私の好きな番組の中でテレビ東京の「ガイヤの夜明け」を昨晩も見ました。その中で、廃ガラスを活用して見事な新素材を生み、その活用範囲は自然の再生に活用がいま有明の海で実験をしていましたが、そこでの成果も現れている様を見ると、人間が汚した自然・・海、川、沼の浄化と魚が再び現れてきているようです・・(これが新素材で廃ガラスの再生品・ミラクルソル)なんだそうです。
従来色つき瓶は透明の瓶と違って色つきの瓶はリサイクルが難しいと言わて下りましたが・・・
佐賀県・唐津市の建設会社、日本建設技術は別の狙いで色つき瓶の再利用を研究していた所、失敗たそうですが・・ところが、その“失敗作”が吸水性に優れることが分かり、水質浄化や緑化事業への大きな効果が期待され始めたのだそうです・・
もともと公共事業が主力だった日本建設技術だったようですが、公共事業が減り続ける中で、原裕社長は環境を重視した事業に力を注ぎ始めたのだそうです・・・
いま、原社長が取り組んでいるのは、ワインボトルとは異なる原料からミラクルソルをつくることなそうですが、技術的な困難があり、試行錯誤する日々が続いているとの事です・・・
でも、異業種との交流を通じて、活路を見出した日本建設技研さんの廃ガラスの再生利用で、故郷の海を守ろうと取り組む原社長の柔軟な思考と地元の環境を再生しようと取り組んでいる姿に打たれました・・・そして販路がもっと増えればといいと思います・・・
次は高知県の山間部にある馬路村の奮闘記です・・・
この馬路村は1000メートル級の山々に囲まれた、人口1200人ほどの小さな村だそうです。ですからここの産業といえばゆずであり・・・そこから生まれたゆず商品の加工販売で一躍全国的に有名になった馬路村ですが・・・・
本来の主要産業は林業で村の95%は森林という環境下にあり、特に問題は、森林を間引いたときに出る間伐材がかつてのように建築現場の資材として一定の需要があったそうですが・・近年は需要が激減し、採算が合わない事を理由に放置されるようになったらしいのです。従ってそれによる森林の荒廃を懸念する声も強いのも事実だと思います。
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しかしこの村は思っても見なかった馬路村の間伐材に注目しあるデザイナーとの出会いがご縁で思いもよらないインテリアやファッションの分野に挑戦しようとしているそうで・・・「モナッカ」シリーズと名付けた商品群の主力は、木製のバッグでその評判もとてもいいようです。
しかも国内だけではなく馬路村ではその間伐材で、インテリアやファッションの分野に挑戦しようとしているなんで・・・もう驚きです・・・そして米国の世界各国からの優れた製品を展示する所にこの木製アタッシュケースは木目がくっきり現れ、ビジネスマンには好まれそうに思いました。アメリカに出品した時のこの製品に対する人々の関心が深い様子を画像で見ました。ヤッター・・
目下の最大の課題はドイツで開催される見本市での商談そうで・・・果たしてファッションの本場ヨーロッパで馬路村の間伐材バッグ「モナッカ」は通用するのかしらと思ってみていたら・・・
ところが、そのドイツの会場にはあの馬路村の村長と職員が居りました・・・この世界で始めての木製のアタッシュケースの評判も相当興味をもたれたようです・・しかし、まったくの無名のこの商品に興味を示す人は多く居りましたが・・商談となると・・
中々難しさもあるようでした。
ある国のバイヤーが興味を持ち、本国で相談してくる・・トのことでしたが・・・それはいまの所まだ成功はしてませんが・・・でも、ドイツのあるお店が取引をOKしてくれ・・
しかもその製品の出来具合に満足しているようで、早速ウィンドーケースの最前列に並べてくれたようです・・・
でもこの村長は、この機会で多くの世界の商習慣や製品の更なる改革をして行こうという思いを新たにしたようです・・この山里・馬路村から生まれた新製品が世界に発信できればうれしいですね・・・
3例目は・・・、世界的にバイオエタノール燃料への注目が高まる中、大阪で新たな施設が動き出しました・・・
それは、世界で初めて廃木材などを利用して木質系バイオエタノールを製造する、バイオエタノール・ジャパン・関西の商業プラントで、本当に廃材から様々な処理をして、エタノールが出来ていました。
いま、バイオエタノール需要の高まりでトウモロコシ相場が高騰するなど、原料の調達が世界的に問題になっているらしいです・・・
その点、廃材の利用が進めば、原料問題の解消にもつながるし、日々進化するエコビジネスの最前線は見ていて面白いし・・日本の科学技術の高さと工夫する心がこのような・・いままでは困っていたものが形を変えて、人々の役に立つ製品として生まれ変わるなんて・・・ワクワクしました・・・
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