「九条自由広場」

「昭和区九条の会」(名古屋)のブログです。会と市民の皆さんとの交流の広場です。ぜひ「コメント」をください。

平和百人一首 (十八)       まもる

2009-03-25 11:46:40 | 平和詩歌・俳句・川柳など
琴焚きて雪夜も寝ねず引揚げし
     かの日思へばなに耐へざらむ    大阪 香島八重子

 ふたたびはくりかへさじと悔深く
     軍事法廷の記事を読みつぐ     三重 宇城直一

★夢多き植民の地へ夫とともに渡り、一転石持て追われる身となった夫人が肌身離さなかった琴を暖をとるために燃やした凍える異国の吹雪の夜・・どのような思いで思い返してみえるのか。
 また、思えば兵士として悔い深き体験を見聞きされた方が、自責の念を込めて軍事法廷の記事を目をそむけず読み継いでみえる姿に感動しました。
 諸悪の根源は引き起こされた戦争ではないか。
 しかも最も責任のある人間が罪を逃れた・・・・。