a-rouの小部屋(仮)

自転車生活とかその他、気の向くままに・・・

20160520 あの里を目指して(後編)

2016-05-23 | ふらっと何処かへ
前半からの続き

ここからさらに上ります。
目指すは今回の目的地でもある「しらびそ峠」です。
スタートを「地蔵峠」の標識とすれば、11.3m 平均斜度4.9%。(ルートラボ値)
途中の下り部分を除けばもうちょっと平均斜度はありそう。



「地蔵峠」標識のちょっと先に、案内板がありました。
「しらびそ高原まで12km」。そして、実際の「地蔵峠」の峠のピークの標識はあるのか?
途中、未舗装の部分を何度か通過します。距離的には30m~50mぐらいでしょうか?
砂利も大きくは無いので、それほど問題はなかったです。700-25Cのタイヤってのもあるけどね。
結局、ピークっぽい場所に「地蔵峠」のピークを示す標識は無かった・・・。
気づいてにだけ?



「しらびそ高原まで9km」の標識を過ぎたあたりで道は下りだす。
「えぇッ?」って感じですよ。下るってことは、その分上らなければならない。
でも、こういう考え方も出来る。下りだから距離は一気に縮むのではないかと?



また分岐点にきた。R152へ行ける道ですね。もちろん進むは「しらびそ高原」方面へだ。
間違っても、R152の方面には進んではいけない。
「しらびそ峠」まで6.5km 平均斜度6.4%。(ルートラボ値)


峠の連続なのでなので脚もかなりきています。もうひと頑張り、ところどころ立ち止まりながら進んでいく。

景観のいいところで立ち止まっては撮影をしてみる。
よ・う・す・る・に、休憩ですね。



あと3km。しらびそ峠までは2kmぐらいかな。


また開けたところで撮影。
ガードレールが無いぞ、もし落ちたら・・・考えるのはやめよう(笑




残りはもうちょっと。無心に、いや早く見てみたいを励みにべダルを漕ぐ。
といっても、脚は終わりかけてるのでペースは上がりません。
そしてついに、「しらびそ峠」に到着。
ついたよ、今回の目的地の一つ。


13:47 「しらびそ峠」標高1,833m

景観は、雲が少しあるけどバッチリだ。
うん、来た甲斐がありました。


ここでしばし風景を眺めながら休憩です。



休憩もほどほどにして、ハイランドホテルを目指します。
約1kmほど。約1kmなんだけど、斜度がぐ~んとキツイ。
上り始めてすぐ15%以上あるんじゃねってくらいキツイ。
コレ上るの無理!
素直に押しました。斜度がゆるくなるところまで・・・。



14:22 「ハイランドホテル」標高1,918m

ここでがっつり補給します。軽食コーナーは15:30まで、あぶなかった。
山菜そばと五平餅セット+アイス珈琲をチョイス。
カレーもあったけど、ここにきてカレーはないでしょっと。



番号を呼ばれたので取りに行ってみると・・・・
なんとマグカップが付いてきた。





このマグカップどうしろと?
バックパックすでにパンパンなんですよ。
でも、このちょっと愛嬌があるイラストがちょっと気に入ってしましった。
まずは梱包仕方をちょっと変えてスペースを作る。
そして割らないように紙で包みます。幸い周辺の案内マップがあったので利用させてもらいました。
この生き物?なにがモチーフなのでしょうか?


休憩もほどほどにして、本日のメインである。「天空の里」のビューポイントを目指します。
ここからは下りなので、ぱぴゅ~ん・・・・とはいきません。
まずブラインドコーナーが多い。クレーチングもあり、砂利もあったりと操作ミスしたら一発アウト。
なので速度は控えめ、車の音にも気を配ります。幸い対向車はありませんでした。
後ろからは来る車は、脇によけて先に行ってもらいます。



クレータ案内板なるものが目に入ったので立ち寄ってみます。
遊歩道もあるようで往復1.5h・・・流石に見送ります。
遠目から見るだけにしましょう。


・・・・どの部分がクレータの縁かは、よく分かりませんでした。
時間も押してきてるので、ささっと移動しましょう。



案内版が見えた。ここだ。




自転車は近くに置いておこうかと思ったが、しっかりとビューポイントの遊歩道は乗り入れ禁止。
ここは素直に従うしかありません。すこし下ったところにある「高原ロッジ下栗」の駐車場にとめます。
そして靴の履き替え。


SPDシューズとはいえ、履いてる靴はソール交換できるものであり、そもそも地面との接地面積もすくないタイプ。足滑らせて挫いたらライドに影響がでるので持ってきたのだ。


ビューポイントまでの遊歩道を進んでいきます。
ワクワクしますね。





じゃーん。コレがブログとかで見た風景。
いやぁ、感動です。こんな山奥の斜面に人が住んで生活をしている。
いつ頃から人が住み始めたのだろか?






