まったり風景

アルビレックス新潟のゲーム画像と、散歩写真+戯言のブログです。

リベンジならず

2006年08月26日 | アルビレックス新潟

ビッグスワンから見た夕日。
8月ではあるが、空の感じに秋の気配を強く感ずるようになった。
日の入りも、段々と時間が早くなってきている。
逆に、朝夕は涼しくなって過ごしやすい、選手にとってはありがたいだろう。




アルビレックス新潟VS大分トリニータ

新潟スタジアム(ビッグスワン)

結果 3:3


相手のホーム戦では大量失点の完敗。
そのリベンジと、浦和戦敗戦を受けて連敗をストップする大事な試合となった。
大分とはJ2時代から、数々の名勝負と迷勝負を繰り返してきた。
しかも、今日のアルビのメンバーには、ファビ、寺川、船越と大分に凄く因縁のある選手が揃っていて、モチベーションが高いはずだった。
しかし結果は、リベンジならず3:3のドローに終わってしまった。




試合開始ゼロ分でゴールを決め、走り回るファビ。
予想外のシュートにシュートシーンを撮影できなかった。



松下の移籍後初ゴール。
素晴らしい上がりだった。


試合開始早々、左サイドでキープしたボールをゴール前にセンタリング、それをファビがヘディングで決めてゴール。何と「開始0分」のゴールで先制点をゲットした。
さらに、今日は右サイドで先発した新戦力松下が見事なシュートを決めて、あっという間に2点をゲットした。
これは、右サイドのボールキープに対して、前線を追い越すランニングをしてパスを受けての分厚い攻撃だった。
大分は、何もしないうちにワンツーパンチを食らったようなもので、しばらくはサッカーが落ち着かなかった。
逆に、アルビはパス回しが冴えて、次々に大分ゴールへ迫った。
惜しむらくは、この良いリズムの時間帯に3点目を入れておきたかったことだ。
時間が経過すると、大分は落ち着きを取り戻して、本来のサッカーを仕掛けてきた。
早めにロングボールを前線に入れるか、アルビの梅山サイドを徹底して突いてきた。
そして、アルビのDFがロングボールの処理を誤った隙を逃さず、1点差に詰め寄るゴールを入れられた。
その後は、大分が押し込む時間帯が続いた。そして前半のロスタイム、右サイドからのFKをファーサイドでフリーになっていた高松に同点ゴールを決められた。
早い時間帯のリード、しかも一番難しい2点リードが仇になった感じだ。



慎吾の同点ゴール。
試合終了が見えた時間に、試合を振り出しに戻す貴重なシュートだった。


後半開始と同時に海本と千葉が交代した。
前半の接触プレーから、何か辛そうにしている姿が目に付いた。
ただでさえ中野が怪我で試合に出ることができないのに、DFリーダーを欠いて後半を戦うこととなってしまった。
後半は、大分が押し込み気味にロングボールとサイドアタックを繰り出してで試合が進んだ。
対するアルビも、守備ラインを整えて、相手のパスカットからカウンターを繰り出した。
途中からは、中盤が間延びしてしまって、お互いカウンターの応酬の様相を呈した。
後半30分前に、右サイドを破られたアルビはクロスを高松にこの試合2ゴール目を決められて、ついに逆転を許してしまった。
大分の順位が、決して運だけでは無いことを証明した粘り強い攻撃だった。
ここでアルビは船越を投入した。
船越にボールを集めて、攻撃ラインを押し上げるサッカーが結構効果を発揮した。
そしてファビが放ったシュートの跳ね返りを詰めていた慎吾が同点ゴールを決めて、試合は振り出しに戻った。
アルビは勝ち点3を目指して攻撃を強めたが、残念ながら痛み分けで試合は終わった。

しかし、2点リードしたらしたなりに、もっと老獪なサッカーができないものだろうか。
相手のロングボールと右サイドのアタック攻撃に対して、効果的な手を打てなかった。
まあ、それだけ今の大分には攻撃のイメージが共有されていて、勢いがあるということなのだろう。
今日の収穫は松下だろう。途中出場した試合では良い動きをしていたが、先発を果たした今日の試合は効果的な動きを見せてゴールを決め、守備でも効果的なパスカットを魅せてくれた。
さて、9月は3試合連続でアウェーの試合が続く。
心配なのは、最終ラインだ。
海本次第では、固定したラインを組むことができずに、守備が崩壊する可能性もある。
控え選手の奮起を期待したい。

今日、大分に因縁のあった3人は、結果的に全員ピッチの上に立った。
ファビは先制点を決め攻撃に守備に驚く運動量を魅せてくれた、寺川は惜しいミドルシュートを何発か放ち豊富な運動量で試合に貢献、途中出場の船越は試合の流れをアルビに取り戻し高さでチャンスをメークした。
3人とも、今日のドローは凄く悔しかったのではないだろうか。


