トラクターは、土を耕す目的で使われることが多いです。トラクター無しに、農業は考えられません。鍬で土を耕すのでは間に合わなくて、牛馬が使われるようになりました。そして、耕運機、トラクターとなってきました。
牛馬の時代のことは知りません。親が子どもの頃のことだったようです。耕運機が使われ始めたのは太平洋戦争後のこと。牛馬は、無くてはならない役畜。そして大切な家族、でした。
子どもの頃、外はすべて遊び場でした。特別な遊具などがあったわけではありません。何も無くても良かったのです。子どもの仕事は「遊び」でしたから。もちろん、農作業の手伝いもありましたけど。
今で言う「用水路」。その当時は「堰」です。その中の一角に、子どもたちが「まひやしぱ」と言っている場所がありました。早口で言うので、まひゃしぱと聞こえていました。何のことかわからなかったのです。
それがふとしたきっかけで解った(たぶんこういうことではないかと想像できた)のは、大人になってずいぶん経ってからのことです。
作業を終えて、土で汚れたり、玉のような汗をかいている馬を入れて(足が浸かるくらいの深さだと思います)、冷やしたり洗ったりする場所。タイトルのように、馬冷やし場が訛ってのことだと思いました。
昔話ですね。昔話をするようになったらトシです。加齢なる世界。
でも、「あの人のせい」にして、ディーゼル燃料の価格高騰、供給不足が、起き始めているとの情報です。いまさら牛馬の時代には戻れませんが、この先数年間(と言われています)、どんな展開になっていくのか…。
「地獄への道は善意で敷き詰められている」とは、有名な言葉。
牛馬の昔話をもう少しするつもりが、別方向に行ってしまいました。