[※ 自公選挙公約「子育て…」小躍りするアベ様…日刊ゲンダイ(2017年12月19日)↑]
週刊朝日の記事【室井佑月「最強? いや最恐」】(https://dot.asahi.com/wa/2019022700011.html)。
日刊スポーツのコラム【政界地獄耳/「安倍4選」「ポスト安倍」の無神経さ】(https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/201903010000146.html)。
《「事実か? いつどこでそれを聞いたのか?」と聞いた。安倍首相はいきなり激高しだした。…痛いところを指摘されると激高し、論点をすり替える。一気にまくし立て、最後、指摘してきた相手が悪いことにするまでできたら、褒めてつかわしたのに。紛れもなく、トンデモ・キングですと。…堂々たるトンデモ・キング。一国を危機にさらすなんて最強? いや最恐》。
《幹事長・二階俊博が2月10日の党大会後に安倍4選を示唆…党総務会長・加藤勝信が…「国民から『さらに』という声が出てくれば、そうした状況が生まれるかもしれない」と4選の可能性に言及…内外には積み残され解決されていない問題が山積の中、ポスト安倍や4選の議論を始めようとする党幹部たちの無神経さや自民党の鈍感ぶりには驚く》。
『●《野党は政府の答弁にこう質問すればいい。
「その数字、書き換えてませんか、本当の数字ですか」》?』
『●GDP600兆円へ忖度…《アベノミクスの成果が数字に出ない、
ならば統計のやり方を変えればいい》!?』
『●《安倍首相は…14年4月、政府として運用停止期限を
「19年2月」とすることを確認》、閣議決定まで…』
ウソとデマで出来上がった首相、行政府の長。
普天間運用停止や統計データ改ざん問題なんてその典型。
東京新聞の記事【統計不正、首相「厚労省反省を」 再調査の監察委員長、隠蔽を否定】(http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2019022801000927.html)によると、《安倍晋三首相は28日の衆院予算委員会で、厚生労働省の毎月勤労統計不正を再調査した特別監察委員会の追加報告書を受け「厚労省は真摯に反省し、信頼回復と再発防止に全力を挙げる必要がある」と指摘》。
また、西日本新聞の記事【統計不正再調査 独立した機関で調べ直せ】(https://www.nishinippon.co.jp/nnp/syasetu/article/490408/)によると、《改めて調べ直してみましたが、やはり組織的な隠蔽は認められませんでした-。そんな安直な結論で国民が納得すると本気で思っているのだろうか…まるで、「身内によるお手盛り調査ではないか」「第三者委員会としての客観性や中立性に疑問がある」と批判された、前回の調査と報告書をなぞるような内容である。これでは一体何のための再調査だったのかと、厳しく指摘せざるを得ない》。
そして、東京新聞の記事【「隠蔽ない」根拠薄弱 定義厳格化で認定回避 統計不正 再調査報告】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201902/CK2019022802000154.html)によると、《一月に発表した前回の報告書と同様に、組織的隠蔽は認められないと結論づけたが、根拠の薄弱さが際立つ。組織的隠蔽の定義をことさら厳しくし、隠蔽の認定を避けた印象も。国民目線とかけ離れた内容との批判は避けられない》。
さらに、東京新聞の社説【統計不正調査 やはり隠蔽の疑念残る】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2019022802000188.html)においても、《毎月勤労統計の不正問題を調査していた特別監察委員会は、追加調査の結果を公表した。やはり組織的な隠蔽は認定しなかった。監察委の独立性が疑問視されている。額面通りには受け取れない。追加調査でも疑問は残った…誰がどんな動機で始めたのか、それが長年放置されたことはなぜか。厚生労働省に組織的隠蔽はなかったのか。なぜ、突然データを復元したのか。これらが知りたいことだが、前回の報告書から解明が前進した部分はほぼないと言っていい》。
行政府の長に皆が過剰に忖度。その監察では、《悪夢》なドロナワ…行政府の長こそ《反省》すべきなのでは? 《悪夢》なドロナワをやっている限り、結論は見えている。ウソツキやドロボウたちに調査らしきものをやらせても意味はない。なぜ独立した第三者機関にやらせないの? 何度やっても、結果は自明。
『●アベ様曰く「悪夢のような旧民主党政権に戻すわけ…」
…最悪の《悪夢》なアベ様政権に言われては、ねぇ?』
リテラの記事【安倍首相が統計不正追及に「だから何だってんだ!」と逆ギレ野次! 「私が国家」とまた独裁発言もポロリ】(https://lite-ra.com/2019/02/post-4575.html)によると、《「席からヤジるのだけは、やめてもらえませんか?」「誠意をもってお答えしているんですから」と述べていた。「ヤジはやめろ」と言った本人が、そのすぐあとヤジを飛ばした…「私が国家です」また出た安倍首相の傲慢発言! 自民党では4選の動きも》。
「立法府の長」になったり、「森羅万象すべて担当」したり…今度は《国家》ですってさ。
それにしても、自民党の「壊れ」っぷりが凄まじい…でも内閣支持率が4割強、1/4の支持者と選挙に行きもしない2/4の眠り猫な皆さんがニッポンを破壊し続けている。
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【https://dot.asahi.com/wa/2019022700011.html】
