大阪府に嬉しいニュースがあったそうです。それはお笑いコンビ「爆笑問題」の太田さん、田中さんがかねてからの親交のある橋下知事が力を入れている「ふるさと納税制度」を利用して「大阪ミュージアム構想」に活用して欲しいと1000万円を寄付したとの事です。
この「大阪ミュージアム構想」について私もまったく知らなかったのですが・・大阪府では昔からあった地域の文化を再生して、昔の大阪のにぎわいを復活したいとの思い・・それを保存する為・・等の想いで府庁舎内に「大阪ミュージアム構想推進チーム」を設置して、それぞれ多様な地域文化に脚光を当てる事で大阪を観光の町としてもより充実した内容にを目指していくようです。
これはまさに大阪の街興し運動でも在り、やたら箱物に頼った従来の文化活動ではなく、大阪に眠っていた先人の築いた文化財を生かした街作り・・を知事自身これらの地域を視察して改めて感動し、この「大阪ミュージアム構想」を本格的に推進しようとしているようです。
そこで橋下知事の多くの交友からも寄付募り、この運動をより盛り上げる資金に活用しようとの事です。橋下知事自身がの“トップセールス”の先頭に立って行動していくとの事です。
また、この活動を全国的に展開するために、先ず東京事務所には、主に大阪府出身者をターゲットとして情報発信とこの趣旨に賛同者からのご寄付をお願いしているとの事です。
ミュージアム構想に取り上げられている・・・棚千早赤阪村の千枚田についてもその素晴らしさをPRをしたところ、観光コンベンション協会のHPにも掲載されました。結果・・実際に見に行ったという声も聞きます。このように地域の宝に魅力を見つけ出して情報発信をし続けるということがミュージアム構想に取り上げられております・・
橋下知事はこの事業に対する想いを「この度、大阪ミュージアム構想という政策を提唱しています。これは、新しく博物館を造るものではありません。府内にある既存の施設、例えば、歴史的な建造物や住宅、お祭等を一つの美術品と見立てて、まち全体をミュージアムにしていこうというものです。
大阪は、昔から八百八橋といわれ、美しい橋が沢山あります。そのいくつかをライトアップして美しい景観づくり、まちの魅力作りに役立てようというのも一つの案です。 また、大阪には御堂筋もあります。そこで、御堂筋にイルミネーションを点灯させればすばらしい景観になると思っています。大阪ミュージアム構想の実現には、みなさんの寄附金などを活用させていただきたいと思っています」と熱く語ってます。
枚方市にも、多くの文化財が残っています。ここには江戸時代に栄えた鍵屋(花火での掛け声にもなっている)が今は平成13年7月3日、「市立枚方宿鍵屋資料館として豊富な資料が展示されているそうです。
天正年間(1573~92年)の創業と伝えられ、伏見と大坂を結ぶ三十石船の船宿として江戸時代に栄えたのがここ枚方市です。平成9年には市の文化財に指定された鍵屋主屋は淀川沿いの旧東海道(京街通)に面していて、昔の大商家の作りがそのまま残ってます。通り庭、起り屋根、摺り揚げ戸など、江戸時代の町家の構造を残す貴重な歴史的建造物です。
その他この枚方市には日本の漢字を持ち込んだ伝王仁博士の墓がこの百済寺内に在ります。地元の有志によってきれい復元されここもぜひ行って見たい所です。ここも大阪ミュージアムの拠点の一つだと言ってます。
富田林市寺内町周辺は、飛騨高山よりポテンシャルの高い町と橋下知事推奨の所です。この地は北は、大川のほとりいわゆる「水の回廊」の中心地で、南は富田林市の寺内町・・この2つを結ぶ水都・大阪を、大阪ミュージアム構想に取り入れるようで、その豊かさを世界に発信する計画のようです。