まったり風景

アルビレックス新潟のゲーム画像と、散歩写真+戯言のブログです。

アウェー参戦

2006年08月01日 | アルビレックス新潟

「地獄から舞い戻った船越の空中戦」


アルビレックス新潟VS横浜Fマリノス

日産スタジアム

結果 0:2

本当に久しぶりのアウェー戦参戦となった。
記憶によれば、一番最後にアウェー戦へ参戦したのは、J2時代の甲府戦だ。
あの時は、平成の川中島合戦と称して松本のアルウィンで開催された。
同じように子供の夏休み期間中だったが、雨の降り出す中敗戦となった上に、ファビが怪我をして救急車で搬送されると言う散々な試合であった。
帰りのバス社中は、お通夜のような静けさが新潟まで続いたのを覚えている。

さて、今日の結果は0:2の完敗だった。
鹿島戦は飛び道具で、負けたもののサッカーそのものはアルビのサッカーをしていた。
でも、今日のサッカーはアルビのサッカーではなかった。
プレスが全く効かない。疲れと言うよりも、横浜の気迫が勝っていた。
相手は、勝ち星に恵まれて折らず、泥沼を抜け出そうともがいているチーム。
だが今日はアルビの泣き所である両サイド突破が冴えていた。
速いパス回しにアルビのプレスが効かず、再三再四に渡り両サイドを突破され、ピンポイントのクロスをゴール前に入れられ、かろうじて失点を免れていた。最後は、北野のセーブが当たっていた。
はっきり言って、何時失点してもおかしくない状態だった。
だが、何とか持ちこたえていたので、これで前半をイーブンで折り返せばと思わせたのだが、40分頃左サイドでドゥトラにボールを持たれ、ドリブルからゴール正面でシュートを打たれた。
ボールがアルビのDFに当たってコースが変わった不運もあったが、悪い時間帯に先制点を決められてしまった。




「初めて見たエジのFK」



後半早々、アルビは寺川を右サイドに上げて、ボランチへ松下を送り出した。
最初は、その形が機能したかに思われたのだが、カウンターからチャンスを作られて、北野がかろうじてはじいたボールを再びゴール前に送られて、どフリーで待っていた山瀬に追加点を入れられてしまった。
2点のビハインドを背負って、懸命に攻撃を組み立てるが、横浜の堅い守備を崩しきることができない。
寺川に変えて六車、そして最後にあの男がピッチ戻ってきた。
アキレス腱断裂の地獄から蘇った船越が矢野に代わってピッチに立つと、船越のテーマソングが日産スタジアムにこだました。
船越の気迫とゴール裏の声援があいまって、少しだけアルビの時間がやってきた。
ただ、それはほんの少しの時間だけだった。
残念ながら、リーグ優勝経験のある横浜はリードした時のサッカーをよく知っている。
しっかりと時間を使うところは使って、ついにトンネルを抜け出す勝ち点をゲットした。
対するアルビは、全く良いところが無いサッカーで、3連敗を喫してしまった。
浦和に勝ったあのサッカーはどこへ行ってしまったのだろうか。
3連敗は結果だから仕方ない。でも、鈴木アルビの求めるサッカーをもう一度蘇らせないと降格争いの泥沼が待っている。



「練習前にピッチに現れた船越 一際大きな拍手がおくられた」



「アルビのゴール裏 本当にたくさんのサポが横浜へ駆けつけた」



「マリノスのゴール裏 久しぶりの勝利に派手にパラソルが満開でした.....」