以下、大分サポへサービス。


大分1ゴール目。


大分2ゴール目。


大分3ゴール目。





川崎戦情景

2006年08月20日 | アルビレックス新潟


朝、今年初めてのアサガオが開花していた。
今年は天候が極端で、アサガオも戸惑っているのかも知れない。



昨夜の試合、前半は2点のリードを奪ったので、ほぼプランどおりだった。
しかし、後半三田がレッド退場になった辺りから防戦一方になってしまった。
ボールを奪っても、カウンターでしとめるだけのフィジカルが残っていなかった。
1点差に詰め寄られたものの、最後は新潟らしい粘りを発揮して、逃げ切った試合だった。


アルビゴール前での攻防。
後半はゲーム終了まで20分以上も川崎の攻撃を受け続けた。
スタジアム内は声援と悲鳴が混じって、暑くそして熱い試合だった。



試合が終わって、思わずピッチに倒れこむ選手が続出。
最後は精根を使い果たしていた。



キツイ試合だっただけに、サポーターにあいさつ回りをする選手達の表情は晴れ晴れとしていた。



川崎戦はJ2の時代から荒れる。
今日も最終的にはレッドカードが切られてしまった。
荒れる試合だけに、審判の腕の見せ所だったが、不満が残ってしまった。
試合が終わっても、審判に詰め寄る場面も見られた。



昨夜のMVPをゲットした慎吾。
試合中、鈴木監督から指示を受けている場面が目に付いた。
それが、2ゴールにつながったのだろうか?



MVPのインタビューが終わってスタジアムを一周する大サービス。
もしかすると、アルビの中で日本代表に一番近い男かも知れない。



エジに代えて船越を入れた鈴木采配はいささか疑問があった。
でも、ピッチに立った船越は体を張って攻撃に守備にと動き回っていた。
怪我の地獄から蘇った凄みを感じさせた。



川崎サイドのコーナーで必死にボールキープをする船越。
倒れても、ボールを放さない!!



最後は、前線から守備に回る場面も。
キツイスライディングでイエローカードも貰っていた。



川崎の正GK相澤。
新潟江南高校出身の彼にとっては、ビッグスワン初先発で故郷に錦を飾った。
控えのGKは吉原で、何か新潟に因縁があるGKが集まった感じだ。



リベンジなる!!

2006年08月19日 | アルビレックス新潟
アルビレックス新潟VS川崎フロンターレ

新潟スタジアム(ビッグスワン)

結果 2:1



試合終了の笛と共にピッチに倒れこんだ選手達。
激しい、消耗戦を制した。



結果的に、開幕戦のリベンジを果たし、連敗を4で止めることができた。
しかし、中身は快勝ではなかった。
大きな犠牲を払いつつ、最後は気力で勝ち取った勝利となった。




慎吾の一発目。
蹴ったFKが、結果的に直接ゴールインした。



慎吾の二発目。
エジからのパスを見事なミドルシュートで決めてくれた。
川崎のGK相澤は、せっかく新潟へ帰省したのに、こんな結果が待っていた....



試合開始早々、お互いに悪い出だしではなかった。
アルビはパスを回しつつ自分達のサッカーを、川崎は快速FWを生かすべく両サイドとスルーパス狙いだ。
ただ、試合開始早々アルビに最初の試練が襲い掛かった。
中盤で相手とボールを競った中野が負傷退場したのだ。
イエローカードを貰って、一旦立ち上がったが直ぐに倒れてしまって、そのまま担架でピッチを後にすることになった。
予期せぬ出来事で、交代枠の一つを使うことになってしまって、喜多がピッチに入った。
だがその後に幸運がやってきた。
右サイドで得たファールからのFKを慎吾が直接決めて先制点をゲットした。
多分、海本に合わせたFKだったのだろうが、海本の頭を超えて直接ゴールインした。
さらにカウンターからエジがペナルティエリア前にボールを持ち込んで絶妙な横パスを出すと、そこに飛び込んできたのは再び慎吾。
川崎DFラインにぽっかり空いたスペースを鋭いシュートが抜けてゴールインした。
その後、やや川崎が押し込む状態とはなったが、前半は2:0で折り返した。

2:0と言うスコアは、サッカー界にあっては、セーフティリードではない。
リードした側が安心してしまうのか、結構逆転を食らうスコアでもある。
今日の審判は、途中から結構カードを切り始めた。
まあ、アルビはリベンジを果たそうと結構きついプレーをしたこともあるが。
川崎戦は、いつも退場者が目に付く試合でもあるのだ。
結果的に、それが嫌な方に当たってしまった。
既にラフプレーで1枚貰っていた三田が、こともあろうかスローインで遅延行為を取られてイエローカード、合わせてレッドカードで退場となってしまった。

