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●➀内閣記者会が支える《台本劇》《台本営発表》、そして、愚者にさらなる凶器《緊急事態宣言》《緊急事態条項》を与える愚かさ

2020年03月06日 00時00分59秒 | Weblog

[※ 「こんな人たち」 報道特集(2017年7月8日)↑]



その②へ】

リテラの記事【安倍首相“たった36分”会見はマスコミの責任だ!記者クラブは八百長に応じ、記者は打ち切りに無抵抗、NHKは会見後に岩田明子が…】(https://lite-ra.com/2020/03/post-5287.html)。
日刊スポーツのコラム【政界地獄耳/首相の記者会見と言うべきでない「台本劇」】(https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/202003030000064.html)。
吉田央記者による、沖縄タイムスのコラム【[大弦小弦]首相会見は「台本営発表」?】(https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/542461)。

 《参院予算委員会ではこの問題についても追及が及んだ。立憲民主党の蓮舫参院議員は「江川紹子さんの質問になぜ答えなかったのか」と質問すると、安倍首相はこう答弁した。「あらかじめ記者クラブと(官邸)広報室側で、ある程度の打ち合わせをしているというふうに聞いているが、時間の関係で打ち切らせていただいた」 会見が茶番劇であることを自ら暴露する答弁もびっくりだが、この答弁に対し、蓮舫議員は「(会見の)そのあと重要な公務がありましたか?」と質問すると、安倍首相は平然とこんなことを言い出したのだ。「そのあとも打ち合わせをおこなった」 まったくよく言ったものだ》。
 《★2月29日の首相・安倍晋三の会見の評判が悪いことは国民の知るところだが、この政権を自民党や財界と共に支えてきた政権の共犯者がいる。内閣記者会官邸記者クラブだ。最近も東京新聞の女性記者の質問を官房長官・菅義偉が遮ったり、無視したりとあの手この手を使っていたことが話題となったばかりだ》。
 《▼用意された原稿を20分ほど読み上げ、記者の質問は広報官が5問で打ち切った。よほど大事な日程があったのかと首相動静を見ると、30分後に帰宅していて目を疑った…▼首相は、記者の質問にも原稿を読んで答えた記者側が事前に通知していたからだ。「台本ありきの茶番ではないか」と批判がある。回答に疑問が残る時、重ねて聞く更問(さらと)もなく、丁々発止とほど遠い》。


 2点。1点目は、内閣記者会が支える《台本劇》《台本営発表》、もう一点は、愚者にさらなる凶器《緊急事態宣言》《緊急事態条項》を与える愚かさ。

 《安倍首相は平然とこんなことを言い出したのだ。「そのあとも打ち合わせをおこなった」 まったくよく言ったものだ》…次から次にデタラメを…《首相動静 29日…6時、記者会見。7時12分、自宅。》

   『●#COVID19 記者会見モドキから「逃げるは恥だし役立たず」…
      《首相動静 29日…6時、記者会見。7時12分、自宅。》


 《この政権を自民党や財界と共に支えてきた政権の共犯者がいる。内閣記者会官邸記者クラブだ》…。内閣記者会官邸記者クラブ)が支える《台本劇》《台本営発表》《ヤラセ会見》《首相の説明を記者が支えて聴く会。《江川紹子の「まだ質問があります」の声が聞こえなかったのは記者クラブの面々か》。《だが、目も当てられなかったのは、NHKだ。…政治部の岩田明子記者が解説者として登場し、安倍首相の主張を無批判に繰り返して代弁。これでは北朝鮮の報道と何も変わらない大本営発表だ》。もう、アベ様広報社も広報者も「報道」「ジャーナリスト」を名乗らないでください。
 そして、さらなる問題は、案の定、《2日の参院予算委員会では…と首相が答弁し、首相の権限で自由権を剥奪することができる緊急事態宣言の発動を示唆した。あの会見はこれを言うためのお膳立てだったと言えまいか》…。内閣記者会官邸記者クラブ)が支える《台本劇》《台本営発表》によって、独裁者に愚かな凶器《緊急事態宣言》《緊急事態条項》を与えるなどもっての外だ。

 日刊ゲンダイの記事【安倍首相も国会で認めた 会見は大手メディアとの“ヤラセ”】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/269863)でも、《なぜ学校を閉じさせるのか、官邸で会見したが、最後まで具体的な説明はなし。フザケた話だが、ナント、2日の参院予算委員会では、会見自体がヤラセだったことが分かった。…すると安倍首相は悪びれもせず、「詳細な回答ができるように通告を受ける場合がある」と認めたから驚きだ。何を聞かれるか事前に分かっているのなら「与党質問と何ら変わりはないだろう》。


 日刊ゲンダイの記事のタイトルは【コロナで国民に相次ぐ悪夢 まもなく始まる「安倍戒厳令」】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/269862)である。
 憲法で保障されている主権在民をニッポンで大声で叫べなくなるのでは? 琉球新報のコラム【<金口木舌>権力は国民に由来するでは】において、《▼日本国憲法は国民主権を定めている。…「全ての権力は国民に由来する」と胸を張って言える状況にあるのだろうか》、と問うている。

   『●《全ての権力は国民に由来する》(韓国映画『弁護人』)…
      憲法で保障されている主権在民をニッポンで大声で叫べるか?
    《「全ての権力は国民に由来する」。韓国で大ヒットした映画「弁護人」で、
     主人公の弁護士が法廷で叫ぶ場面がある。…▼日本国憲法は国民主権を
     定めている。…「全ての権力は国民に由来する」と胸を張って言える
     状況にあるのだろうか》

   『●緊急事態条項? ご冗談を。こんないい加減なことしかできない
        独裁政権にさらに凶暴な武器を与えるなんて危険極まりない

    「「北海道の鈴木直道知事が非常事態宣言を…」…アベ様ら無為無策
     無能な政権は壊憲して、
     「国民主権の縮小、戦争放棄の放棄、基本的人権の制限」、さらに、
     「緊急事態条項」の導入を…という内心がミエミエでウンザリします」

