今年もNHKの紅白出場歌手が発表されましたが、その中に61歳で、NHK紅白歌合戦への初出場が決まった歌手がおり、その人は秋元順子さんと言う人とのことです。この方の歌を聞いて声量も在り、大人の歌手としてすばらしい存在だと感じました。代表曲「愛のままで…だそうですが・・このような歌を好む人が多くいることに日本も成熟社会になったのだと思います。
何しろ・・オリコンの演歌・歌謡曲チャートで3週連続1位となったのは7月で、1月の発売から、約半年間かけて熟年層にじわじわと人気が広がったのだそうです。遅咲きの大輪を咲かせた秋元順子さんは「若い世代の人にも音楽でもっと感動してほしい」と言ってます。
この秋元さんはOLだった20代にハワイアンバンドで歌い始め、その後は、ライブハウスやディナーショーにゲスト出演でジャズやシャンソンなどを歌っていたとの事ですがその後は子育てに専念・・ですから歌を再開したのは40代の平成16年、自主制作の「マディソン郡の恋」をリリースして、この曲でメジャーデビューを果たしたのだそうです。
秋元さんのファンは以前から50~60代後半の女性がほとんどで、歌詞、歌い方、メロディー…すべての要素に共感していただいているとの事ですが、お顔は兎も角歌声には魅了されました。秋元さんは 「愛のままで…」は、運命の糸で巡り合った人と幸せな人生を共に歩むことの素晴らしさを歌い上げる曲との事で、「私が30代だったら歌えなかった曲でした。今だから自然に歌えるんです。『マディソン郡…』に関しては不倫の歌だと言う人もいますが、この新曲は熟年離婚防止ソングと言われているようで、それがとてもうれしいです」・・と
秋元さんは かつて、心や魂を揺さぶられる楽曲をたくさん聞いた団塊世代からの支持が多い事に感謝しているようで・・もう一度同じ思いを味わいたい人の共感を読んだのかも知れません・・・今年の選定はバランスが取れたように感じます。ただ、演歌歌手は相変わらず多いんですね・・・