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なにも ほしがならなぁい なにも きたいしなぁい

10年先も君に恋して

2010-09-13 | 休み
設定と内野さん目当てで観てみたけど、NHK「火曜10時」ドラマに外れ無し!「天使のわけまえ」も「離婚同居」も地味に面白かった。そしてご他聞に漏れずに面白い。でも地味。でも面白い!口当たりは平日の夜らしく軽いんだけど、内容はちゃんとあるんだ。面白いんだ。


「10年先も君に恋して」(NHK)
10年先も君に恋して
阿部サダヲ×佐藤江梨子、観月ありさなら地味でも仕方ないけど、上戸彩×内野聖陽で脚本・大森美香なのに地味


2020年の10年後の未来から未来の夫が自分の元に現れ、「自分たち夫婦は将来離婚し不幸になるのだから、二人が結婚しない未来を作りにきた」と言う緩いSF話。逆『バックトゥ・ザ・フューチャー』と言った趣なんだけど、日本の脚本家、特に女性脚本家の作家性が良い意味で如何無く発揮されていて、楽しい。

40歳(ひねて癖のあるおっさんという最近の内野さんの芝居)と30歳(最近はあんまり見れない垢抜けない純朴青年調の芝居)という差異とその二人の間を同じ女性が行き来するって言うのが、面白い。好きな人と嫌いな人が同一人物で、それが10年と言う年月の差なんだけど、同じ時間に居ると言うのがやはり味噌。

突然現れた嫌味な男がストーカーのように付きまとう。嫌な男なのに、今時分が好きになっている男と同一人物と言うジレンマ。それが恋愛譚としてさっぱり描かれてる。この時間のドラマに必要なのは軽さと恋愛なんだろうなぁ。軽いんだけど、軽いだけじゃない。この時間のNHKドラマを観ないのはもったいないなぁ。

ただ1点気になるのは、この作品のSF感。ぶっちゃけ「ゆるSF」なので、そこら辺はかなり緩い。未来の生活とか元号とか10年後も出版社とかがそのままっぽいところとかその他もろもろ。というか、このドラマを主に見るような人たちはそんなこと気にしないだろうけど。(でもそれだと「チャンドラー?マーロウ?何それ?」ってなりそうな気もしないではないけど…)それ以外は地味に面白くて好きです。

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