過ちを認めるということはなかなかに難しい。それはやろうと思えばいともたやすく、柏手(かしわて)をひとつ打つよりも短いせつなに出来ることでありながら、人は、わたしはなかなかに、過ちを認めるということを時としてためらってしまう。わたしはなぜ、ためらうのだろうか。それは、過ちを正すことの面倒さに起因する。要は怠慢である。あーもう、めんどくさいなあ。別にこれでどこぞの誰かさんに迷惑をかけるわけでもないし。 . . . 本文を読む
夏目漱石。言わずとしれた文豪である。いまさらわたしが紹介する間でもないだろうし、わたしも人様にご説明できるほどよくは知らない。「吾輩は猫である」「坊っちゃん」、一昔前は千円札だったひと。わたしができるご説明はこの程度である。
それでもさすがは文豪様たるゆえんか、わたしにも好きな作品がある。「夢十夜」だ。ネタバレに考慮して紹介をすると、とてもすてきな作品です。お勧めです。以上です。…紹介する気がない . . . 本文を読む
なんの話かと言えば耳栓の話である。
カプセルホテルなんかに泊まる時にそなえ、耳栓を携帯している。500円玉程の大きさの鮮やかな黄緑色したケースにこれまた鮮やかなオレンジ色の耳栓が、いままでは二つ入っていた。耳の穴は左右に一つずつ計二つなので、耳栓は二つあれば十分なのである。で、あるはずなのだが、昨日新たに一袋開封してしまった。その真新しき耳栓をつけて昨夜は寝た。そして起きた。起きたれば耳栓は不要な . . . 本文を読む
とあるお宿に五日間泊まっている。
この宿には過去にも何度か滞在したことがあり、前回の滞在時には館内の工事がおこなわれていた。そして今回、何となく部屋の壁紙なんかが新しくなっているような気がする。リニューアルしたのだろうか。その、リニューアルにともなうのであろうか。
部屋のトイレに、蓋がついていなかった。
人の出入りが激しい駅やショッピングモールなんかのトイレには蓋がついてないことはままあるが、あの . . . 本文を読む