 愚者で、かつ、独裁者に凶器を与えてはいけない。
 海渡雄一さんの警鐘。レーバーネットでの意見表明【安倍政権による緊急事態宣言、新型インフルエンザ対策特別措置法改正に異議あり!】(http://www.labornetjp.org/news/2020/0303kaido)より。《昨日(3/2)の参院予算委員会で、安倍首相が新型インフル特措法の改正と緊急事態宣言を発すると発言しました。野党の立憲民主党の議員の方々も賛成される方向性だと聞き、大変な危機感を持ちました。この法律と、それを安倍政権が行使することの問題点について、与野党の心ある国会議員の皆さんは自覚してほしいと考え、次のとおり、意見を表明します。この法律では次のような措置が可能となります。全国的かつ急速なまん延により、国民の生活及び経済に甚大な影響を及ぼし、又はそのおそれがあるものとして政令で定める要件に該当する事態となった場合、内閣総理大臣は新型インフルエンザ等緊急事態宣言を行う(第32条)。新型インフルエンザ等緊急事態において、以下の措置が可能になる外出自粛要請、興行場、催物等の制限等の要請・指示(潜伏期間、治癒するまでの期間等を考慮) 都道府県知事は住民に対し外出の自粛を要請できる(第45条第1項)。(海渡雄一)》。
 戒厳令。独裁者気取りで、自身に酔いしれてアベ様が御命じになる…。

   『●「トンズラ総理」の広報機関やオトモダチ、取巻き連中…
         どの辺が「中間中立」的な立ち居振る舞いなのか?
    《〈政府がヘリパッド「完成」を宣言する12月22日までの165日間、
     あらゆる国家権力が動員され、暴圧の嵐が吹き荒れた。それは
     辺野古で記録された最大瞬間風速をはるかに上回る〉
     〈ここは日本なのか、と目を疑うことがしばしば起きた。戦後日本が
     表向き保障してきた人権や市民的自由が否定され、権力が意のままに
     振る舞う。これは戒厳令なのだ。そう説明するほかになかった〉》

   『●《全ての権力は国民に由来する》(韓国映画『弁護人』)…
      憲法で保障されている主権在民をニッポンで大声で叫べるか?
    「アベ様は、ますます「緊急事態条項」に涎ダラダラでしょう。
     東京新聞の記事【香港の緊急条例 「悪法」には道理なし】…によると、
     《香港政府の林鄭月娥行政長官が「緊急状況規則条例」を発動した。
     立法会(議会)の承認を経ない独善的かつ恣意的な強硬策である。
     これでは、市民の反発と抗議行動は強まるばかりであろう。
     「緊急条例」は行政長官に非常権限を委ねるもので、「公共の安全」を
     理由に、集会や通信など市民の権利を幅広く制限できる。問題は、
     長官らが立法会の承認を得ずに一方的に発動できるとしている点だ。
     手はじめに五日、デモ参加者のマスクを禁じる「マスク禁止規則」を
     制定した。当局は、デモ参加者がゴーグルやマスクで顔を隠しているため
     違法性の認定が難しく、抗議行動が暴力化していると主張。
     禁止規則を正当化しようとしている》」

 最後に、佐高信さんによる書評。日刊ゲンダイ【週末オススメ本ミシュラン/「汚れた桜」/毎日新聞「桜を見る会」取材班 毎日新聞出版】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/book/269762)にて、《昨年11月20日に開かれた首相官邸記者クラブの「キャップ懇談会」である。完全オフレコで首相と会うこのキャップ懇に「毎日」のキャップは参加しなかった。同紙の政治部長、高塚保によれば、「内部で検討した結果」だという。「毎日」以外は参加したことについて、「ニューヨーク・タイムズ」の元東京支局長、マーティン・ファクラーは「信じられない。桜を見る会が批判されている最中に、内閣記者クラブのキャップが今夜、安倍総理と会食したそうである。メディアの信頼性を考えていないよね」とツイートしたとか。驚き、呆れてだろう。これには2回戦があった。翌12月17日に今度は首相と番記者の懇談会が開かれた。これにも「毎日」は参加せず、今度は「東京新聞」も参加しなかった…「言論の自由は各新聞の共同戦線なしに守れるものではない」と強調する緒方の忠告に従って、「朝日」の幹部は「毎日」や「東京」と共同して安倍の横暴と戦うべきではないか。 ★★★(選者・佐高信)》。

   『●『記者会見ゲリラ戦記』読了
   『●小林節氏…《職業としての権力監視機関として、報道が発達し、
              憲法の重要な柱のひとつとして確立され》た
   『●「紙面や番組ではっきりと「嘘つき」…
    「最悪の返答」と批判を浴びせ」る矜持もなく…民主主義の危機
   『●三宅勝久さん《報道・言論の自由を標榜しながら
      じつのところ会見参加者を選別している…巧みな情報操作》
   『●《オーストラリア各紙は黒塗り紙面で「政府があなたから真実を
       遠ざけるとき、何を隠しているのか?」と読者に問い掛けた》
   『●新聞労連・南彰中央執行委員長による声明【オープンな
     首相記者会見を求める】…「質問をする機会はすべての取材者に…」
   『●内閣記者会政治部記者の露骨な本音は? Passiveな《官邸による
       「望月いじめ」を「黙殺」する形で「加担」》かと思いきや…
    「もう、そんな内閣記者会政治部記者達には《報道》を名乗らないでほしい」

 《神保哲生もツイッターで「僕は手を挙げ続けても当てられない7年間の前に、会見に入ることさえできない20年がありますから、これくらいは大したことないって思えますけど。その間にフリーでも記者クラブと対等に質問ができた民主党政権の3年間がありますが、それが既存メディアを安倍政権に走らせる一因にもなってるわけです」》。アベ様口癖の「悪夢のような旧民主党政権」…あらゆる意味で、悪夢のような最悪な政権はもはや明白です。

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https://lite-ra.com/2020/03/post-5287.html

安倍首相“たった36分”会見はマスコミの責任だ!記者クラブは八百長に応じ、記者は打ち切りに無抵抗、NHKは会見後に岩田明子が…
2020.03.03 07:02

     (会見する安倍首相(安倍晋三Facebookより))

 2月29日土曜日の安倍首相の記者会見に批判が集まっている。それはそうだろう。本サイトでもすでにお伝えしたが、一斉休校要請の具体的な根拠も一切説明しないまま会見はたったの36分で終了。そのうち記者との質疑応答はわずか16分で、ジャーナリストの江川紹子氏が「まだ質問あります!」と声をあげているにもかかわらず、「予定時間をだいぶ過ぎている」という理由で会見は強制終了されてしまったのだ。

