ayameじいちゃんの日記かな?

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大阪都構想、否決・・・

2015-05-18 12:43:06 | 日記
 橋下徹大阪市長が長年に渡って訴えてきた「大阪都構想」の住民投票が昨日行われて10741票という僅差で否決されました。

 投票率は66.8%だったそうです。

 これを受けて橋下市長は「12月の任期満了をもって政治家を引退する」と記者会見で述べました。

 自分が主張していた最大の公約が住民によって否決されたのですから、いた仕方ないでしょう。

 大阪府知事時代から橋下市長の政治運営は、ちょっと強引なこともあり様々な場面で多くの人たちと激論をかわしたり、週刊誌などでスキャンダルを暴露されたりと彼の人生にとって大変な時期だったでしょう。

 以前は大阪府民や大阪市民の圧倒的な支持を得ていた橋下さんの政治家人生も終止符を打つことになります。

 もしかしたら、国会議員選挙に出馬するかもしれませんが、まあやめといた方がいいのでは・・・。

 さて「大阪都構想」がなんで否決されたのでしょうか。

 「国家元首」もいない「都」でない「大阪」が「都構想」なんてという名称に「嫌気がさしていた」人もいるでしょうし、単純に持ってる利権を手放したくないと思っている人など。

 大阪市がなくなっちゃうといろんな意味で困る人が大勢いるからでしょうね。

 この住民投票の否決で「地方分権」を叫んでる人たちは「ガックリ」きたんじゃないでしょうか?

 逆に、霞が関の官僚たちは手を叩いて喜んでいるでしょう。

 「憲法改正」で協力関係にある安倍首相は表面上は橋下さんを応援していましたが、大阪市の自民党議員は「大反対」していました。

 いずれにしても、住民投票によって市民の意思が決定された訳ですから「民主主義」の基本原則が守られたということです。

 翻って、安倍首相が行おうとしている「安全保障関連法案」には、「国民の意思」がどれくらい反映されているのでしょうか?

 国民にとっては「大阪都構想」など比べ物にならないくらいの大問題なのに、自民党・公明党の議員達は「自分たちの思い」だけで、国民の声を聞かずに「平和国家の名」を捨てようとしています。

 前回の衆議院選で争点になったのは、ほとんどが「経済問題」で「特定秘密保護法」や「集団的自衛権の行使容認」なんて争点にもなりませんでした。

 「自民党のマニュフェスト」には、明記してあるというんでしょうが、野党との討論でもほとんど話し合われたことがなかったように記憶しています。

 これじゃ、誰が考えても民主主義によって政治が動いているとは言えません。

 安倍さんは「今自分がやらないとこの国は中国にやられてしまう」と思い込んいるのでしょうが、だったら尚更「憲法を改正」して「国民合意」の上で「日本の安全保障体制を万全なものに変えて行く」という民主的な方法を取ってほしいです。

 「憲法改正」の「国民投票」をすると絶対に「否決」されるとこれまた思い込んでいるから、何とかして小手先で「思いを遂げよう」と企んでいるんでしょう。

 日本国民はバカじゃないんだから「憲法を改正して、自衛隊がきちんとした戦力を保持して、日本を守るに十分な組織になってほしい」と考えている人も大勢いると思います。

 じいちゃんだって、もちろん戦争には反対だけど「自衛隊が日本を守るために必要な組織」であることぐらい分っています。

 今の「安全保障関連法案」は「自衛隊をアメリカの企てのもとに世界中で活動させる」というものですから、到底賛成できません。

 こんなの本当の抑止力になるのかどうか疑問符がいっぱい湧き出てきます。

 アメリカと中国の高官が会談して中国高官が「米中にとって太平洋は十分な広さがある」と言ったというニュースが流れいますが、アメリカだって利権が確保されるなら「中国と手を結ぶ」かもしれません。

 そんなことになったら「安倍首相の構想」は、一気に崩れ去ってしまいます。

 民主的な方法による日本国民の合意で「日本の安全保障」を成立させることが「安倍首相」がやらなきゃいけない最大の課題ではないでしょうか?
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