ヤマザキナビスコカップ トーナメント2回戦
アルビレックス新潟VS清水エスパルス
東北電力ビッグスワンスタジアム
結果 3:1
ついに、ついに、長いトンネルから抜け出しました。
今年のヤマザキナビスコカップは、震災の影響で、変則的なトーナメント方式となりました。
アルビは、1点ビハインドをひっくり返して、3ゴールを上げて快勝、しかも次のトーナメントへコマを進めると言う、嬉しいオマケまでつきました。
試合開始から、高い位置でプレスをかけてボールを奪って速攻の形は見えました。
ただ、最初はパスミスが多かったですね、それで結構チャンスを潰していました。
対する清水も、速いサイド攻撃から、チャンスを作っていました。
時間の経過と共に、ゲームが拮抗したように感じました。
先制点を上げたのは清水です。
今日のGKは、清水から移籍してきた武田が先発しました。
武田は清水のシュートを跳ね返したんですが、跳ね返りのボールを、武田が前に出ていた位置を見透かしたかのように、浮かせたシュートを打たれて先制点を許しました。
しかし、前半にアルビは追いつきました。
左サイドのチョ・ヨンチョルが、左サイドを突破して、ゴールラインギリギリからゴール前にマイナスのクロスを供給。
ゴール前で待っていたロペスが、倒れながらもシュートを打って、それがゴールインして、ゲームを振り出しに戻しました。
後半に入って、アルビは立て続けに、ゴールを奪いました。
最初は、ミシュウが右サイドを突破して、ゴール前に低い弾道のクロスを供給。
ゴール前でロペスが待っていたんですが、一瞬相手GKが飛び込んでクリア。
その跳ね返りのボールを、亜土夢が強烈なシュートを打って、ゴールへ叩き込みました。
これで、このゲームで初めてリードを奪いました。
3点目は、ミシュウです。
センターラインを少し越えた辺りから亜土夢がペナルティアーク前のチョ・ヨンチョル
へパスを通しました。
チョ・ヨンチョルからペナルティエリアへ侵入した高徳へボールは渡って、シュート。
そのボールを、ミシュウがGKよりも一瞬速く触って、ゴールイン。
これで、トーナメントを突破する条件が整いました。
問題は、ここからのゲームコントロールでした。
攻撃するときはシュートで終わらせましたし、攻めこまれても体を張ったプレーで、ボールを跳ね返しました。
最後は、清水の攻勢に遭って、相当押し込まれましたが、クリアの時は大きくクリアをして、凌ぎ切りました。
アルビの堅守速攻が光ったゲームだったと思います。
これで、とりあえずトンネルは抜けたのですが、この勝利を糧にしてリーグ戦で勝ち点を上積みしなければなりません。
次の土曜日に開催されるゲームが、一つの試金石になりそうです。
今日先発したGKの武田ですが、いささかプレーが不安定に感じました。
自分が前に出て弾いたボールが、結果的に失点に結びついたので、その後は積極性が欠けたように思われます。
後半、立て直したのですが、前に出るときのプレーに、少し迷いがあるかなと感じます。
この辺は、チームが変わったことと、久しぶりの実戦だったのが響いたのかも知れません。
キック力は問題ないので、プレーの判断力と、キックの精度を上げれば、レギュラーを狙えると思います。