後半、アルビ側はいささかマッタリムードで試合を開始した。
何となく嫌なムードなのだが、それを察知したかのようにゴール裏は大声援で活を入れた。
魔の20分台は何とか通過した。
しかし、その直後に川崎は2トップを揃って入れ替えてきた。
アルビの脚が止まると見て、スピード系の選手を投入してきたようだ。
で、狙いは当然アルビの裏、両サイドとスルーパスを狙ってきた。
対するアルビは、エジに代えて船越を投入してきた。
これはちょっと首を傾げざるを得なかった。相手だって疲れているわけだから、前掛かりになったところをカウンターで狙える選手が良かったのではないだろうか。
そして、船越がピッチに入った直後三田がレッドで退場となって、アルビは完全に浮き足立ってしまった。
前半からのプレーと暑さが、フィジカルの力を奪ってしまっていた。
そんな中、スルーパス一発で簡単にゴールを割られて一点差に詰め寄られてしまった。
そこから試合終了までは、ラインの下がったアルビと、シュートコースを狙う川崎の一方的な戦いとなってしまった。
だが、アルビは体力と気力を振り絞って、最後はボールをクリアし続けて、3分のロスタイムを満身創痍で切り抜けた。
審判の笛を聴いた途端、ピッチに倒れこむ選手が続出したことがそれを物語っていた。



試合開始早々、担架でピッチを後にする中野。
シルビも怪我で離脱した後なので、心配だ。



スローインの遅延行為で、三田がレッドカード。
審判のジャッジにイライラして、今日は余計なカードを貰った選手が多かった。
つまらない事で、カードホルダーをして欲しくない。




オシムジャパンの船出

2006年08月17日 | アルビレックス新潟
日本VSイエメン

新潟スタジアム(ビッグスワン)

結果 2:0



夕焼けに染まったビッグスワン。
試合開始の7時前後は、凄く蒸し暑くて、スタジアム内は蒸し風呂のようだった。
スタジアムの中は、入場者に配られた扇子が一斉にゆれていて、面白い風景に感じた。



阿部のヘッドで先制点。
オシムの教え子が試合の行方を決定した。



佐藤のシュートで追加点を奪う。
これでフラストレーションの溜まった試合にけりをつけた。







日本代表の公式戦を観戦するのは、これが2回目となる。
1回目は、2001年のコンフェデレーションズカップを観戦した時だ。
思えば、この試合を観戦したのが、サッカーと言う蟻地獄へ引き込まれるきっかけとなったのだと懐かしい。
ただし、基本的には日本代表を熱狂的に応援しているわけではない。
今回の目的は、ついにリーグ戦で勝ち点3を奪うことの出来なかったオシムジャパンのサッカーを見たかったからだ。

試合は2:0でスコア的には快勝した。
圧倒的なホーム状態の中でイエメンは自陣に引いてあわよくばカウンターでゴール狙いのサッカーを選択した。
だから日本はボールポゼッションに苦労することは無かったが、これだけ引かれてしまうと、やっぱり攻めあぐねてしまった。
両サイドを使って、パスを回すのだが、ゴールを奪う糸口が見えない感じだった。
時々、惜しいシーンはあったのだが、最後はイエメンのDFに守りきられてしまった。

こうなると、つまらないミスからカウンターを食らって失点するか、セットプレーからゴールを奪うかのパターンだろうなと想像した。
DFを評価すれば、浦和のセンターバックコンビはほとんど危ない場面を見せることもなく、ほぼ完璧なDFを見せた。
ゴールの方は、お約束どおりのセットプレーで先取点をゲットした。オシムの教え子、阿部の見事なヘッドだった。
その後、途中出場でピッチに入った佐藤寿人が追加のゴールを入れて、フラストレーションの溜まった試合にけりをつけた。
今日は、アジアカップ予選と言う公式戦、しかもホーム戦である以上、勝ち点3を取れたことでオシムも日本代表選手も結果を出したことになる。
ただし、これがオシムジャパンの目指すサッカーだと言われたら、首を傾げざるを得ない。
今日のパス回しサッカーは、ちらかと言えばジーコのサッカーに見えてしまった。
監督が代わってから2試合目で、自分の色を出すことは至難の業であろうから、オシムサッカーを今日の試合で評価することはできないと言える。
まあ、オシムジャパンの船出としては上々の滑り出しと評価しておこう。





青に染まったビッグスワンの観客席。



ホーム側ゴール裏。
と言っても、イエメン側ゴール裏もホーム側ゴール裏と化していた。
逆に、アウェー側ゴール裏が応援をリードしていたような......