紅葉の時期や冬の雪化粧の時なんかも見てみたいですね。日の出や日の入り、星空ではどんな感じで見えるのか?ちょっと興味あります。


戻ってきて下ります。
すぐに分岐点。
地元の方に「こっちいくと近道」、「楽しむならこっち」との言葉をいただきました。
迷わず楽しむルートである里を下っていきます。
下って改めて、すごい場所にあるな~っと実感。




下って下ってR152に合流した。
まずは道の駅-遠山郷を目指しましょう。
温泉もあるようなので、さっぱり出来るぞ。



17:57 「道の駅-遠山郷」



温泉は21:00まで。仮眠は少ししか出来ない。
まずは腹ごしらえをしないとね。
遠山郷ジンギス丼なるものをチョイス。本来なら蕎麦なんでしょうけど、がっつり食べたかった。
結構ボリュームもありお腹が一杯になった。

温泉にはいりしばらくマッタリ。
1時間ほど仮眠して、今後の方針を少し考える。
夜明け近くまで仮眠もありかと思ったが、21時には閉まってしまう。流石に外の青空ホテル(ベンチ)は・・・
当初の予定通り、オーバーナイトで走るとして・・・・
浜松に着いてからどうするか?
①akiraさん&おいちょさんが走った藤枝で朝ラーライドいいなぁ
②伊良子岬経由でフェリーで伊勢行きもいいなぁ
③浜松の行きつけのカレー屋さんに行くのもいいなぁ
どれも捨てがたいぞ!
すぐに決まるはずもなく、浜松に着くまでに決めることとした。
リスタートは20:50ごろ。すっかり暗くなり月も見える。


R152をまっすぐ進んでは浜松には着かない(途中で切れている)ので、途中でK369を行く。
ここが最後の峠である「兵越峠」です。
峠のスタートをK369とR152の合流地点とすれば、7.1km 均斜度8.1%。(ルートラボ値)
しばらく進んである大型の野生動物と目が合った。自転車のライトで目が光っている。
外見からはシカっぽい。動かずに立ちさるのを待つ。
2、3秒の出来事でしたがビックリしました。
写真は撮る暇無し、カメラはバックパックの中だ。
でも大型のイノシシとかでなくてよかったぁ。ふぅ。
途中、数台の車とすれ違った。ライトの明かりと音が聞こえたらカーブでない部分で立ち止まり隅によってやり過ごす。
こんな時間に自転車?と思われたに違いない?
脚は限界に近い。キツイ部分は押しもいれる。
そして・・・





22:47 「兵越峠」標高1,165m

暗くて気づいてないだけかもしれないが、峠の標識は無し。
「国境」の立て札があった。
どこかで「国境」って見たことあるよな気もするけど・・・気のせいか?
どもあれコレで峠はなし。あとは下り基調で浜松へ向かうのみだ。
そしてここは県境でもある。そう、静岡県に入る。

川沿いに沿って下っているのは分かるが、あたりは真っ暗。
月明かりと自転車のライトが頼り。走っている道はちょうど一車両分ぐらいの幅で両サイドの白線がギリギリライトで照らせるぐらい。
スピードは控えめに下っていく。聞こえてくるのは川の音とラチェット音のみ。静か過ぎてちょっと怖い。

程なくしR152へに合流した。
あとはひたすらR152を浜松に向けて進んでいくだけだ。ゴールが見えてきた。といってもあと70kmぐらいあるけどね。
しばらくすすんで、自販機の明かりが見えた。これがオアシスに見えたよ。
ボトルに残っていた水を捨て、入れ替え。更に糖分補給もします。
更に進んで飯田線「西条駅」が見えてきた。
ここもほっとした場所ですね。
ふと、駅内のポスターに目が留まった。
非常停止ボタンって都内では当たり前のように見るけど、地方は違うようですね。





月明かりの中進んでいく。月に見守れながらのナイトラン。月明かりがありがたい。
浜松まであと54km・・・・




横を流れる天竜川。徐々に川幅も広くなって行く。
そして川の流れの音も静かに。ダムが近いようですね。
月明かりのなかを黙々と漕いで下っていく。


横山町付近の横山トンネルの手前で異変に気づいた。
タイヤがよれる感じがした。前輪の空気が少なくない?っと。
ここに来て、パンクか?
少し前のトンネルの入り口で、窪みでガツっとやったときかな?