 じつは、昨日2日の参院予算委員会ではこの問題についても追及が及んだ。立憲民主党の蓮舫参院議員は「江川紹子さんの質問になぜ答えなかったのか」と質問すると、安倍首相はこう答弁した。

「あらかじめ記者クラブと(官邸)広報室側で、ある程度の打ち合わせをしているというふうに聞いているが、時間の関係で打ち切らせていただいた

 会見が茶番劇であることを自ら暴露する答弁もびっくりだが、この答弁に対し、蓮舫議員は「(会見の)そのあと重要な公務がありましたか?」と質問すると、安倍首相は平然とこんなことを言い出したのだ

「そのあとも打ち合わせをおこなった

 まったくよく言ったものだ。首相動静を確認すると、安倍首相は会見終了の21分後には官邸をあとにし、そのまま私邸に帰宅しているからだ。そうやってすぐに家に帰る時間があるのなら、記者の質問に最後まで答えるのが当たり前だが、しかし安倍首相は「基本的にいつも総理会見はおこなわれている」と開き直ったのである。

 あの茶番劇会見を正当化したのは安倍首相だけではない。菅義偉官房長官も昨日の会見で、総理はていねいに説明したと評価した上で、「事前の案内は20分程度で会見をおこなったが、結果的に35分間だった」と説明している。安倍首相や菅官房長官は、「事前に20分」と時間をあらかじめ区切り、「記者クラブと(官邸)広報室側で、ある程度の打ち合わせ」した上でおこなっている、総理会見はそういうものなのだと主張しているのである。

 たったの20分で「ていねいな説明」だと言い張る総理大臣に国民が納得できるはずがないが、しかし問題なのは、そのたったの20分の会見に抗議をするでもなく受け入れている、記者クラブの記者たちの姿勢だ

 実際、江川氏が「まだ質問あります!」と声を上げている最中、他の記者たちは会見場を立ち去る安倍首相を黙って見過ごし江川氏をシラッとした様子でチラ見している記者もいた。いや、そもそも新型コロナにかんして安倍首相が記者会見を開くのはこの日が初めてだったというのに、用意された記者席には空席もあったほど。つまり、最初から「どうせいつもの茶番だ」「質問で手を挙げても当てられない」という諦めが、記者席には漂っていたのだ。


■長野智子がトランプと闘う米メディアと比較し「日本の現状ひどすぎる」

 『サンデーステーション』(テレビ朝日)キャスターの長野智子は、〈発言内容はともかく、私が出席したトランプ大統領の会見では「時間の限りいくらでもどうぞ」と何度も対立してきたCNN記者含め丁々発止質疑応答している。日本の現状ひどすぎる〉とツイートしていたが、これはトランプ大統領でさえ記者の質問に答えているというよりも、記者たちがトランプ大統領が質問に答えないのを断じて許さないからだ

 現に、質問に答えないトランプ大統領やホワイトハウスの広報体制に対し、記者たちは怯むことなくガンガン質問を浴びせかけ、政権に批判的なCNNやニューヨーク・タイムズなどを会見から締め出した際には、AP通信やタイム誌は一緒になって会見をボイコットし、ホワイトハウス記者会も抗議声明を発表。また会見でトランプを厳しく追求したCNNの記者が記者証を取り上げられた際も、ライバル社でありトランプ寄りのFOXニュースも含め記者を支援した。報道官が菅官房長官のようにまともに質問に答えず批判的なメディアには強権的な姿勢を見せても、記者たちは食い下がって何度も質問を繰り返し、ときには紙面や番組ではっきりと「嘘つき」「バカ」「大バカ」「最悪の返答」と批判を浴びせている

 これこそが不誠実な政権担当者へのジャーナリズムの本来のあり方だが、かたや日本の官邸記者クラブは、たったの20分間しかセットされていない会見を「短すぎる!」「こんなものは受け入れられない」と突っぱねることもせず、挙げ句、打ち合わせにまで応じ、質問を求める記者に白い目を向ける有様。そして、まんまと安倍首相に「基本的に総理会見はそういうもの」と逃げ道を用意してしまったのだ。朝日や毎日新聞といったリベラル系メディアは会見を打ち切ったことを批判的に伝えたが、記者クラブとしてそれに加担しておいて、何を言っているのだろう。

 だが、目も当てられなかったのは、NHKだ。NHKは記者会見を生中継したが、会見後には「安倍首相にもっとも近い記者」とも呼ばれる政治部の岩田明子記者が解説者として登場し、安倍首相の主張を無批判に繰り返して代弁。これでは北朝鮮の報道と何も変わらない大本営発表だ。

 手柄を立てたいというだけで後先考えずに一斉休校要請をおこなうという独断政治に対し、直接声をあげることさえできないメディア……。こんな状態のままでは、国民の生命と安全を守れない無能政権をただのさばらせるだけだろう

(編集部)
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●②内閣記者会が支える《台本劇》《台本営発表》、そして、愚者にさらなる凶器《緊急事態宣言》《緊急事態条項》を与える愚かさ

2020年03月06日 00時00分00秒 | Weblog

[※ 「こんな人たち」 報道特集(2017年7月8日)↑]



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リテラの記事【安倍首相“たった36分”会見はマスコミの責任だ!記者クラブは八百長に応じ、記者は打ち切りに無抵抗、NHKは会見後に岩田明子が…】(https://lite-ra.com/2020/03/post-5287.html)。
日刊スポーツのコラム【政界地獄耳/首相の記者会見と言うべきでない「台本劇」】(https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/202003030000064.html)。
吉田央記者による、沖縄タイムスのコラム【[大弦小弦]首相会見は「台本営発表」?】(https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/542461)。


 2点。1点目は、内閣記者会が支える《台本劇》《台本営発表》、もう一点は、愚者にさらなる凶器《緊急事態宣言》《緊急事態条項》を与える愚かさ。


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https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/202003030000064.html

コラム
政界地獄耳
2020年3月3日8時19分
首相の記者会見と言うべきでない「台本劇」

     (会見場を後にする安倍首相(左から2人目)(2月29日=共同))

