容子の部屋

日記を思いつくままに綴っていきます。

三峡ダムによる環境破壊、解決は困難・・・

2007年12月01日 07時33分05秒 | 社会・問題国内・海外の問題

 

 

                    

この三峡ダムは中国の国家をあげ、多くの人の居住区を移動させて作ったほどの国家事業だったはずです・・・しかし・・・早くも中国国務院の三峡建設委員会はこのほど、三峡ダムの所在地・長江沿岸の自然環境の破壊問題を解決するため、7つのプロジェクトを新たに追加する事になったそうです。

この問題に対しては、環境問題の専門家は、政権関係者が自己利益を追求するため、建設を無謀に進めたことがこのような問題をより深刻なものにした発端であると論じてます

この三峡ダム建設により家屋を移転し、住民の生活用水の供給を保障する事も無く、また、長江沿岸の都市による汚染物の排出制限を本来は厳格に履行すべき所だと思いますが、何らその対策も採られずにいた事が今日の大問題になってます・・・まず、ダムの氾濫問題を解決する応急体制早急に取り汲む工事に取り掛からないと国家にとっても大変な事になると思います。また、このダムによって放出される汚水が最初の設計の段階から 三峡ダムの建設により、長江の水が遮断されたようですが・・・そのために大量の農業用化学物質の残留物や、工業汚染物を排出できず、沿岸で深刻な水質汚染をもたらしているとの事です。

また、ダム建設により広範囲の森林が破壊されため地質が脆くなった事が、2003年7月ダムでの貯水が始まってから、山崩れにより24人が死亡、1100人以上の家屋が破壊し、大勢の農民が再びく移転する羽目になったそうです。

環境問題の専門家は、三峡ダムの建設がもたらした一連の環境問題の規模と度合いは、予想以上に深刻であると指摘しているそうです。

そもそも、同ダム建設を主管した、中国当局の幹部は今年9月、ダム周辺地域での汚染と地崩れ問題を解決しないと、『環境災難』を招く、と発言していたそうです。この発言が中国当局の政府メディアに報道されてから、世論が大いに騒いたため、同幹部が態度を一転し、火消しに躍起になっているようです・・・

 三峡ダムの建設企画に参加していた王維洛氏=ドイツ・ドルトムント大学国土計画学博士=は、中国当局はこの大型建設プロジェクトについて、支持する意見しか取り上げなかったと明らかにし、「中国の知識人は、政府の顔色を窺い、自分の見識より当局の言いなりになることを最重要視している。結局、彼らは、政府の主張を正当化する科学者にすぎない」と述べて、三峡ダムの建設を支持する科学者らは、中国当局の政治宣伝に同調するだけで、真の客観的な科学論証を示していないと指摘しております。

 長い間、中国の環境保護問題に注目している米国在住の作家・鄭義氏は、三峡ダムの建設をめぐり、背後に膨大な利益集団が存在すると指摘しています・・・「中国の現状は、政権の権力者と民間業者が結託し、貪欲に自己利益を貪っている」と・・・・言ってます。


                            


 
建設が始まってから、恐れていた事が長江沿岸では洪水や、大規模な地すべりが度重り、深刻な森林破壊が指摘されて殊に、水質汚染問題が益々深刻になる一方だとの事です。今回、中国当局が公表したこの声明文には、これらの問題のつけが回ってきた現状が物語っているのかもしれません・・・・



          

 


反省の横綱・朝青龍関・・・今後に期待・・

2007年12月01日 06時49分37秒 | 社会・問題国内・海外の問題

 

                      謝罪の記者会見をする横綱・朝青龍

3ヶ月ぶりに日本に帰ってきた大相撲の横綱朝青龍(27)=高砂部屋=が30日午後、成田空港に到着後、東京・両国国技館で師匠の高砂親方(元大関朝潮)とともに記者会見に臨んだ朝青龍は「ご心配をおかけしました。心からお詫び申し上げます。これからも横綱として精一杯がんばります」と謝罪しました。これからは1月初場所に向けて復帰を目指す意向を明らかにしています。

病気治療のため、モンゴル入りしていた朝青龍は同日午前、ウランバートルを出発し、午後3時ごろに紺色の着物姿で成田空港に降り立ちました。表情は穏やかですっかり病気に回復したようで・・・時折笑みを浮かべるなどにこやかな表情で、空港職員らに囲まれながら歩いていました。

東京・両国国技館に移動し、相撲診療所で主治医の高木洲一郎医師の診察を受けた後、高砂親方とともに会見に臨み、引き続き臨時の横綱審議委員会に出席して、事情説明と謝罪を行なったようです・・・

横綱・朝青龍は現在の健康状態について 「一時期かなり筋肉が落ちた状態だったんですけれども、トレーニングしながらいつもの状態に近づけて、日本に帰ってきました。ヒジは完全、まあそれくらい。腰の状態は(土俵で)けいこ中にわかると思います」と言ってます。

 なお・・一時、解離性障害と診断されて結果、治療にモンゴルを選んだのですが・・・
そのことについて、「僕のふるさとなんで。一時期他人に会うのがものすごくイヤな時もあったし、部屋に入っても一人でいたいという時があった。故郷で両親や子供、嫁さんが横についててくれて、精神的には落ち着きました。生まれたふるさとということで、精神的にはいい薬になったと思います」と正直に言ってます。
  
モンゴルでサッカーをした理由については、「今年がお国の建国35周年で、最初はTシャツを配るだけだったんですけれど、政府、モンゴルサッカー協会、大使館からどうしても出てくれと頼まれて出てしまったことです。故郷のためもあった。自分がやったことなので、自分に責任があります。自分が一番いけないと思います」との事です。
謹慎処分についてついては・・・「しようがないだろうと思います。自分に責任があります」・・・・その時の気持ちは?・・・「相撲が大好きなんで、とにかくショックを大分受けた。今はしっかり最初からやり直そうという気持ちです

 横綱の品格が問われると・・・「横綱というのはもっとすごい人だと思います」出来るだけそのような人に近ずきたいと思い」と言ってます。気にかけてくれたファンへは・・・「長い間みなさまにご心配と迷惑をおかけして、心からお詫び申し上げます。これからも横綱として精一杯頑張ります」と言ってました。

 朝青龍関の師匠、高砂親方・・・・自分の監督不行き届きです。今後は朝青龍が何をするにしても、すべて話し合っていきたい。品格も身につくように指導していきたい」

 海老沢勝二・横審委員長朝青龍には原点、初心に帰って取り組んでもらいたい。謝罪会見もしたし、横審におわびもした。彼がこれから大きく成長する転機になったとは思うが、再びこういうことがあれば厳しい姿勢で臨みたい

 内館牧子・横審委員「反省の色はあったように思う。自分はゼロからやり直すと言っているし、見守るという横審の総意を尊重したい。今日の気持ちを忘れないでほしい

と審議委員達との会見も終わり、今後は雑念を捨て横綱としてひたすら稽古をして1月場所を楽しい緊張感のあるものにしてもらいたいものです・・・



                         江戸東京博物館(写真左)とJR両国駅(写真中央)と両国国技館(写真右)