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モテキ 第12話「男子畢生危機一髪」

2010-10-02 | 休み
「DIG」で大根監督のオーディオコメンタリーとか言っていたら、先っちょを見過ごした。でも久しぶりにリアルタイムで観た!


「モテキ」(テレビ東京)
モテキ
「ドラマ『モテキ』製作会社のオフィスクレッシェンドは3000万の大赤字!脚本・監督の大根仁はほぼノーギャラ!」


原作を読んでいないので結末についてはドラマ版の結末しか分かんないけど、「DIG」を聴きながら観た感想としてはやっぱり”モテキ”をどう捉えるのかということみたいだったみたいで、そもそもこれはリアリティの話だったんだなぁと、大根さんのキスシーンに関する「普通」という感想が何よりも全てを物語って居たんだなぁと思い返しました。

だからこそクラブに居るような女の子やサブカルな人たちはツイッターとかで『モテキ』を絶賛する一方で、ネットのオタクなサイトの人たちにはあまり引っかからなかったんだなぁと思える。必然からのエロ(もちろんサービスカットも多いけど)がたくさんあったのにそちらのサイトでは内容はもちろんエロ要素もまったくと言っていいほど話題になっていなかった。

アニメなどでも良くある駄目な奴なのに何故か女子から持てるという類型っぽい幸世はともかく(幸世にしてもそういった類型とはかなりかけ離れた現実的な下衆さを持ってるけど)、エロい土井亜紀、処女だけど処女じゃなかったいつかちゃん、小悪魔というか悪魔なBitch!な小宮山夏樹っていうキャラは明らかに類型だけど類型からはかけ離れているなぁ。だからか。

モテキ
モテキ
モテキ

「モテキなんて要らない!」という”モテキ”を経た幸世の最後の台詞こそ現実を受け入れて、自分だけの妄想や思い込みから抜け出したわけで、構造的には『新世紀エヴァンゲリオン』の「おめでとう」エンドと同じもののはずなんだけど、後半の尻すぼみ感で幸世の吹っ切れ感にはいまいち共感が出来なかった。原作ではどうやって閉めていたんだろうか。

いつかちゃんには浮気現場を見られて振られ、土井亜紀には他のメガネロック男に乗り換えられ、小宮山夏樹はそもそも興味もあんまり無かった。結局、誰も幸世の隣には残らず、そこには気持ちの悪い運命論も存在しない。それどころか仕事も無く、母親も倒れた。だからこそ幸世は「モテキは要らない、誰かのモテキになる」と決意を新たにする分けだけど。フィクションなりのリアリティというか製作側の誠意なんだと思う。

ただ言いたいことや大根さんをはじめとした製作陣の作品や視聴者への誠意は分かるんだけど、何か解せないというか。林田の立ち居地や役回りとかってどうなの?とか後半の盛り上がらない感じは何故なんだろうかとか思ってしまうんです。前半が凄い良かっただけに。基本的には今期最高の日本のドラマの1つなんだけど。大根さんやツイッターの中の人など凄い熱意だったみたいだし。


とりあえず、DVD-BOXが買えるようにがんばろうか。

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1 コメント

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 (あら)
2016-11-24 00:34:06
原作はもっとひどいよ。
大根さんのおかげで全然マシ。
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