★2月29日の首相・安倍晋三の会見の評判が悪いことは国民の知るところだが、この政権を自民党や財界と共に支えてきた政権の共犯者がいる。内閣記者会官邸記者クラブ)だ。最近も東京新聞の女性記者の質問を官房長官・菅義偉が遮ったり、無視したりとあの手この手を使っていたことが話題となったばかりだ。

★この会見の時に配布された「内閣総理大臣記者会見の幹事社質問」(案)には幹事社ほか新聞、テレビ、海外メディアの質問が首相から受け付けられたが、いずれも指名される者が決まっており、質問と答弁が書かれていた。ツイッターで東京新聞労働組合が「台本通りの首相会見を許してる官邸詰めの記者たち恥を知らねばならない。突如の休校要請ひとつ取っても何も答えてないに等しいではないか。なぜ幹事社は聞いたことに答えろと言わないのか?」の意味が分かった。

★ビデオジャーナリスト・神保哲生もツイッターで「僕は手を挙げ続けても当てられない7年間の前に、会見に入ることさえできない20年がありますから、これくらいは大したことないって思えますけど。その間にフリーでも記者クラブと対等に質問ができた民主党政権の3年間がありますが、それが既存メディアを安倍政権に走らせる一因にもなってるわけです」と指摘する。今更記者クラブの弊害や問題点をあげつらう気はないが、2日の参院予算委員会では「あらゆる可能性を想定し、国民生活への影響を最小限に、最小化するために緊急事態宣言の実施も含め、新型インフルエンザ等対策特別措置法と同等の措置を講ずることが可能となるよう、立法措置を早急に進めることとする」と首相が答弁し、首相の権限で自由権を剥奪することができる緊急事態宣言の発動を示唆した。あの会見はこれを言うためのお膳立てだったと言えまいか

★その台本劇が内閣記者会のルールだというなら、もう記者会見などと言うべきではない首相の説明を記者が支えて聴く会というべきだ。答えの用意されている質問しか答えないことをいくら今まで許容していても、「この会見だけはできる限り質問に答えてもらう」とその場で幹事社が言えばよかったのではないか。ジャーナリスト・江川紹子の「まだ質問があります」の声が聞こえなかったのは記者クラブの面々か。(K)※敬称略
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https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/542461

[大弦小弦]首相会見は「台本営発表」?
2020年3月4日 08:1

 1月に発生した新型肺炎への対応で、安倍晋三首相による初めての記者会見は2月末だった。「1~2週間が終息できるかの瀬戸際」なので「第2弾の緊急対策を10日程度で取りまとめる」と言う

▼7~14日が重要なのに、対策のまとめに10日かけたら遅いのでは行政府の長の会見が、なぜ発生から1カ月半もたってからなのか。疑問が次々に浮かぶ

▼用意された原稿を20分ほど読み上げ、記者の質問は広報官が5問で打ち切った。よほど大事な日程があったのかと首相動静を見ると、30分後に帰宅していて目を疑った

▼日本中が驚いた一斉休校が必要な科学的根拠は休業補償の詳細は。知りたいことが山ほどあるのに消化不良が募る。こんな会見を許した記者クラブにも風当たりが強い。なぜ時間制限を受け入れるのか

▼首相は、記者の質問にも原稿を読んで答えた記者側が事前に通知していたからだ。「台本ありきの茶番ではないか」と批判がある。回答に疑問が残る時、重ねて聞く更問(さらと)もなく、丁々発止とほど遠い

▼フリージャーナリストの江川紹子さんは「まだ聞きたいことがあります」と食い下がったが、無視された。ここは大手の記者が一緒に声を上げてほしかった首相会見がシナリオに沿った台本営発表では知る権利に応えられず、メディアが国民の信を失う。(吉田央
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●《賢くもなく笑えない嘘つきが今、日本の総理大臣…大嘘こいたのだ。耳を疑った…世界中に向けて堂々と、とうとうと嘘をついている!》

2020年03月05日 00時00分10秒 | Weblog

[※ 自公選挙公約「子育て…」小躍りするアベ様日刊ゲンダイ(2017年12月19日)↑]



日刊ゲンダイの記事【怯むなANAホテル!ウソと詭弁を終わらせろ/吉田潮氏 桜を汚した彼の功罪…顔見るのも名前言うのも嫌】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/269766)。

 《過去、数名の虚言癖に遭遇してきた。…ところが、このどちらでもない、賢くもなく笑えない嘘つきが今、日本の総理大臣だ。…何ひとつ進まぬ状況なのに、スピーチで「シチュエーション イズ アンダーコントロール」と大嘘こいたのだ。耳を疑った。この人、世界中に向けて堂々と、とうとうと嘘をついている!》

 かねてより、息吐く様にウソをつくアベ様でした。モリカケトドメのサクラ等、数え上げればきりがない。この記事で吉田潮氏が指摘しているように、「アンダーコントロール」と《大嘘こいたのだ。耳を疑った。この人、世界中に向けて堂々と、とうとうと嘘をついている!》。ブログ主は、その辺から、アベ様のウソ吐きに既にウンザリしていました。当時、メディアが「アンダーコントロール」されていると言われていました。《メディアコントロール》は着々と進められ、いまや、アベ様の数々の失敗した「政」の中で、唯一〝成功している〟「政」だと思います。

   『●放射能汚染で「太平洋は終わり」との声が出るほどの
             重大事故だというのに、この国は……
   『●世界に向けて「汚染水漏えい問題はない」と言い切ってしまったょ……
   『●金(カネ)色の五つの輪…《問題点を検証できる新聞のような
          メディアが軒並みスポンサーに入ってしまっては…》
   『●《安倍晋三首相は…「まったく問題はない。汚染水の影響は、
           港湾内で完全にブロックされている」と強調した》
   『●「アンダーコントロール」な訳がない…そもそもウソにウソを
      重ねて、金(カネ)色の五つの輪をニッポン誘致しておいて

 そして、今、COVID19(COVD-19)について、「アンダーコントロール」作戦が行われています。またしても、金(カネ)色の五つの輪の招致の際の「アンダーコントロール」作戦をやろうとしているわけです。検査総数を低く抑え、感染者数を低くごまかし、危険な《アンダーコントロール》を演出している。その一方で、全国の高校・中学・小学校に「休校要請」する。場当たりな思いつきな「政」。

