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火の道

2007-01-31 23:59:59 | Weblog
松上げ
若狭・京の「松上げ」は
愛宕神社(京都市右京区:「ひのようじん」の札で知られる)の火の守護神の信仰の献火行事
精霊流し、先祖の供養の意味もあり、夏の終わりに
周山街道/鯖街道(旧若狭街道に沿っての名田庄・美山・広河原・久多・花背・雲ヶ畑等)
沿いの河原に沿って行われる山里集落の祭

京都市街上空5500mから遠く若狭を望む(google earth)

今晩、NHKで花背の松上げのドキュメントをやっていた
夜に松明行列が現れ、1000本の松明に火をつけ
高さ20mの灯籠木に火松を投げ入れ、燃え倒し
火の神が地面に降臨・・そんな激しい火の祭
鞍馬の火祭りは有名やけど、このような地区単位で、しかも複数の場所で
同じようなやっているのは知らなかった

火の精霊、西洋風に言えば「サラマンダー」 火への信仰は世界共通のものなのか・・

「松上げ」(小浜市・南丹市・京都市)の他に京都(市)には火の祭として
「鞍馬火祭」(鞍馬)
「大文字五山送り火」(如意ヶ岳・松ヶ崎・船山・大北山・曼陀羅山)
などがあり、京都にとって愛宕神社の重大さが判る
山紫水明処と言われる京都ではあるが、水と反する火の力も強いみたいだ

鴨川縁とか、清滝の清流、広沢池の傍とか水の近くにいると癒されるのはもちろんだが
キャンプファイヤーの時とか、ただ火をボケーと見てるあの時間も良かったりするし
火祭りの荒々しさと光の乱舞はパワーを与えてくれような・・

ちなみに若狭から続く、この「松上げの道」の終点は奈良の東大寺で
二月堂お水取りと繋がってくるとか・・

火が繋いだ松上げの道
次の夏は、この火の道を辿ってみるのもいいかもしれない
コメント
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