「社会は暗記だから~」というのはよく聞く言葉ですね。
確かに間違ってはいないとは思いますが、必ずしもそうは言い切れません。
たとえば地理の話。
日本列島が全て入るくらいの地形図(平野や山地がわかるもの)があればぜひ見て欲しいのですが、直感的に都市が発展しそうだな…と思うところに大都市があることが分かると思います。
平野の真ん中にある名古屋、いかにも港が発達しそうな神戸や広島、広大な平地に人口が集積しそうな首都圏…
地形図を見れば、都市の形成は偶然ではなく、なにかしらの理由があることがよくわかると思います。
これは地理だけでなく、歴史や公民にも言えることです。
たとえばルターの宗教革命。
カトリック教会が腐敗した当時の西洋においては、どうひっくり返しても必然の事柄と言えるのではないでしょうか。
また、公民なども、政治機構や法律など一見暗記のように思えるかもしれませんが、歴史的な背景を基に考えれば、論理的に妥当な仕組みになっていることがわかるはずです。
確かに社会は暗記科目という側面を持っています。
しかし、それぞれ項目が論理的に繋がり、関連しています。
その論理的な繋がりを抑えることができれば、飛躍的に社会の学力を上げることができるでしょう。
私たち講師は日々そのようなことを意識しながら、授業に臨んでいます。
生徒のみんなが、社会の繋がりを見えるようになることを、強く願っています。
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