サイクル 2021-09-01 12:11:01 | 散文 350度の熱水もごちゃ混ぜにされたただの冷たい海水に嫌な気性は荒ぶったそして海は長い時間をかけて穏やかにその毒素すらも生きる糧として許容したその度に良しと悪しとはくるくると反転し短気なわたしはいつも苛立ち何も分からなくなって途方に暮れる帰っておいでの囁きに耳を傾けるのは悪いことだと誰かが云った福はうち鬼はそとというその理も良しと悪しとはくるくると海の内側で全てを覆われた夜と似たような景色のなかにい . . . 本文を読む