西松建設への検察の捜査が政界に進展し、昨日、小沢一郎の公設秘書が政治資金規正法違反容疑で逮捕された。昨夜のテレビと今朝の新聞は小沢問題一色の報道になっている。ネットの中では小沢信者が「国策捜査」を糾弾する声を張り上げ、ヒステリックな小沢擁護論を乱発している。解散総選挙が近づいたと言って、祭り騒ぎの到来に嬉々としている政局中毒な者もいる。昨夜の報道ステーションには政局営業マンの星浩が登場して、またぞろ政局商売のセールストークをやっていた。政局を宣伝して新聞を売るためだ。現在、「政治」は本当に商品になっている。消費されるコモディティな情報商品になっている。全ては空騒ぎするネタだ。この「小沢政局」の市場が繁盛するかどうかは、小沢一郎のマスコミ対応が鍵になるだろう。大連立騒動のときの醜態を思い出すと、小沢一郎は読売新聞の挑発に理性的な対処ができず、無用に傷口を広げて混乱を拡大したが、今度も同じ場面が再現されるかも知れない。朝日も読売も政治状況の混乱を歓迎し、民主党内の不協和音を増幅させる方向に記事を書く。
http://critic6.blog63.fc2.com/blog-entry-35.html世に倦む日日より(ネット虫)
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