   『●トホホな《内閣支持率8ポイントの大幅急落で41%》、
     まだ4割! COVD-19の国内感染拡大はアベ様自公政権による「人災」
   『●COVD-19《「総理からのわかりやすい指示」「迅速」
      「政府あげての取り組み」と、感謝まで述べるとは、
                   いくら与党の議員とはいえ…》
   『●COVD-19…政界地獄耳《科学的に政策的失敗を検証すべき時に
         横で「頑張っている」という説明の並列は成り立たない》
   『●アベ様らの数々の不正や無能っぷりは、自公お維支持者や眠り猫な
        間接支持者も持つ共通認識…それを許容するかどうかが大問題
   『●#COVID19 への思いつき、場当たり、無責任対応…《防衛装備の
     高額買い付けには力を入れる安倍政権の国民の価値はこの程度なのか》
   『●#COVID19 記者会見モドキから「逃げるは恥だし役立たず」…
      《首相動静 29日…6時、記者会見。7時12分、自宅。》

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https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/269766

怯むなANAホテル!ウソと詭弁を終わらせろ
吉田潮氏 桜を汚した彼の功罪…顔見るのも名前言うのも嫌
2020/03/01 06:00

     (吉田潮氏(C)日刊ゲンダイ)

■吉田潮氏(コラムニスト)

 過去、数名の虚言癖に遭遇してきた。虚言癖には2種類いる。賢くて話題と語彙が豊富、案外魅力的なサイコパス系と、吐く嘘が下手すぎて残念だが、逆に笑いを提供してくれるエンターテイナー系だ。いずれにしろ嘘つきに違いないが、近寄らなければ、害はない。

 ところが、このどちらでもない、賢くもなく笑えない嘘つきが今、日本の総理大臣だ深刻な害である。

 正直、第1次政権のときの記憶はほとんどない。「いろいろな部位が弱くて可哀想な人」の印象。気の毒な人、としか覚えていない。

 違和感を覚えたのは、2013年の五輪招致のスピーチだ。当時、福島の原発事故は収束どころではなく、汚染水は日々量産状態。収束作業に尽力された吉田昌郎氏も亡くなった。福島第1原発付近の住民は故郷を失い、帰る希望すら抱けず

 何ひとつ進まぬ状況なのに、スピーチで「シチュエーション イズ アンダーコントロール」と大嘘こいたのだ。耳を疑った。この人、世界中に向けて堂々と、とうとうと嘘をついている! 違和感は一瞬で不信感に。

 その後も出るわ出るわ、口利きにもみ消し、嘘と隠蔽が雨後のタケノコ状態法律や憲法の勝手な解釈変更などありえないし、国民の血税を自己顕示欲丸出しの宴に使うなど言語道断。顔を見るのも、名前を書くのも嫌。

 不信感はすっかり嫌悪感に。

 2月17日、久々に国会中継を見た。ホテル側の回答の文面も提出し、理路整然と質問する辻元清美衆院議員に対して、薄ら笑いで詭弁を繰り返す。話が通じないのではなく、日本語が通じない。もうね、拒否感しかない。

 日本中の誰もが春の訪れを告げる花として愛でてきた「桜」を、稚拙な承認欲求で汚した彼の罪は重い
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●#COVID19 記者会見モドキから「逃げるは恥だし役立たず」…《首相動静 29日…6時、記者会見。7時12分、自宅。》

2020年03月02日 00時00分10秒 | Weblog

[※ 「こんな人たち」 報道特集(2017年7月8日)↑]



中山知子記者による、日刊スポーツの記事【満持しての安倍首相会見、疑問や不安に響かぬ精神論】(https://www.nikkansports.com/general/nikkan/news/202002290001179.html)。

 《多くの国民が目にする土曜夕方に会見を設定した割には、まさかの時間制限付きで、国民の不安と向き合う覚悟は、この日も見えなかった…「決断した以上、私の責任で万全の対応を取る」と述べたが、国民の不安に響く内容にはほど遠かった》。

   『●トホホな《内閣支持率8ポイントの大幅急落で41%》、
     まだ4割! COVD-19の国内感染拡大はアベ様自公政権による「人災」
   『●COVD-19《「総理からのわかりやすい指示」「迅速」
      「政府あげての取り組み」と、感謝まで述べるとは、
                   いくら与党の議員とはいえ…》
   『●COVD-19…政界地獄耳《科学的に政策的失敗を検証すべき時に
         横で「頑張っている」という説明の並列は成り立たない》
   『●アベ様らの数々の不正や無能っぷりは、自公お維支持者や眠り猫な
        間接支持者も持つ共通認識…それを許容するかどうかが大問題
   『●#COVID19 への思いつき、場当たり、無責任対応…《防衛装備の
     高額買い付けには力を入れる安倍政権の国民の価値はこの程度なのか》

 記者会見擬きにて、アベ様の仰る「国民一丸となって…」…その行きつく先はどこなのでしょう? 怖くて仕方ありません。《感染防止策を「戦い」と表現するなど、精神論も目立った》。
 「不安の最大の原因…」…それってアベ様ら無為無策無能な政府なのでは??
 「北海道の鈴木直道知事が非常事態宣言を…」…アベ様ら無為無策無能な政権は壊憲して、「国民主権の縮小、戦争放棄の放棄、基本的人権の制限」、さらに、「緊急事態条項」の導入を…という内心がミエミエでウンザリします。

   『●宮崎駿監督は「憲法解釈を変えた偉大な男として
        歴史に名前を残したいのだと思うが、愚劣なことだ」と批判
   『●壊憲「国民主権の縮小、戦争放棄の放棄、基本的人権の制限」、
                   そして、緊急事態条項を絶対に許してはダメ
   『●『憲法くん』の誇りとは? 《私は六六年間、
      戦争という名前で他国の人々を殺したことがない。それが誇り》
   『●《歴史に名前》? 憲法99条無視な違憲な壊憲…
      《この憲法を尊重し擁護する義務を負ふ》はずのアベ様が…

