その道何十年もの小説家などが、好調のときは、机に向かう自分の意識を離れて勝手に手が動いて文字を書き連ねていくような、そんな感覚になることがあると聞きます。
プロスポーツ選手は、「体で覚える」「体に覚えさせる」ということを日ごろから実践して、試合などの直度に緊張する場面でも、意識知る前に体が勝手に反応していくための訓練を欠かさないという話を本で読んだことがあります。
小学生や中学生の子供たちにそんな境地になれというのは土台無理な話ではあるでしょうが、そういう感じへの入り口に立つことは決して難しくありません。
それを一言で言えば「習慣」ということになるでしょうか。
個人的な話ですが、私は外を歩くことが好きで、何日かそれをしないと体がむずむずしてくるような気がします。
それと同じで、子供たちの生活サイクルの中に、机に向かうという習慣が定着するようなさまざまな仕掛けを普段から施し、いわば人工的な「机に向かう環境」をセットする。
そうして、一日の中の何分・何十分かはそこに座ることが 自然であるように仕向ける。
そうしないと何かヘンだと感じるようにする。
そうした習慣を植え付けることが結構重要であって、それが出来れば一歩どころか、二歩も三歩も前に進んだのと同じだと思います。
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