まったり風景

アルビレックス新潟のゲーム画像と、散歩写真+戯言のブログです。

七不思議

2006年11月19日 | アルビレックス新潟

FWらしい矢野のゴールだった。


ドリブル突破で抜けたらもう止まらないファビのシュート。

アルビレックス新潟VSセレッソ大阪

新潟スタジアム(ビッグスワン)

結果:2:2

前半を矢野のゴールでリードで折り返したが、後半20分過ぎに同点に追いつかれた。
その直後、ファビのドリブル独走でゴールを叩き込んで再びリードを奪うも、名波のゴールで再び同点。
結局、そのまま試合終了となり勝ち点を分け合い、セレッソは徳俵でかろうじてJ1の土俵に残った格好となった。


前節、リーグ戦で千葉から初勝利を挙げて、調子は上向き調子。
今日は、J1残留をかけて市の物狂いの試合を仕掛けてくるセレッソが相手だった。
こんな相手に勝って、J1降格の印籠を渡してこそ、上位を狙える実力を証明できるはずだった。

試合開始早々は、セレッソのキツイプレスにいささか戸惑った感じがあったが、徐々にボールが落ち着くと、自分達の攻撃ができるようになった。
どうしても勝ち点が欲しいセレッソがある程度前掛りになるのに対して、中盤でボールを奪ってカウンター攻撃を仕掛ける攻防が続いた。
どちらも惜しい場面があったが、先取点をゲットしたのアルビだった。
ペナルティアーク前でボールを受けた矢野が、ゴール右よりにポジジョンを取っていた相手GKの左スペースにゴールを叩き込んでリードを奪った。


一皮向けたか矢野。



ドリブルで駆け上がる慎吾。それを追う大久保。


西沢とマッチアップする千葉。
韓国戦の経験で更なる成長をして欲しい。


アルビDFラインVSセレッソ攻撃陣。


後半に入ると、最初はアルビのペース。
面白いようにボール奪取をして、相手ゴール前で面白いようにパス回が回る。
しかし、この時間帯に追加点を奪えなかったのが痛かった。
20分過ぎに、相手ゴール前からボールを運ばれて、左サイドを破られると簡単にクロスを上げられて、ゴール前に待っていた西沢に難なくゴールを叩き込まれた。
その後は、目まぐるしい攻防が続く。お互いに、リスクを無視したような叩きあい。
決着をつけたのはファビだ。スルーパスからドリブル突破したファビは、GKとの1:1を難なくゴールへ叩き込んで再度のリードを奪った。
しかし、J1降格を何としても阻止したいセレッソは攻撃的な選手を入れて、攻撃を仕掛けてくる。
しかも、アルビの運動量ががっくりと落ちてきた感じがする。
中盤の選手が攻撃から戻りきれないところを速攻で責められて、途中出場した名波に同点ゴールを決められてしまった。
その後は、運動量の落ちたアルビに対して、中央でクサビのボールをしっかりと納めるセレッソFW陣は、ボールをキープして中盤の上がる時間をしっかりと作る。
そして、簡単に両サイドにはたかれて、上がってきた選手がサイド突破から次々とチャンスをメークした。
ゴール前はフリーのセレッソ選手があふれている状態で、何時逆転されてもおかしくない状態だった。
アルビは、岡山を投入してゲームの流れを変えるも、結局は打ち合いの末ドローとなった。

まあ、試合の流れを客観的に見ればリードしてからのリスク管理ができなかったアルビは、引き分けで仕方ないのだろう。
何せ、大久保に何回もビッグチャンスを進呈してシュートを打たれたが、運と大久保の力みで、全て外れた。
5:2で負けていても仕方ない試合だったのではないだろうか。

○○の七不思議と言う良く言われる。
アルビの七不思議は、結構上位チームから勝ち点3を奪い取ったかと思うと、下位のチームに勝ち点をプレゼントする不思議さだ。
今日は、その典型的な試合だった。これで、J1残留争いを続けているチームに対して、全て何らかの勝ち点をプレゼントしたことになる。
しかし、鈴木監督は我慢強い。今日のような試合は、いま少し早めに試合の流れを帰るためにも、交代選手を投入しても良いのではないだろうか。



試合が終わっての挨拶回り。
午前中は快晴だったが、午後に入って途中から雨が落ちてきた。



大ブーイングを浴びて引き上げる審判団。
こんな荒れそうな試合に、経験のなさそうな審判を差し向けるとは......