 さて、案の定、アレは「記者会見」モドキでした。「記者会見」に非ず、アベ様の無責任演説でした。「広報」。
 毎日新聞の記事【「まだ質問があります」 無視、首相会見打ち切り帰宅 新型コロナ対策、説明不足のまま】(https://mainichi.jp/articles/20200229/k00/00m/040/295000c)によると、《新型コロナウイルス感染拡大への対応のため、政府が全国の小中高校などに一斉休校を要請した際に「説明不足」との声が上がったことを受けて、安倍晋三首相が29日夕に首相官邸で記者会見を行った。だが、「予定した時間が過ぎている」(長谷川栄一内閣広報官)として36分で打ち切られた突然の休校要請について首相自身が「十分な説明がなかった。それは確かにその通りだ」と認めたが、国民の理解を得るためにセットしたはずの会見の場でも疑問に答えきるには至らなかった。「まだ質問があります」。司会役の長谷川氏が「予定しておりました時間を経過いたしましたので……」と会見終了を告げようとした時、フリージャーナリストの江川紹子さんが記者席から声を上げた。長谷川氏は「以上をもちまして記者会見を終わらせていただきます」と続けたが、江川さんは再び「まだ質問があります」と訴えた。長谷川氏は…》。
 記者会見モドキから「逃げるは恥だし役立たず」。

   『●逃げるは恥だし役立たず、国会からも「トンズラ総理」…
           「所信表明も代表質問も拒否」な国会軽視の横暴
   『●アベ様らが《霞が関官僚》を支配して堕落させ、《国会の質疑、
     ひいては、国権の最高機関たる国会の存在価値それ自体を貶め》た
    「国権の最高機関で《信号無視》を続けるアベ様…、
     #募ってはいるが募集はしてない。両者は違いますよ、とでも
     アベ様御得意の閣議決定しそうで怖い。で、(サンド伊達さん風
     「日本語における《募集》と《募る》が明確に異なることに
     つきましては、先ほど、トランプ大統領と電話会談を行い、思いは完全に
     一致しました」といった具合か? 松尾貴史さん、
     《国会ドラマ「逃げるは恥だし役立たず」》」

 アサヒコムの【首相動静 29日(2020年3月1日 5時00分)】(https://www.asahi.com/articles/DA3S14385470.html?iref=pc_ss_date)によると、《【午前】東京・富ケ谷の自宅で過ごす。 【午後】3時30分、官邸。4時1分、加藤勝信厚生労働相、菅義偉官房長官、西村明宏、岡田直樹、杉田和博各官房副長官、沖田芳樹内閣危機管理監、北村滋国家安全保障局長、古谷一之、前田哲両官房副長官補、長谷川栄一、今井尚哉両首相補佐官、黒田武一郎総務事務次官、秋葉剛男外務事務次官、藤原誠文部科学事務次官、厚労省の鈴木俊彦事務次官、鈴木康裕医務技監、荒井勝喜経済産業省政策立案総括審議官、高橋憲一防衛事務次官。5時、鈴木直道北海道知事。6時、記者会見。7時12分、自宅。》
 会見を打ち切った長谷川栄一内閣広報官の仰る、さぞかし重要・急用なアベ様の「次の予定」とは何かと思えば…《自宅》ですって。


 Choose Life Project@ChooselifePjさんと南彰さんのつぶやきから:

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https://twitter.com/ChooselifePj/status/1233928286247378944

Choose Life Project@ChooselifePj

【テレビ国会ウオッチング目】
新型コロナで安倍総理が会見 質疑応答15分で終了
1月に国内で新型コロナウイルスの感染者が確認されてから初めての会見。
約20分間、プロンプターを見ながら説明を続けた後、記者からの質問には…

#首相会見 #新型コロナウイルス #安倍首相

午前10:33 2020年3月1日
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https://twitter.com/MINAMIAKIRA55/status/1233948452330979330

南 彰 / MINAMI Akira@MINAMIAKIRA55

わずか15分の質疑応答まで用意された原稿の読み上げに終始。質問を求めている人がいても一方的に打ち切った。

国民・市民の知りたい具体的な情報が出てこない。
この状況が続けば、メディアの信頼も揺らぐ。

今こそ、オープンで、十分な時間を確保した首相記者会見が必要。
http://shimbunroren.or.jp/20191202-statement/

……

午前11:53 2020年3月1日
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   『●新聞労連・南彰中央執行委員長による声明【オープンな
     首相記者会見を求める】…「質問をする機会はすべての取材者に…」
   『●内閣記者会政治部記者の露骨な本音は? Passiveな《官邸による
     「望月いじめ」を「黙殺」する形で「加担」》かと思いきや…

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https://www.nikkansports.com/general/nikkan/news/202002290001179.html

満持しての安倍首相会見、疑問や不安に響かぬ精神論
[2020年2月29日23時8分]

     (記者会見で新型コロナウイルス対策について説明し、
      国民に協力を呼び掛けて頭を下げる安倍首相(代表撮影))

安倍晋三首相は2月29日、新型コロナウイルス感染拡大を受けて、初めての国民に向けた会見を開いたが、小中高校などの一斉休校要請に至った唐突な判断の具体的根拠は示さなかった。政治決断への理解や協力を求めただけ。予備費2700億円を活用した経済対策には触れたがとりまとめはこれからだ。多くの国民が目にする土曜夕方に会見を設定した割には、まさかの時間制限付きで国民の不安と向き合う覚悟は、この日も見えなかった

  ◇    ◇    ◇

まだ質問があります」。官邸で始まった会見が30分を超え、事務方が終了を通告した際、指名を求める声が上がった。声の主はフリージャーナリスト江川紹子さん。27日に唐突に表明した休校要請をはじめ、「政治決断」の背景を説明するため、首相は異例の休日会見に臨んだが、予定時間超過を理由に35分で終了した。

質問は5問で、通常の首相会見の流れと同じ。透明板に文字が映るプロンプターが用意され、書面に時折目を落とした。積極的な説明が求められる中で守りの姿勢が目立った

今後1~2週間が感染拡大か収束かの瀬戸際という、24日の専門家会議の見解を「土台」としたが、その後も全国で感染拡大は続く。首相は「学校で集団感染のような事態は起こしてはならない」と強調し、子どもたちが影響を受けることは「断腸の思い」と述べたが、「判断に時間をかけているいとまはなかった」と強調した。説明の不十分さは認めたものの、教育現場を混乱させたことへの陳謝はなく、「ご理解を」「ご協力をと繰り返した。

