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「月下独酌」 無言絶句?

2022-05-17 | 日記

 一昨日は旧暦の15日。十五夜の月が良く見えました。昨日もそうでした。そして今夜も見えます。薄い雲があって、少しぼんやりした感じになっています。旧暦の17日、「立待月」です。

 夜の10時を過ぎても、月の位置は低いままです。まだそれほど欠けていないお月さまが、今日代掻きの済んだ田んぼに映っていました。夜の素敵な光景。ひとりで目にするのが、何とももったいない思いですが、こればかりはどうしようもありません。写真に撮れないのが、なお残念です。

 というのも、田んぼが大きな水鏡となるのは、期間限定。稲の苗が植えられれば、完全な鏡ではなくなり、その後は生長する稲が、映るのを邪魔します。月の位置は、田んぼに沿った細い用水路にも重なり、流れる水の上に、ゆらゆらと揺れる姿を映してもいました。

 こんな素敵な光景が、これまで何度あったことでしょう。ここ数日好天なのが、何よりの幸いでした。そしてこの先、今年のような絶好のタイミングがいつ訪れるのかは、わかりません。いや、一年先、数年先の陰暦もわかるのですから、調べることは可能です。ただその時に、お月さまが見えるかどうかは定かではありません。そしてその時、私が正気がどうか、裸ではありません。あはは、韻を踏んでいますよ! せっかくの良い話が、これで台無しです(苦笑)。

 

 代掻きは明日で終わる予定。そして間もなく、田植えとなります。

 家の前(背後)にある田んぼ。月が映ったのは手前側でした。

 いずれの写真も、今朝、少し薄曇りの中で撮りました。

 苗も良く育っています。ハウス内部の中央部と外側。苗の成長具合が違います。日中、側面を開けるため、どうしても冷たい空気の影響を強く受けてしまうのです。少し可哀そうです。中央部の苗はそんなことを知らないことでしょう。ぬくぬくと、上機嫌で育っているかもしれません(苦笑)。「満腹は空腹を知らない」という言葉を初めて目にしたのは、つい先だってのことでした。