とりあえず空気を入れてみる。チューブレスなので、ダメならチューブを入れる。
とりあえずポンピング200回(汗
23Cの時は200回で8ber入ったはず。でも今は25cだ。幸い空気は全部抜けてないので、それなりに入るはず。
後輪と比べちょっと足りない気もしなくも無いが、走行に支障は無いくらいは入った模様。
ホイールの大きいブレも無し。とりあえずは一安心。





船明ダムを望む。


そしてさらに浜松に向けて進む。
コンビニに立ち寄り補給と今後の方針ついて・・・。
補給をしながら、MAPをみたり検索したりで考える。
①akiraさん&おいちょさんが走った藤枝で朝ラーライドいいなぁ
②伊良子岬経由でフェリーで伊勢行きもいいなぁ
③浜松の行きつけのカレー屋さんに行くのもいいなぁ

お風呂で、さっぱりもいいなぁ。検索してみるもR152沿い近くは08:00からだ。
時間ありすぎる。
今の体力的観点も鑑みると・・・
②の伊勢行きは無しだな。
となると①か③かだ。
③のカレー屋さんは、開店は11:30だ。こちらは更に時間をもてあます。
となると①か?
浜松から藤枝は電車で50分ぐらい。以外に距離あるのね。電車の中で寝ちゃいそうだ(汗
藤枝で朝ラー食べて、浜松まで戻ってカレーを食べる?いやいや・・・
またしても決まりそうに無いので、浜松駅で最終決断をしましょう。
結論するのを先送りにしたとは言ってはいけない(笑



そして・・・



05:16 浜松駅に到着。


はい、最終決断の瞬間です。

06:20の浜松発の始発の新幹線で帰ることにしました。
朝ラーも捨てがたい、捨てがたいが走るのはお腹一杯。朝ラーメンだけ食べて、再び輪行で帰るのもなんだし・・・今はアドレナリン出ている?から元気だけど、このあとの反動が怖い。きっと爆睡と起きたら筋肉痛でしょう。

浜松始発だから自由席で車両の一番後ろの席を無事確保できました。
車内ではところどころ意識が跳んでいました。熱海付近はまったく記憶はなく・・・
東京には08:00に到着、乗り換えて帰路となりました。

帰宅後はお風呂でさっぱりとし、撮影データをPCに落とし込み。
軽く食事をとり、そしてお布団へ・・・・
目が覚めたら22:00を廻っていた。10時間近く爆睡していたようです。
そして体のあっちこっちが痛い。

備忘録的なもの少し・・・
今回のライドで走る場所は大部分、WiMAXは県外。峠では役に立たないのは分かっていたので、電波があるうちに(茅野で)Googlマップの地図を読み込みキャッシュに残しておく。
あとはアプリは立ち上げたままにしておけば、GPSで位置は把握できる。僕の使っているタブレットは大丈夫でした。今回のライドの前に実験済みです。というか、磐梯吾妻ラインの時も利用してたり。

念のため保険でフリーのオフラインマップを利用できるアプリもインストール。
Googlマップに見慣れていると、見づらく感じる面もあるがGooglマップのアプリ落としたら多分アウトなので保険です。
地図データは、長野県、静岡県、東京都、千葉県、神奈川県をダウンロード。
アプリは、「MAPS.ME」です。結局、使わないですんだけどね。



■走行記録
走行距離:222.26km
av:15.2.km/h
獲得標高(上り):3,650m(GPS値)
獲得標高(下り):4,366m(GPS値)
ルート図



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6 コメント

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Unknown (おいちょ)
2016-05-23 15:19:17
遠くまで行ったね~(^^)

天空の里は凄い
僕も見てみたい
車でね(^_-)-☆
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Unknown (akira)
2016-05-23 17:43:13
行きましたね~お疲れ様でした。
絶景を堪能して大満足なライドですね。

走りたいコースなんですが、ペダル踏みたいのに二の足を踏んで数年経過してます(^^;;

土産話を楽しみにしてます(^_-)-☆
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いや~遠かった (a-rou)
2016-05-24 11:15:15
◇おいちょさん
是非、見に行きましょう~
車で他のスポットも巡るのもありかもね。
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行ってきました (a-rou)
2016-05-24 11:16:59
◇akiraさん
天気も良くて大満足なライドでした。
近いうちに伺いますね。
akiraさんも是非、行きましょう~
返信する
考えさせるw (やまだ)
2016-05-26 21:14:55
憧れの地ですね。
ちょっと自転車で挑戦しようなどと思ってたりしたけど・・
スクーターで行ったほうがいいかなぁ、などと考えさせられますw
素敵な旅、お疲れ様。
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機会があれば是非 (a-rou)
2016-05-28 20:51:51
◇やまださん
場所が場所なだけに、行くまでと帰るのも時間かかります。走りに行って良かったと思わせる場所でした。

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