4万人:1人。
貴賓席を除けば、多分唯一のイエメンサポーター。
一人で一所懸命国旗を振っていた。



さいたまスタジアムの風景ではありません。
日本代表戦が行われた新潟スタジアムのメインスタンドの風景。
代表選手が沢山選出されてうれしいのは分かるが、違和感を感ずる弾幕だった。

千葉戦

2006年08月12日 | アルビレックス新潟
アルビレックス新潟VSジェフ千葉

新潟スタジアム(ビッグスワン)

結果 1:2




矢野のホーム初ゴール!!



久しぶりに遠征した横浜Fマリノス戦は、散々なサッカーだったし、その後のセビージャ戦では、圧倒的な力の差になすすべが無かった。
リーグ戦3連敗を受けてのホームでの戦いが、今後のアルビを占うことになると思われた。

結果は1:2で逆転負けを食らってしまった。
オシム流に言えば「全員が走れていないチーム」と言うことになるのだろうか。
試合開始早々は順調な滑り出しだった。開始早々、慎吾があわや開始0分のゴールかと思わせるオープニングシュートを放った。
豊富な運動量で、千葉に互角のサッカーをしていた。横浜戦から比べれば、雲泥の差だ。
しかも、開始早々矢野が素晴らしいミドルシュートを放って先制点を決めてくれた。
今年のアルビは、先制点を決めると強い、しかもホームだ。
だが、好事魔多しの諺ではないが、突然シルビーニョが自ら交代して欲しいとピッチを出てしまった。
先日のセビージャ戦で復活を果たした本間が急遽シルビーニョと交代してピッチへ入った。
このアクシデントが原因なのか、前半のアルビは自陣に引きこもる場面が多くなってしまった。
ただ、引きこもるなりに守備は安定していて、千葉の攻撃を何とかしのいで前半を終わった。
惜しむらくは、何回かのカウンターを決めることができなかったことだ。

後半に入っても、千葉は粘り強く攻めてくる。
対するアルビも、ビッグチャンスをメークしたのだが、決められない。
攻防が続くうちに、アルビの運動量が目に見えて落ちてきた感じがした。
そうなると、運動量に勝る千葉のサッカーが牙をむいてくる。
アルビの守備がほころびたところへ同点シュートを決められ、その直ぐ後には逆転シュートを決められた。
脚が止まったのか、集中力が切れたのか、両方なのか、ゴールががら空き状態だった。
アルビは松下、亜土夢と投入してゴールを狙うのだが、チャンスはメークするものの、最後の詰めが甘くてゴールを割ることができない。
逆転した千葉は時間を有効に使って、実に老獪なサッカーを仕掛けてきた。
5分の長いロスタイムだったが、千葉の逆転勝利で試合が終了した。

同じ走るサッカーと言っても、アルビのサッカーと全然質が違っている。
千葉のサッカーは走るだけではない、ボールを動かしつつ頭も走らせている。
先制点を入れられても、豊富な運動量で粘り強く自分達のサッカーを仕掛けてくる。
今年のアルビは、粘り強さが感じられない。
先制点あるいは逆転ゴールを奪われると、ダイナミズムが奪われてサッカーが小さくなる。
今年のサッカーは相手にプレスをかけるために、フィジカルの負担が大きい。
そのためか、後半20分頃から目に見えて運動量が落ちてくることが多い。この魔の時間帯をどうするのかが課題だろう。

収穫があったとすれば、急遽投入された本間がリーグ戦でも使える目処がついたこと。
後、ガンバから移籍してきた松下が良かった、今後のリーグ戦で大きな戦力となりそうな感じだ。
矢野がついにホーム初ゴールを見せてくれた。
これで波に乗って、ゴールを量産して欲しいものだ。

次の相手は川崎だ。
開幕戦では6ゴールも入れられて撲殺されてしまった。
リベンジと言いたいところだが、下手をすれば5連敗で鈴木監督の首が飛びかねない事態となる可能性もある試合だ。
勝ち点3を取れればベストだが、最低限連敗のスパイラルを断ち切りたいところだ。



巻と空中戦を戦う中野。
良い応対をしてはいたが、フィジカルの差が辛かったみたいだ。



J1に昇格したけど、相変らず「?」なジャッジをしていた。



千葉の同点シュート。
アルビのゴール前は人数は揃ってはいたが、相手も5人も入ってきて崩されてしまった。



千葉の逆転ゴール。
この時点でDFの集中力が切れてしまったようで、ゴールはがら空き状態だった。


通常は、アルビ側のゴールシーンはめったに撮影しないのだが、今日は2ゴール共写真に納まっていた.......