中国側発表「看過できない」…警察庁長官が反論(読売新聞) - goo ニュース
中国製冷凍ギョーザの中毒事件で、中国公安省幹部が中国国内で有機リン系殺虫剤「メタミドホス」が混入した可能性を否定した発言について、警察庁の吉村博人長官は28日の定例記者会見で、「看過できない」「こういうことを予告もなくポーンと出してくるのはいかがか」と厳しい口調で反論したそうです・・・
吉村長官は、日本での検出結果について・・・メタミドホスは不純物が多く、国内で流通していない・・実験の結果、メタミドホスは袋の外側から内側には浸透しない・・千葉と兵庫で中毒を起こしたギョーザが国内では別ルートで流通しているこれらの点を挙げ、改めて「日本国内での混入の可能性は極めて低い」と強調しております。
中国公安省刑事偵査局の余新民・副局長の28日の会見内容は「不可解な点が多い」と述ております。
特に余副局長が「実験の結果、メタミドホスは袋の外側から内側に浸透する」といっている事について日本側の鑑定結果と全く逆の見方を示した点については、「科学的データをもらいたい」と疑問視しております。
警察庁によると、今月21、22の両日に来日した中国公安省幹部との協議や25~27日に北京で開いた会議では、日本側から、メタミドホスが検出されたギョーザの鑑定結果や袋の写真、ガスクロマトグラフィー質量分析装置によるメタミドホスの不純物の分析結果などを中国側に提供したそうです。
一方、中国側には、過去に河北省などで起きたメタミドホスを使った事件3件の捜査資料や、製造元の「天洋食品」(河北省)の工場内を撮影したビデオなどを日本側にいまだに提供せず「探している」など言っていまだに提出されて降りません・・・
以上のことからお分かりだと思いますが・・・中国側はこの事件を日本側に押し付けたい・・のだろうと考えます。余副局長が鑑定結果や証拠を日本に求めても提供されないと・・などウソの発言をしております。これでは日本側も黙っているわけには行きません・・吉村長官はこのような一連の中国側の作為的行動に「誤解を招く言い方だ」と反撥するのは当然です。
また・・「中国国内で殺虫剤混入の可能性は極めて低い」との発表について国家公安委員会の泉信也委員長は29日の閣議後会見で、中国側の主張の根拠となる科学的データの提供を求める考えを明らかにしております・・・
中国側が「日本の警察が鑑定結果を見せない」と主張していることには、泉委員長は「中国側には有機リン系殺虫剤メタミドホスの分析結果などの資料を渡している。逆に日本側の求める資料提供に中国側は応じてない」と説明。「中国側対応は理解しがたい。問題解決にプラスにはならない」と批判しております。
この問題は警察同士が科学的捜査結果で片が付くと思っていた日本人は、中国のこのような態度にますます不信感が増大し、もう消費者は中国産のものは買いたいとは思わないと・・・感じます。国益のためになら平気でうそをつく国ですもの・・