たいよう 2021-09-26 13:00:44 | 散文 その?にはなんの意味もないよとかざした手のひらの上であなたは笑った陰ひなたなくわたしの熱は内側にこもったままの姿であなたを追いかけたそのひとすじの暗闇の向こう側で向日葵は咲いた秋空のしたに枯れ落ちた花びらは風に舞い土に待つ冬の訪れの糧にならんとあなたの熱は少しずつ遠ざかりいつまでもわたしを焦がしているあたたかな光の何もかもを受け入れて海の底に太陽の熱は届かずにいる薄紅はただ切なくて静かな海からこの . . . 本文を読む