たまに見かけるのですが、生徒の中に、いかにも文字を読みにくそうにしている子がいます。
「どうしたの?見にくいの?」と訊くと、たいていが「うん」と言います。
「学校の授業で黒板は見えるの?」と重ねて訊くと、答えはここでも「ううん。よく見えない」。
これでは勉強に身が入るはずもありませんし、第一本人の生活上不便であるばかりでなく、長い人生のこんな時期にこれをこのまま放置しておくことで今後失ってしまう(或いは、損なってしまう)ものが多過ぎます。
ですから、こういう時は多少力を込めて、
「いついつまでに親に頼んで眼下の診断を受けさせてもらいなさい。そこで医師が必要と言ったなら、即メガネを買ってもらいなさい」
ということにしています。
私自身文字を書いたり、車を運転していてずっと先の方を見るときはメガネを必要としていますので、この「見えにくい」ということのつらさや不便はよくわかっています。
10年位前に初めてメガネを作った際に見てもらった眼科医が「メガネは、言ってみれば(生活上の)武器ですよ。これを持っていることで強くなれる」と言ったのをよく覚えています。
ここでいう「強く」というのは、生活をして行く上で「弱点をなくす」という、そんな意味でしょう。
勉強においてもまったく同じです。
文字が見えにくいと感じたなら、無駄な我慢をしていないで、すぐに親に言って眼科にかかった方が絶対に良いですよ。
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