アギーレ監督の解任・・・

　スペインのサッカー１部リーグで行われたとされる八百長疑惑で検察に告発され、裁判所がこれを受理したと伝えられた日本代表監督のアギーレさんが解任されました。

　「やっぱりね～」という感じです。

　監督としての手腕は、まだ半年しか経っていないので日本チームにとってイイのかワルイのかの評価はできませんが、先のアジア杯での成績や今回の疑惑でサッカー協会としては「キリ」たくて仕方なかったんじゃないでしょうか。

　大仁会長は解任の理由を「告発が受理され、捜査が始まり、起訴され、裁判が始まる可能性もある。その影響が出るリスクを排除する必要がある」（新聞記事より）と説明しています。

　アギーレさんは当初若くて才能のある代表歴のない選手をたくさん招集して、なかなか勝てなかったので、協会から「ベテラン選手をアジア杯のためにも呼ぶべきだ」とか言われて遠藤らベテラン選手を招集したんじゃないでしょうか？

　じいちゃんは、若い選手を代表に召集するという方針は今後の日本代表にとっていい方向だと思っていたんですが、「よい試合をしていても勝てないと巨額の寄付金を貰ってるスポンサーが納得しない」ということも背景にあったんでしょう。

　今回の解任劇の裏にもスポンサーの影が見え隠れしています。

　代表監督が裁判にかけられでもしたら、スポンサーにとってはそれこそイメージダウンですからね。

　アギーレさんに三顧の礼を尽くして監督の就任をお願いした原専務理事をはじめ役員さんたちの進退は次の理事会で決められるそうです。

　多分大仁会長は何ともなくて、原さんが責任を取らされるんでしょう（分らんけど）。

　３月には国際親善試合が予定されているので、それまでには後任監督を選びたいそうですが、あまり焦って決めちゃうとアギーレさんのように身辺情報が集められないまま、また醜態を晒すことになるかもしれないから慎重に後任選びを進めて頂きたいです。

　ワールドカップの予選も始まることだし、アジアで勝てない日本のチーム作りを迅速丁寧にはじめなきゃいけません。

　代表選手たちも監督が交代すると、戦術の変更があったりして大変だと思います。

　でも、今の代表の課題は点が取れないこと。

　ボールを回すサッカーから脱皮して、点の取れるサッカーができるようなチーム作りを次の監督にはしてほしいですね。