新・エンゲル係数

肥満と痛風に悩まされながらも新鮮な食ネタを捜し求めて・・・

トランプノミクスでぇ~♪

2017年03月05日 | 気になるネタ

日米株式市場ともに非常に強い動きとなっている。1日は、6営業日ぶりに主要な米株価3指数がそろって最高値を更新した。トランプ米大統領の議会演説を受け、議会の協力を得て「トランプノミクス」が実現に向かうとの期待が高まったためだ。

 また、FRB(米連邦準備制度理事会)高官から早期利上げに前向きな発言が相次ぎ、3月14~15日のFOMC(米連邦公開市場委員会)での利上げ観測が一段と強まり、米長期金利が上昇し、外国為替市場ではドル高・円安基調だ。米株高、円安という追い風を受け、2日の日経平均も昨年来高値を更新するなど強い動きとなっている。また、1日の日経ジャスダック平均株価は1991年7月4日以来およそ25年8カ月ぶりに、節目の3000円を突破した。このように、個人を取り巻く投資環境は極めて良好だ。

 まず、フェローテック(6890)は、「サーモモジュール」が従来のエレクトロニクス分野のみならず、「自動車」(ヒート・クールシート、ヘッドアップディスプレー)、「医療機器」(血液分析装置、遺伝子増幅器、生態試料検査装置、インキュベータ、試薬保冷機)などに広がってきており、今後の成長が期待できることが注目ポイント。なお、「サーモモジュール」とは、ペルチェ素子、または熱電素子とも呼ばれる半導体ベースの電子部品であり、コンパクトで効率の良いヒートポンプとして機能する。

次に、ドリコム(3793)は、公募および第三者割当による新株式発行並びに株式の売り出しによる資金調達が注目ポイント。この調達で、自己資本を拡充させ、財務基盤を強化し、また、新規IPソーシャルゲームの開発体制を整備することで、新戦略を着実に推進し、さらなる企業価値の向上を目指していく。また、これにより、同社株式の流動性の向上と株主層の拡大が図れるとともに、楽天(4755)を割当先とする第三者割当増資を実施したことで、楽天との提携関係が維持され、同社グループのさらなる企業価値の向上が期待される。

 そして、データセクション(3905)は、政府の個人情報保護委員会が指針で具体的なビッグデータの加工方法を示した。これが注目ポイント。というのは、データセクションと、デジタルインテリジェンス社は、「データエクスチェンジコンソーシアム」を設立しているからだ。本コンソーシアムは、データエクスチェンジを実践するために必要な知見を共有すると共に、環境整備やガイドラインづくりに参画する「場」となることを目指し、ひいては、参加企業間でのデータ交換・業務活用が、本コンソーシアムから離れたところで進展し・具現化することも重要だと考えている。 (株式会社カブ知恵 代表取締役・藤井英敏)