<GripでCDを読み込んだ状態>
以下、Linuxの超初心者の戯言である。
Linuxはフォルダやファイルに対し、パーミッションと呼ばれるアクセス権が必ず設定されている。
rootと呼ばれる何でもできるアカウントでログインした場合は、全てのフォルダとファイルに、読み書きと実行ができる。
こんなアカウントでPCを使っていると、削除してはいけないフォルダやファイルを消してしまったりするから、通常はユーザとしてのアカウントを作ってログインする。
WindowsXPでもProだと、同じログイン方法をとるのだが、実際はadminの権限でいつも使っている人がほとんどだと思う。(通常は別のアカウントを作って使った方が良いそうです)
さて、このパーミッションなるもので、色々と勉強(苦労)させてもらった。
Linuxでパッケージ(アプリケーション)をインストールする時はroot権限でインストールする。
インストールした後は、普段使っているアカウントでログインして使う事になる。
ところが、root権限だと使えるけど、自分のアカウントだと使えないと言うパッケージが出てくる。
これは、インストールしたパッケージに含まれるファイルに対する、パーミッションの設定が関係していることがある。
Vineへ、CDからファイルを切り出して、MP3へエンコードする「Grip」と言うパッケージが入っている。
Windowsでは、同じ機能を持った数多のソフトが存在するが、Linuxでも試してみようと使ってみた。
ファイルの切り出しを担当するソフトはcdda2wav(最初から入っていた)を、エンコーダーはWindowsでも有名な午後のこーだを使った。
それぞれを、Gripのメニューで設定をして、CDから吸い出して見た。
ところが、プレイリスト(.m3u)を作ると、それ以上は動作しなかった。
で、rootでログインして使うとOKなのだ。
助けをWeb検索へ求めた。
とあるブログで、同じ事態に陥った情報を得た。
そのブログでは、Gripを再インストールすると使えたと記載されていた。
で、Gripを一旦アンインストールして、再度インストールを行った。
インストールした直後は動作したが、リブートして使うとやはり駄目だった。
Gripの動作を子細に眺めてみると、CDからの吸い出しで止まっているようだった。
で、cdda2wavが怪しいと思われたので、調べてみた。
Vineではcdda2wavは/usr/bin/へインストールされている。
パーミッションを調べたらグループユーザは実行可能となっている。
#chmod 755 cdda2wav とパーミッションを変更した。
午後のこーだのパーミッションは、755となっていたのでそのままとした。
で、私が通常使っているアカウントでログインして使ってみたところ、OKだった。
実行のみでは使えなかったようです。
本来、この設定はインストーラーが面倒を見るべき内容に思えるのですが、Linuxの場合は自己責任なのでしょうか?
まあ、Linuxのエクスプローラの皆さんから見れば、戯言なのでしょうが。
ちなみに「午後のこーだ」は作者のWebでダウンロードできる。
UNIX用のソースファイルをダウンロード後コンパイルしてインストールすれば良い。
私は、スペックファイルが付属していたので、rpmファイルへコンバートしてインストールを行った。
しかし「午後のこーだ」は、エンコードが早くて音質が良い。
「午後のこーだ」