◎再生請負人が語る企業の赤信号
再生請負人が語る企業の赤信号~あなたの会社は大丈夫か?~経営不振に陥った企業の立て直すため官民が協力して、2003年4月に発足した産業再生機構。
ダイエー、カネボウなど41の企業の再生に取り組み、来年春に解散する予定だ。 日経平均株価8000円台…日本経済どん底の2003年に、弁護士、再生請負人が語る企業の赤信号公認会計士、コンサルタント、金融マンなど“企業再生のプロたち”が産業再生機構に集まった。
オーナーの放漫経営、多角化の失敗、不動産投資の失敗など、様々な理由で破たん寸前だった企業・・・再生のプロが見てきた“破たん寸前”企業に見える赤信号を10項目にまとめ、会場の観客サラリーマン100人とともにチェックする。
小泉改革のもとで生まれた産業再生機構の果たした役割を検証する。
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私は最近のテレビで面白いと感じる番組の一つがこのカンブリア宮殿です。作家の村上龍氏アシスタント小池栄子氏が経済人をインタビューするのですが、常に百人の参加者を入れ、その人たちの意見も聞き入れ、カンブリアで取り上げるのは各企業の創業者・経営者の姿勢に感動するからです。
最初に取り上げた、再生請負人が語る企業の赤信号とは・・・当時の日経平均株価8000円台…日本経済どん底の2003年に、弁護士、再生請負人が語る企業の赤信号公認会計士、コンサルタント、金融マンなど“企業再生のプロたちが結集して、小泉改革のもとで生まれた産業再生機構によって厳しい調査がなされ、どうにか再生の機会を得た事は、幸いだったと思います。
かって、日本を代表する企業として盛んに創業者を含めて、紙上でも多く取り上げられた企業はオーナーの放漫経営、多角化の失敗、不動産投資の失敗など、様々な理由で破たん寸前だった企業・・・、としてこのダイエー、カネボウなど41の企業がお世話になり・・何とか将来に希望を見出した所で・・・来年春には解散するそうです・・・
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◎「成功の鍵は“ツキ”を導く行動にあり」
日本では無名だが、アメリカでは現在、イチローと並ぶ日本人有名人といえば、この破天荒な人生の末、19歳の時に裸一貫で渡米し、30年で「アメリカのソース王」となったのが吉田潤喜を上げる人とが人が多いそうです・・・
日本での生活はケンカざんまいで、熱中したのは空手のみのこの方が・・・・もちろん英語も話せないそんな吉田氏が、単身アメリカに渡りいきなりうまくいくわけがありません・・・
しかもお金もなく、もう栄養失調で死にそうになった経験も何度かあるそうです・・・無謀そのものですもの・・・しかもアメリカでは移民の国だけに人種差別が激しく喧嘩は日常茶飯事で、この方では子供の頃からの喧嘩野郎だっただけに負けん気は人一倍強かったようですが・・・
でも、そんな吉田氏を救ったのは忘れる事の出来ないお母さんがいつも作っていたソースの味でした。
空手道場を開いてはいましたが相変わらずの極貧生活を送っていた1981年のクリスマス・・・吉田氏は日頃お世話になっていた人にせめて何かプレゼントのお返しにと思い色々考えた結果、母の作ったソースの味が忘れられず最初は知人にプレゼントしたところ評判がいいので・・・
なけなしの金かき集めてでつくった吉田家秘伝の自家製ソース作ったのが成功の始まりで・・・今ではアメリカの食卓に並ぶ大ヒット商品となったとの事です・・・
「日本では1度失敗すると2度と無い。しかしアメリカはでる杭は打たれるがチャンスは何度も訪れる」を知る事になります・・・
その吉田氏がビジネスをしたことが無かった“空手バカ”が、どうやって18もの会社を経営、年商200億円の会長にまで上り詰めることが出来たのか・・・オーディエンスに起業を目指す若者100人を迎え、ビジネスで成功する為には何が必要なのかを吉田潤喜氏がその極意を語っております。
極貧の中で最後に考えたのは、母の味とは・・幸せは遠くにあるのではなく、足元に・・・1981年のクリスマスに、プレゼントのお返しになけなしの金でつくった吉田家秘伝の自家製ソース・・・それがキッカケで生産を開始したそうです・・・これを見て私は童話「チルチルミチル」の話を思い出しました。
◎公共事業入札改革の行方
改革の地・長野で叫ぶ、「最大の悪は、官の体質だ!」
創業40年。社員数100人近くを抱えた長野でも屈指の測量事務所の創業者であり、業界のとりまとめ役でもあった人がどうして・・・地元業界を震撼させた元談合の仕切り屋、第一測量設計コンサルタント社長・近藤恒雄氏なのだから始末に悪い・・
しかし…02年2月、長野県の入札問題公聴会で「私は数百件の入札を担当、その中で談合がない入札は一件もなかった」と暴露するんだから・・・
以降近藤氏は談合からの決別を宣言し、それ以後、第一測量の売り上げは半分以下に落ちたそうです・・・行政が、指名競争入札から第一測量を「指名外し」した事は、疑う余地もない「談合離脱はけしからんという行政の思惑が働いた結果と近藤氏は言ってます。
談合問題最大の悪は、“天下り”に象徴される官の体質だ」建設官僚として公共事業畑30年・・「公共工事に市場原理はそぐわない!」と品確法を議員立法し、品質重視を訴え続けているようです・・・
希望社 社長 桑原耕司氏
山梨生まれ。高校卒業後、スーパーゼネコンの清水建設に28年勤めるが、生産者本位・不透明・競争回避の建設業界の仕組み(体質)に疑問を持ち辞職 (46歳)。
88年に退職金の460万円を元手に希望社を起こす。
民間工事での取組みを主としていたが、「公共工事を変えないと業界の体質は変わらない」と、02年頃から、公共工事への参入を決意。民間工事でのコストダウンに使われるCM(建設マネジメント)方式を、公共工事に持ち込み、全国から注目されているそうです・・・
社是「談合しない!」を掲げる岐阜のゼネコン。
「競争で業界に淘汰は不可欠!安さと品質は両立する!」と業界に革命を起こした人です・・・「公共事業を自由競争にしないと改善されないし、需要と供給のバランスが戸整わない。これを守ってたら建設業界は自滅してダメになる」がこの人のモットーで地方でこのように頑張っている人が評価される時代になって欲しいです・・・
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●私の「容子の部屋」にコメント下さった方、つたない記事にお付き合い頂き有難う御座います。心からお礼を申し上げます・・・
来年はもう少しましなものを書けるようになりたいと念じてます。
皆様来年は、より一層お仕事においても、ブログの方でもいい結果が出ますよう・・ご健康に留意なさいましてまた来年お目にかかる事を楽しみにしております。