まったり風景

アルビレックス新潟のゲーム画像と、散歩写真+戯言のブログです。

大連実徳戦

2005年07月29日 | アルビレックス新潟
新潟市合併記念国際親善マッチ(新潟スタジアム ビッグスワン)
アルビレックス新潟VS大連実徳
結果 2:2



<末岡ドラゴンの逆転シュート!!>


思えば、6月11日ナビスコカップ予選(対浦和)以来のライブサッカー観戦となった。
リーグ戦は、7月6日(対神戸戦)、7月17日(対名古屋戦)は慶弔重なって、観戦する事ができなかった。
実に、一ヶ月半近くサッカー観戦をしていないことになる。
アルビは、HOT6と呼ばれた魔の6連戦を、五分の成績で乗り切り、順位を11位へ上げて終わる事ができた。
特に、6試合目の大分戦は、今シーズンのアウェー初勝利と初連勝で飾り、後半に向けて良いイメージで連戦を締めくくる事ができたのは大きい。

さて、今日は新潟市合併記念を冠した国際親善マッチ。
対戦相手は、中国スーパーリーグの雄「大連実徳」である。
国産の選手は、元中国代表や先のワールドユース(U-20)へ選出された若手選手が所属する。
同じ時期、東京で行われているレアルマドリードとかマンチェスターUの親善マッチに比べると、実に地味なマッチなのだが、対するアルビの若手選手が後半戦に向けて、ゲームへ出られるのかどうかを占う重要な試合である。
昨年は、本間がすばらしいパフォーマンスを発揮して、その後トップチームへ定着した。

したがって、アルビの主力選手(エジ、慎吾、ファビ)は軒並みお休みモードで、メンバー表に名前さえ連ねていない。
山口とかリマはベンチ入りしただけで、予想どおり試合へは登場しなかった。
先発メンバーへDF藤井が入り、FWは末岡が上野と2トップを組む。

結果は、2:2のドローで終了。
まあ、国際親善マッチとしては、妥当な結果であろう。
試合は、開始早々アルビがカウンターを食らって1点ビハインドとなる。
3:3の攻防となったカウンター攻撃に、あっさりとゴールを決められてしまった。
今日の席は、アウェー側ペナルティエリアを真横に見る位置だ。
従って、アルビのゴールは左側斜めに実にワイドな視界で見ることができる。
やばい3:3だと思った瞬間、予想通りの結果となってしまった。Hi

対するアルビは、右サイドバックの梅山が獅子奮迅の活躍だった。
失点した直ぐ後に、右サイドを駆け上がり、ゴール前に待っていた上野、末岡に向けて素晴らしいクロスを配球した。
そのクロスに上野が高い打点でヘディングを決めて、これまたあっさりと同点に追いついた。

大連実徳は、前線に背の高い選手を揃えている。
高さのあるFWに合わせて早めのボールを入れてくる(いわゆる大宮的サッカー)のか想像していたが裏切られた。
中盤でボールをつなぎつつ、サイドへ人を走らせてクロスを入れてきたし、外人FW(9番)を中心に、バイタルエリアをしっかりと突いてきた。

実徳は、中盤をコンパクトにしていたが、これでプレスをかけて来るのかと思いきや、以外とマークが甘い。
だから、中盤のボール攻防は、アルビが勝っていた。
再三の両サイド突破から、クロスを供給する見応えのある攻撃を見せてくれた。

後半に入っての逆転ゴールは、またまた右サイドを破った梅山から。
最後は、ドラゴン末岡がゴールをぶち込んだ。
一昨年末の天皇杯(対仙台)で見せたようなシュートだった。

だけど、ここからが悪夢だった。
今日の交代枠は6人。
反町監督は、後半に入って次々と若手を投入して、チャンスを与える。
ところが、攻撃でボールを回すと肝心な所で、些細なパスミスを繰り返して、高い位置で相手にボールを与えてピンチを招いてしまう。
これで、リズムが悪くなったのと、相手も攻撃的になってきて、押し込められる時間帯が続いた。
最後は、相手の外人FW(9番)が右サイドから左サイドへペナルティラインをドリブルで平行突破。
シュートコースが開いたところをきっちりと同点ゴールをぶち込んだ。
彼は、このシュートでMVPをゲットした。

結果的に、今日の試合はベテラン勢(およびトップのサブメンバー)が存在価値を見せた試合となってしまった。
若手で目立ったのは、藤井、亜土夢位か。
先発メンバーに名前を連ねた藤井は、背の高いFWを相手に負けていなかったし、密集した攻防でも落ち着いたプレーだった。ただ、DFラインからのビルドアップで、不安定なところがあった。
後半、本間と代わって投入された亜土夢は、小さい体ながらも豊富な運動量で動き回っていた。
若手が、中堅、ベテラン選手を押しのけてレギュラーを奪取するには、まだまだハードルが高い感じだった。ただ、これを越えて貰わなければ、アルビの未来が無い。



左:試合開始前の集合写真撮影(アルビの選手が多い!!)
右:キャプテン(ちなみに実徳のキャプテンは元中国代表選手 後ろのおばさま方が格好良いときゃーきゃー言っていました)