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昨年夏、「水が入る仕組み」というようなタイトルで、ほぼ同じような写真を掲載しました。いや、この写真に限らず、いつも似たようなものばかりです(苦笑)。
細く浅い用水路ですが、写真右側が上流。板を差し込んで流れをせき止め、田んぼに水を入れます。この写真では、入り口をふさいでいます。昨日の朝、田んぼに除草剤を撒いたので、田んぼの中の水をできるだけ動かさないためです。
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800枚弱の稲用育苗箱。役目を終えて水洗い。乾かしているところです。土を入れて水をたっぷりやって種を播き、その上に土をかぶせてできあがり。それをハウス内に並べて苗を作るというわけです。10アール当たり20枚前後。550キロ前後の玄米となります。500キロを下回る地域もあれば、600キロを超える地域もあり、同じ地域でも農力?の差によって、収穫量は違ってきます。
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早朝、水の状態を確認に行きました。水の見回りは、とても大事な仕事です。朝夕、もちろん毎日です。当分の間続きます。
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田んぼは通常、縦長の長方形です。手前側に用水路。奥側が排水路となります。用水路と排水路が一本の水路で兼用されている場所もあるかと思いますが、そうなるといろいろ不都合があります。でもずっと以前は、そうした田んぼ(地域)が多かったのだろうと思います。
稲の栽培にとって、水の確保は最大の重要事項です。重機などなかった時代の水路工事。新しく開墾された場所への水の供給など、大変な人出と資金が必要だったと思います(現在でもそうです)。古い堰(用水路)には、その当時の地主の名前が付いたものが、あちこちにあるようです。地主対小作人…。そうした単純な対立構造というような理解だけでは足りないさまざまな歴史が、あらゆる場所であったことだと思います。
長方形長辺のあぜ。今朝は、風があったのですが、このあぜを境に、風の当たり具合が違っていました。
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あぜの雑草と植わった稲の苗。水際に、お日さまの光が反射しています。
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こんな感じです。
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これも、同じ場所ですが、少し明るく写りました。
続きは今晩。
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「今晩」になりました。続けます。
和賀屋(我が家)から、直線距離で1キロ?くらいのところに川があり、その土手にはたくさんのアカシアの木が自生しています。あっという間に増え、生長も早いのです。花が満開です。今朝は少し余裕があったので、こちらに足を伸ばしてみました。
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土手のすぐ手前の、農道と田んぼ(「減反」して大豆を作付けする畑になっているようです)。ここに車を停めて、土手に上がってみたのです。
アカシアのたくさんの花が咲いているのに、この頃あまりにおいを感じないなと思っていました。
車から降りた瞬間、間髪入れず感じたのは、アカシアのにおいではではなく、除草剤独特の、あまり良い感じのしない匂いでした。農道の路肩部分と田んぼのあぜに撒かれたようで、草が枯れています。たぶん、有名な除草剤。世界各国で使用禁止となり、日本はその逆を行っているので、もう、使われ放題です(苦笑)。その匂いの充満する中、遠慮がちなアカシアの花の匂いが、わずかに感じられたのでした。
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土手の上から、田んぼを撮ってみました。縦の長さが200メートルはありそうです。田んぼのこちら側と向こう側。どうやって意思疎通をするのか(笑)?
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土手を背にして戻る途中、立ち止まって土手の方を撮ってみました。田植えの済んだばかりの田面に風景が映っています。
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田起こしの頃(大型連休中)は雨が近かったのですが、それ以降はまとまった雨の日がそんなにないまま、今日に至っています。当地は県内でももっとも気温の高い地域で、昨日今日は30度くらいになりました。その前も暑い日が続いていました。暑い日が続くと、田んぼの土がわいてきて(有機物が分解して)表面が濁ってきます。擦り傷にできるかさぶたのようなものがたくさん浮かんできて、それが日光が(水中部分の)苗に当たるのを妨げ、生育不良もしくは枯死につながります。好天は歓迎すべきものですが、続きすぎると、そんな不都合も。何であれ、バランスというのが大事なんですね。
アカシアの匂いについては、今月の代かきのあたりに書きました。もしかすれば、においの強弱が時期によってあるのかもしれません。