働く保護者が影響を受けることから、新たな助成金制度の創設に触れ「正規、非正規を問わずしっかりケアする」と述べたが、具体的な仕組みには触れなかった。予備費を使った緊急経済対策とりまとめも10日のうちにで、見切り発車の実態を露呈した。後手後手批判を受けているが「必要な対策をちゅうちょなく講じてきた」と豪語した。

一斉休校は首相の独断。与党関係者は「ハレーションは予想しただろうに、国民を納得させられる材料が少ない」と話す。発信が足りないと指摘されても応じなかった会見に、追い込まれた首相。「決断した以上、私の責任で万全の対応を取る」と述べたが、国民の不安に響く内容にはほど遠かった

感染防止策を「戦い」と表現するなど、精神論も目立った。「政府の力だけでこの戦いには勝利できない」と国民全体に協力を求めたが、「必ず乗り越えることができると確信している」と、希望的観測でしか語れなかった首相。「夜日程」が批判される中、前日も作家百田尚樹氏らと会食。この日は会見後自宅に直行した。【中山知子】
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●#COVID19 への思いつき、場当たり、無責任対応…《防衛装備の高額買い付けには力を入れる安倍政権の国民の価値はこの程度なのか》

2020年02月29日 00時00分28秒 | Weblog

[※ 《#ケチって火炎瓶》「選挙妨害を暴力団に発注した方は、素直に挙手願います!東京新聞2018年8月27日)↑]



日刊スポーツのコラム【政界地獄耳/自己責任強調の政府に責任】(https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/202002280000124.html)。
日刊ゲンダイのコラム【室井佑月の「嗚呼、仰ってますが。」/どケチ政権が! コロナ対策費に志位委員長「小さすぎる」】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/269673)。

 《★この対応のどこが先手先手なのだろうか。新型コロナウイルス対策に人口560万のシンガポールで6000億円、740万人の香港で3500億円、2354万人の台湾で2200億円、5000万人の韓国で2800億円。1億3000万の人口の日本は153億円国民の生命と財産を守る」と防衛装備の高額買い付けには力を入れる安倍政権の国民の価値はこの程度なのか》。
 《志位さんが、新型コロナウイルス感染症への対策費用、政府の予備費(103億円)を含む、総額が153億円であることを指摘した意見。安倍さんは…「…」と我々に訴えたという。つまり、患っても自己責任、感染する人が増えるような真似すんな、といわれたわけだ。で、重大といってるわりに、この会議は5日ぶり》。

   『●トホホな《内閣支持率8ポイントの大幅急落で41%》、
     まだ4割! COVD-19の国内感染拡大はアベ様自公政権による「人災」
   『●COVD-19《「総理からのわかりやすい指示」「迅速」
      「政府あげての取り組み」と、感謝まで述べるとは、
                   いくら与党の議員とはいえ…》
   『●COVD-19…政界地獄耳《科学的に政策的失敗を検証すべき時に
         横で「頑張っている」という説明の並列は成り立たない》
   『●アベ様らの数々の不正や無能っぷりは、自公お維支持者や眠り猫な
        間接支持者も持つ共通認識…それを許容するかどうかが大問題

 COVID19 (COVD-19)への思いつき、場当たり、無責任対応…《1億3000万の人口の日本は153億円。「国民の生命と財産を守る」と防衛装備の高額買い付けには力を入れる安倍政権の国民の価値はこの程度なのか》。
 COVID19 (COVD-19)について、これまで手狭に対策し、昨日に至って、急に超手広な全国の小・中・高校への一律な《要請》。人治主義国家の独裁者の思いつき独断“休校要請”、しかも、予算措置等もせず…。無責任・無能政権の場当たりな思いつき、デタラメ「政」。地域に丸投げ。地域は状況に応じて《要請》に応じるかどうかを判断すべきで、独裁者に黙々と従うようなことがあってはならない。《休校要請》に応じるにしろ、各家庭の事情に応え得る地域行政がなされるべき。国は、直ぐに予算措置等を講ずるべきだ。

 デモクラシータイムスの映像記事【【横田一の現場直撃 No51】亡国の新型肺炎対策 20200225】(https://www.youtube.com/watch?v=wOVeRwOMSrk)、《ゲリラジャーナリスト横田一の現場直撃、今回は新型肺炎、コロナウィルス対策の迷走を。野党ヒアリング、小池百合子会見の現場でも、結局、政府は何をしてるのかわからない、オリンピック中止を怖れて、感染者数を増やさないように、検査を最小限に、市中感染なかったふり、で乗り切ろうとしてるのか、景気の落ち込みにやっぱり減税は必要ではないか、野党共闘は待ったなし、と永田町・霞が関界隈の話題を中心に》。
 クルーズ船内での非常に高い〝感染させられた〟率に驚く。検査総数を抑え、感染者数を過少に見せようとしている、COVID19でも、またしても、金(カネ)色の五つの輪の招致の際の「アンダーコントロール」作戦をやろうとしている。

   『●「アンダーコントロール」な訳がない…そもそもウソにウソを
      重ねて、金(カネ)色の五つの輪をニッポン誘致しておいて

 日刊ゲンダイの記事【少なすぎる新型コロナ検査数…安倍政権“陽性隠し”の言い訳】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/269643)によると、《検査を増やさないのは、どうしてなのか。医療ガバナンス研究所理事長の上昌広氏が言う。「検査希望者がたらい回しされたり、断られるケースが相次いでいます。加藤大臣の説明のような委託先の問題ではありません国にやる気がないのです。厚労省傘下の国立感染症研究所と各地の保健所が検査の委託先をコントロールし、重症者だけしか受け付けないなど検査に高いハードルを課しています。まず、陽性者の実数を増やしたくない官邸の意向がある。また、感染研など厚労省側もウイルス検査のピンハネ利権を維持したい。だから、民間を検査ビジネスに参入させ、野放しにさせたくないのです」》。
 《陽性者の実数を増やしたくない官邸の意向》《ピンハネ利権》…この国は一体何をやっているのか…?