室井佑月「最強? いや最恐」
連載「しがみつく女」
室井佑月 2019.2.28 07:00 週刊朝日 #安倍政権 #室井佑月
室井佑月(むろい・ゆづき)/作家。1970年、青森県生まれ。「小説新潮」誌の「読者による性の小説」に入選し作家デビュー。テレビ・コメンテーターとしても活躍。自らの子育てを綴ったエッセー「息子ってヤツは」(毎日新聞出版)が発売中
作家・室井佑月氏は、安倍晋三首相の改憲理由の説明に呆れる。
【この記事のイラストはこちら】
(https://dot.asahi.com/print_image/index.html?photo=2019022700011_2)
イラスト/小田原ドラゴン
* * *
その昔、トンデモない男と付き合っていたことがある。その男には多額の借金があった。あたしは彼に請われ、職場から賃金の前借りをしてまで、彼の借金の支払いを助けていた。なのにその男、あたし以外の女と海外旅行へいった。温泉旅行へもいっていた。
落ちていたカードの支払い明細を見て、そのことがわかった。あたしはその男に、「どうなってるの?」と尋ねた。するとその男は、いきなり怒りだした。自分を信用していないと。そして、最後はカードの支払い明細を勝手に見たあたしが、悪いことになっていた。いかに人としてダメであるかを罵られた。
なんか、つまんねーこと思い出しちゃったな。というのも、2月13日の衆議院予算委員会の、安倍首相と立憲民主党の本多議員のやり取りを観たからだ。
本多議員は安倍首相に、改憲したい理由を尋ねた。その一つとして、安倍首相がいっている──自衛隊員の息子がお父さんに、「お父さんは憲法違反なの?」と涙ながらに訴えたという話──を取り上げた。駐屯地のそばで育った本多議員の実感としてそれはないそうで、彼は「事実か? いつどこでそれを聞いたのか?」と聞いた。
安倍首相はいきなり激高しだした。「私の言ったことは嘘だと言っているんでしょ。それは非常に無礼な話ですよ。本当だったらどうするんですか、これ」という風に。このときはいわなかったが、〆に「旧民主党政権より……」ってまたいうのかと思っちゃった。
痛いところを指摘されると激高し、論点をすり替える。一気にまくし立て、最後、指摘してきた相手が悪いことにするまでできたら、褒めてつかわしたのに。紛れもなく、トンデモ・キングですと。
ま、安倍首相は、「旧民主党政権より」とよくいうわけで、そう思っているのは確かだけど。
そうそうこの件に関し、16日、週刊朝日の元敏腕編集長であり、現『THE POWER NEWS』代表の山口一臣さんのコラム、『「日本会議」のチラシを鵜呑みにしていた安倍首相の“改憲理由”』がYahoo!ニュースにあがっていた。
元ネタは「朝日新聞」の16日付朝刊。昨年開かれた日本会議系の「美しい日本の憲法をつくる国民の会」の大会で配られたチラシの裏に、<全国6割の自治体が、自衛隊員募集に非協力的><自治体が円滑に業務を遂行するため、自衛隊の憲法明記を!>って書かれてあったってよー!
さすがの一臣さんも、「驚いた」といっている。
<一国の首相たるものが一民間団体のチラシに書いてあった「話」を
鵜呑みにして、改憲の理由にしていたのだ。
(中略)真偽もわからない情報を鵜呑みにする──。
日本がいま、どれほどの危機にあるかがおわかりいただけたと思う>
わかった、やっぱあのお方が、堂々たるトンデモ・キング。一国を危機にさらすなんて最強? いや最恐。
※週刊朝日 2019年3月8日号
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【https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/201903010000146.html】
コラム
政界地獄耳
2019年3月1日8時52分
「安倍4選」「ポスト安倍」の無神経さ
★自民党とは不思議な党である。年始にテレビ朝日のインタビューで首相・安倍晋三は安倍4選について「少なくとも(安倍4選)というのはないんですが」としながら「3年後、今から完全に予測することはできません」とぼかした。すると今度は党3役の一角、幹事長・二階俊博が2月10日の党大会後に安倍4選を示唆したという。すぐにオフレコがかけられたものの効果的に発言したのだろう。
★すると27日、党総務会長・加藤勝信が講演で「ご本人がどう判断するか分からない」と前置きした上で、「国民から『さらに』という声が出てくれば、そうした状況が生まれるかもしれない」と4選の可能性に言及した。17年の党則改正で総裁任期は「連続3期9年」に延長されたばかり。「また規約改正するか、ロシアのプーチン・メドベージェフのように1度下がって誰かにやらせてまた返り咲くという手法も俎上(そじょう)に上っている」(政界関係者)。
★加藤発言の晩には距離があるといわれる二階と副総理兼財務相・麻生太郎が会食した。会合には麻生派の国対委員長代理・松本純、二階派の幹事長代理・林幹雄が同席した。党内情勢や産経新聞によるとポスト安倍が話題になったという。3選を果たしてまだ半年にもなっていないこの時期にポスト安倍が党幹部の中で議論になるのは、これからも安倍でいきますよという選挙用のシグナルなのだろう。加えてライバルを競わせながら、やっぱり安倍しかいないを演出するのだろう。幹部たちはそのほうが自らのポストが安泰だからか。内外には積み残され解決されていない問題が山積の中、ポスト安倍や4選の議論を始めようとする党幹部たちの無神経さや自民党の鈍感ぶりには驚く。(K)※敬称略
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