午前中は、こんな青空だった。
木々が紅葉していて、とても綺麗だった。



L1昇格を決めたレディースチームが挨拶に訪れた。
マイクに向かう鳴尾監督。


J1残留決定

2006年11月12日 | マッタリ風景
昨日は、アウェーの千葉戦に3:1で快勝。
試合の様子は今朝の新聞で読んだだけですが、素晴らしいサッカーだったようです。
公式戦では一回も勝ち点3を奪ったことが無い相手だっただけに、その瞬間を是非見たいと思っていた試合でもあります。
そして、記事の中にさりげなく「この勝利でJ1残留」と言った文言が書かれていました。
昨シーズンまでは、降格争いが現実に目の前にありましたが、今シーズンは比較的安定したリーグ戦を過ごすことができたのではないでしょうか。
J1リーグ残留事態は喜ばしいことではあります。
しかし、優勝争いにも降格争いにも絡まないリーグ戦と言うのは、何だかメリハリの無い感じを受けることも確かです。
岡山選手が「来シーズンは優勝争いをしたい」と昨シーズンオフに言っていました。
2007シーズンに岡山選手の言葉を実現するためにも、残りのゲームを集中して戦って欲しいと思います。


新潟は11月に入って、冬が駆け足でやってきました。
昨日と今日は天候が崩れて、雨が降ってとても寒い気候が続いています。
今も窓の外は、雨に風がプラスされて、ちょっとした嵐状態です。
昨日、図書館へ行った時、隣組のお稲荷さんに植えてあるモミジがとても綺麗に紅葉していました。
お稲荷さんはとても小さな社で、境内と言っても3メートル程度の参道両脇に3メートル程度の幅があるだけです。
でも、しっかりと鎮守の森を持っていて、図書館の行き帰りに季節の移ろいを感じさせてくれます。











ミステイク

2006年11月05日 | マッタリ風景
ゲームの内容をじっくりと見ているつもりでも、実は余りよく見ていない。
ゲームの細かい内容は、思い込みが多いものだ。
昨日の試合、先制点のセットプレーはCKと記載したが、実際はFKだった。
ファビの追加点も、その起点は矢野へのワンツーパスだった。
隣で一緒に観戦している子供は、細かい内容を親よりもよく見ている。
後で、しっかりと指摘されてしまった。
やっぱり、実際にサッカーをやっている子供にはかなわないなと感じた。


今日も天皇杯の予選が放映されていた。
何となく、清水VS栃木をTV観戦をしたのだが、途中からゲームに引き込まれてしまった。
前半は、栃木が集中した守備で、切れ味鋭いカウンターを繰り出して、Jのチームを脅かしていた。
後半、やっぱりと言うか、セットプレーで失点してしまった。
そこから、清水の攻撃が活性化して次々とゴールを叩き込んだ。
しかし、栃木も決して下を向かずに、次々に攻撃的な選手をつぎ込んで、清水から何と4ゴールも奪ってしまった。
この4ゴールは、切れ味鋭い速攻から、清水のDFをずたずたにして決めた、素晴らしいシュートである。
結果的に、ゲームは6:4の打ち合いを制した清水が勝利した。
だけど健太監督がつぶやいた「これが天皇杯だ」を地で行くゲームとなってしまった。
一発勝負が続くトーナメントゲームの怖さと、面白さを垣間見た試合だった。


今日の新潟は3日間連続で快晴。
午後3時過ぎに、カメラをたがえて散歩コースを歩いた。
今日の夕日は、やけに大きく見えて、オレンジ色が鋭かった。
そして、直ぐに月が輝き始めて、何だかでき過ぎの夕方だった。




はざ木の小道へ沈む夕日。



夕日が沈む前から月が空に浮かんでいた。



秋では、よくありそうな景色。
しかし、茅葺の家も、柿木も、作業小屋も、全て観光用の作り物。


囃子

2006年11月04日 | アルビレックス新潟


セットプレーから三田が決めた胸トラップのゴール!!
うーん、秒速5コマ撮影できるカメラが欲しい。
この2枚の間がベストショットだった......


