よみびとしらず。

あいどんのう。

カタマリ

2021-09-22 14:16:11 | 散文
吐き出したカタマリにこの感情が乗らない様にグッと息をこらえて息をのむそこに現れたカタマリはなんて私からは乖離(かいり)した私の思いからはほど遠いもの透明なカタマリは風に乗り海を目指してとにかく駆けた誰よりも愛おしい私に贖(あがな)うとカタマリは何も知らずに海を迎えたその海の青さに私の瞳は涙に満ちて知らず知らずのうちに海と同じ様でこのカタマリは泣いていた . . . 本文を読む