動の中、韓国・釜山で開催中の釜山国際映画祭に参加していた俳優の国村隼は、同日の会見で韓国記者たちから旭日旗問題を問われ、以下のように答えている。

★「旭日旗というのが海上自衛隊の伝統旗だと知っている。だが我々より先の世代特に韓国の方は、この旗を格別に捉えているということも深く理解している」「自衛隊としては、旭日旗が自身たちの伝統なので、曲げることができないだろう。しかし過去の歴史を1度だけでも理解すればどうだろうか、個人的には考えている」と発言した。国際映画祭でこんな質問をされて当惑したと思うが、国村は映画人として堂々と意見を述べたと思う。ところがネットでは、国村を口汚くののしる言葉が降り注がれる

★すると7日、釜山国際映画祭執行委員長チョン・ヤンジュンは、旭日旗を巡る質問などで迷惑をかけたとして、国村に対して遺憾の意を表明した。「敏感な韓日問題の質問でさまざまな誤解や臆測を呼んでいる」「数十時間の討論が必要な問題について、短い問答で十分に意味を伝えるのは難しい」とし、国村を十分守れなかったとわびた。国村も映画祭事務局を通じ、「確執や苦しみの中で生きるよりも、明るい希望と温かい思い出が必要だ。それを映画を通じて伝えられるのではないかと思う」とコメントを発表している。

民間外交とはこういうことではないのか文化交流とはまさにこのことではないのか姉妹都市への決別宣言をする短絡的な政治よりもずっと将来に可能性を残すエールの交換だ映画人の方がずっと国際政治家といえるのではないか。(K)※敬称略
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