第86回天皇杯4回戦

アルビレックス新潟VSヴォルティス徳島

新潟スタジアム(ビッグスワン)

結果:2:0

試合が終わってみれば、後半開始早々のゴールと、試合終了間際の駄目押しゴールで2ゴールを上げたアルビレックスが快勝した。

先日のリーグ戦で海本が怪我で戦線離脱。
センターバックは千葉、中野、内田が右から左へ回って、右へは三田が復帰した。
他のメンバーはいつものとおりで、ほぼベストメンバーでオーダを組んだ。
J2のチームを相手に、バックアップメンバーへチャンスを与えるようなオーダではなかった。

ビッグスワンに阿波踊りのお囃子が鳴り響く。
ヴォルティスのゴール裏は、自分達のチームにチャンスになると阿波踊りのお囃子で選手を後押しする。
前半は、そんなお囃子がビッグスワンに鳴り響くことが多かった。

このところのアルビは、対戦相手がJ2から上がってきたチームが続いて、自陣に引かれた相手チームを攻めあぐねる状態が続いている。
今日の対戦相手も、しっかり守ってカウンターを繰り出す戦術を取ってきた。
ボールを奪うと手数をかけずに、前線に長いボール、両サイドにスルーパスを通して攻撃を仕掛けてきた。
対するアルビは、ボールは回せるものの、いざ相手のエンドに入ってからの攻撃が活性化しない。
そんな中で松下が高質な動きから、サイド突破を仕掛けてチャンスをメイクする場面が目に付いた。しかし、得点の匂いがしない。
どちらかと言えば、ヴォルティスが良いリズムでプランどおりのサッカーをやっていたのではないだろうか。


ヴォルティスに印籠を渡したファビのゴール。
素晴らしい突破だった。


ハーフタイムに監督に一括されたのか、後半のアルビは目が覚めたような動きで攻撃が開始された。
試合開始早々得た右CKからのセットプレーで、ゴール前ややファーサイドに入れたボールへ三田が飛び込んで、胸でシュート。それが見事ゴールインした。
リードされるとやや前掛りにならざるを得ないヴォルティスに対して、アルビのカウンターが効いてくる。
両サイドの突破からチャンスをメークした。でも、あれだけ時間的余裕のある攻撃であったにも関わらず、最後の詰めが甘い。結局ゴールを割れない。
特に、エジが精彩を欠いていた。ゴール前のフリー状態でゴールを叩き込めなかった。
ゲーム感が狂っているのだろうか。
前の試合では亜土夢とファビが欲しかったが、今日のバックアップメンバーにはファビがいた。
エジと交代でピッチに入ったファビが、ヴォルティスに引導を渡すこととなった。
試合終了間際、左サイドから相手DF2人に挟まれながらも、強引に抜け出して右足でゴールを叩き込んだ。
前半は、アルビゴール裏からもブーイングが出る嫌な雰囲気の試合だったが、後半はビッグチャンスを決められなかった反省点はあるが、大いに見せてくれた。

ヴォルティスと言うと、新潟の顔だった秋葉が在籍していたチームだ。
残念ながら、新潟と対戦する前に移籍してしまった。
本人がビッグスワンに来ていれば、あの歌がこだましたのだろうか?

今年の天皇杯も自由席は行き来が自由なので、前半はヴォルティス側ゴール裏、後半はアルビ側ゴール裏で観戦した。
同じ事を考える人が多いもので、後半ヴォルティス側のゴール裏を見たら、アルビのサポはほとんど居なかった。
久し振りにアルビゴール裏で、立ちっぱなしで大きな声を張り上げることができて、気持ちが良かった。


試合終了の笛を聞いて歓喜に包まれたアルビゴール裏。



会場を挨拶に回る選手たちの表情にも、喜びの笑みが見えた。



遥々、四国から駆けつけたヴォルティスのサポ。
前半は、突撃マーチ代わりの阿波踊りのお囃子がビッグスワンに鳴り響いた。





松下のプレーシーン。
豊富な運動量で、相手の嫌なスペースに侵入して仕事をする。
今や、アルビに欠かせない右MFとなった。





矢野のプレーシーン。
相手DFが厳しく来るから分からないではないが、もう一歩持ちこたえて、チャンスでは確実にゴールを叩き込んで欲しい。
ガタイを鍛えなおして、筋肉の鎧を得ればプレーが一皮剥けるのではないかと思うのだが。


エジのシュートシーン。
今日のエジは、いささか精彩を欠いているように見えた。
試合に出ていないので、感が狂っているのだろうか?



試合が終わったピッチ。
柔らかい秋の夕日が、緑のピッチを赤く染めていた。



カナールから見たビッグスワン。
木々が色づいて、秋が感じられる。