 リテラの記事【安倍首相の独断“休校要請”に非難殺到! 親に負担押し付けの一方、コロナ対策費は足りてると153億円のまま! 韓国は1兆円以上なのに】(https://lite-ra.com/2020/02/post-5279.html)においても、《また安倍首相が場当たり的な決定を出した。本日、唐突に全国すべての小中高校と特別支援学校に3月2日からの臨時休校を要請すると発表したことだ》。
 予算委員会等で議論したのか? 専門家のどのような意見を基にしているのか? 独裁者の思いつきで、しかも、予算措置等もせず…。あまりにも唐突、突然。無配慮、無思慮。

 一方、そんなさ中、リテラの記事【コロナのさなか秋葉首相補佐官だけでなく杉田水脈も政治資金パーティ! 櫻井よしこが発起人、稲田朋美ケント・Gフィフィも】(https://lite-ra.com/2020/02/post-5280.html)によると、《あの首相にしてこの取り巻き、ということか。…性的マイノリティに対する「生産性がない」発言に続き、最近も「だったら結婚しなくていい」のヤジで物議を醸した杉田水脈議員も2月25日に憲政会館で政治資金パーティを開いていた。コロナのさなかにこんな差別主義者がパーティを開いても、さすがに誰も参加しないだろうと思いきや、下村博文・選対委員長、稲田朋美・幹事長代行、西村康稔経済再生相、北村誠吾地方創生相、竹本直一科学技術相らが参加していたのだという。しかも、産経新聞によると、下村選対委員長は参院の比例に出て200万票くらい取ってもらいたい。自民党が3人くらい助かるのではないかと挨拶したらしい》。
 《患っても自己責任、感染する人が増えるような真似すんな》!…市民には(自己責任的)自粛を呼びかけ、一方、取り巻き連中は〝赤坂自民亭〟的宴会、しかも、カネ集め。自民党コロナ対策本部の面子、《杉田水脈衆議院議員…「ヒゲの隊長」こと佐藤正久、小野田紀美、青山繁晴(すべて参院議員)》からも、この党の体質がよくわかる。

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https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/202002280000124.html

コラム
政界地獄耳
2020年2月28日8時54分
自己責任強調の政府に責任

★この対応のどこが先手先手なのだろうか。新型コロナウイルス対策に人口560万のシンガポールで6000億円、740万人の香港で3500億円、2354万人の台湾で2200億円、5000万人の韓国で2800億円。1億3000万の人口の日本は153億円国民の生命と財産を守る」と防衛装備の高額買い付けには力を入れる安倍政権の国民の価値はこの程度なのか。

★政府発表の基本方針にはがっかりした国民が多い。いずれも判断基準があいまいで「丸投げ」といわれているが、政府が指針を持たず税金の投入を渋るのはこの新型コロナウイルスから身を守るのは自己責任と認定しているからだろう。政府は危険地帯への渡航自粛を無視したジャーナリストらに自己責任と厳しいレッテルを貼ってきた。国民も政府の指示に従わなかったからと政府を支持したところもあった。だが記者としての使命の前に屈することはなかったが、今回の政府の指針で元々国民を信頼し守る気がこの政府にないことがわかる。

★厚労省が機能していないのではないか、また厚労省にすべてを押し付けているのではないかと26日には衆院予算委員会集中審議で野党の厳しい追及を内閣は受けたが、医師でもある立憲民主党・阿部知子はクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の対応を「これだけの感染者を出した。明らかに失敗だった」「出掛ける時は元気にクルーズ船に乗ったはずだ。船内の医療体制の問題として認識すべきだ」と政府を攻め立てた。また元首相・鳩山由紀夫は20日ツイッターで「船ごと隔離しようという発想は狭い船内で感染が拡大することはやむを得ないということのように思える。かわいそうでならない」と政府を批判、26日にも「コロナウイルスのまん延を防ぐ最良の手段は、怪しいと思ったらすぐに検査する体制を整えることではないのか」と国民の声を代弁した。だが、自己責任を強調する政府に責任がなくなるわけではない。やる気のない無能な政府にも責任は伴う。(K)※敬称略
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https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/269673

室井佑月 作家
1970年、青森県生まれ。銀座ホステス、モデル、レースクイーンなどを経て97年に作家デビュー。TBS系「ひるおび!」木曜レギュラーほか各局の情報番組に出演中。著書に「ママの神様」(講談社)、「ラブ ファイアー」(集英社文庫)など。

室井佑月の「嗚呼、仰ってますが。」
どケチ政権が! コロナ対策費に志位委員長「小さすぎる」
2020/02/28 06:00

     (他国の対策費と比べても少ない(C)日刊ゲンダイ)

あまりにも小さすぎる」(志位和夫・日本共産党委員長)

 これは23日に放送された「激論!クロスファイア」の中で志位さんが、新型コロナウイルス感染症への対策費用、政府の予備費(103億円)を含む、総額が153億円であることを指摘した意見。

 だよね、どケチ政権が! しょーもないこと、自分や仲間には大盤振る舞いで血税使うくせして。ちなみに、よその国の新型コロナウイルスの対策費は、香港自治政府・3500億円、シンガポール・5000億円、台湾・2000億円なんだとか。

 こういうこと書くと、それは最初の予算であって、その後、増やしていく、っていう人がいるけど、そんなの当たり前じゃん。よそとは桁が違うんだし、これでなにができるっつーんだって話だよ。はじめにバババンと予算をつければ、国民は安心じゃんか。

 クロスファイアで志位さんはこうもいっていた。

「ダイヤモンド・プリンセスでは感染者を増やしてしまったという事実があるわけですから、徹底的な検証が必要です」

「(政権の動きがあまりにも遅い。安倍さんの動静を見ると(専門家会議に)3分出て、退席している。専門家が集まって、みんなの意見を聞いて、知恵をしぼるのが総理の仕事でしょう」

 そうだ! そうだ!

 23日の読売新聞オンラインによると、安倍さんは同日、新型コロナウイルス感染症対策本部の会議で、「大規模な感染拡大を防止するうえで重要な局面だ」との認識を示した上で、

「風邪のような症状がある場合は学校や仕事を休み、外出を控え、手洗いやせきエチケットの徹底など、感染拡大防止につながる行動に協力をお願いします」

と我々に訴えたという。つまり、患っても自己責任、感染する人が増えるような真似すんな、といわれたわけだ。で、重大といってるわりに、この会議は5日ぶり。
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