黄昏人生徒然日暮らし

人生黄昏時になり今を大切に、趣味の仏像彫刻・歌声・写真・散策・読書・日記・フォトチャンネルを徒然なるままに掲載します。

読書感想「新老人の思想」より心に残った言葉

2017-06-20 | 読書
五木寛之 著   GH幻冬舎新書

著書より心に残った言葉を抜粋引用(太字部分)し一言コメントしました。


「何故高齢者たちがヘソクリを必死で握りしめて消費しないのか。それは当然だ、将来が不安だからである。年金もあてにならない、子供や孫たちに頼ることも難しい。何よりも自分達が何歳まで生きるのかの予想がつかない。わかっているのは、下手をすれば100歳まで生きるかもしれないという事実である。長生きが最大の不安なのだ。」
(コメント 長生きすればするほど金がかかる。病気・介護など子供たちにも迷惑をかける。お金で全てが解決できるわけではないが、たいていのことは何とかなる。お金がなければ老人ホームにもはいれないので無駄な消費はできない。明るい老後・美しい熟年などとまやかしをいっていたのは誰でしょうか。)

「頼りになるのは、ささやかな貯金だけ。しかも、その貯金が円安で目減りする。さらにそれも紙くずになるかもしれないとなれば、これはもう生きているあいだに思い出をつくることぐらいしかないだろう。」
(コメント とはいっても贅沢はできないので思い出づくりも、日帰りや、ビジネスホテル・公共の宿・車中泊を利用したささやかな旅行も年に1回程度しかできません。)

「息子や孫たちに贈与すればいい、とすすめるオセッカイ連中もいる。子供のマイホーム建設に力を貸すとか、孫たちの学費をだすとか、税制の優遇措置はいくらでもある。
しかし、年金がついていればこそ優しくされる老人たちもいる。相続される資産があればこそ大切にされている親もいる。老人もその辺はクールに見ているはずだ。」

(コメント) 同感です。誰が親身になって見てくれるかどうかわからないのに生前贈与などすべきではありません、親身に世話してくれた子供に渡すべきです。
 現実問題として、妻の姉夫婦は見る気も世話もほとんどしないのに長女だからと言って生前贈与をうけ、さらに両新が施設に入ってからも生活費である家賃収入を取り上げようしたので弁護士をたてて未だに解決をしていない腹立たしい限実がありますので、生前贈与などとんでもないことだと実感しています。
これが綺麗ごとではない現実です、財産があるから大切にされるので、ささやかな老後資金でも老人ホームに入居するためにも握っていなければならないのが悲しい現実です。
テレビでは金持ち目線できれいごと・現実を知らずに机上の空論を得意満面で解説している御用評論家・学者、似非コメンテーターなどの言うことには怒りを覚えます。

ゴールはあの世なのに懸命に生きなければならないとは、人生下り坂は諸行無常ですが、子供に迷惑をかけないためにも、頭や指を使い・運動をし・趣味など生き甲斐を見つけピンピンコロリと逝くために頑張らなければなりませんね。

高齢者には静かに視られるテレビ番組が少ない。

2017-06-19 | テレビ
団塊の世代の朝の日課は新聞のテレビ欄を見て「今日も見たい番組が少ない」と嘆くのが日課です。

一番テレビを視聴するのは高齢者であることを無視している大きな原因は、スポンサーがお金を使わない高齢者は相手にしていないことは周知の事実でしょう、相手にするのはBSの健康食品だけでしょうか。

今のテレビは大人が落ち着いて楽しめる番組が少ない、特に民放は芸ではない芸人の悪ふざけと楽屋話の騒がしいバラエティー番組・安易なドラマ、BSは日本を敵対している国のドラマやテレビショッピングばかりの現状はテレビ局の手抜き・品位のなさを露呈し、視聴者を小馬鹿にしているとしか思えません。

民放はタダと言っても消費者はスポンサーの商品の宣伝料を払わされています。

嘆かわしいことにNHKまでもが民放と同様な傾向になりつつあります、バラエティー・情報教養番組などにはできるだけ局アナを使えば経費削減になり受信料値下げにつながるのでは。




箱根湿性花園花散歩 その2

2017-06-18 | 
「花に逢いたくなったらここはいつも花の街」をキャッチコピーとしています、昔は年に2,回は訪れていたのですが最近はまったくご無沙汰でしたが、久しぶりに寄りました。
春の花は終わり夏の花になり、水芭蕉も終わり少し寂しかったですが、のんびりと散策し花々に癒されました。

ムシャリンドウ(武者竜胆)



エゾノレンリンソウ(蝦夷の連理草)



チョウジソウ(丁字草)




クリンソウ(九輪草)



ノイバラ(野茨)



イブキトラノオ(伊吹虎の尾)


クサタチバナ(草橘)



ナルコユリ



ササユリ(笹百合)


フナバラソウ(船腹草)



シモツケ(下野)



(6月14日 撮影)

箱根湿性花園花散歩 その1

2017-06-18 | 
箱根湿性花園は湿原をはじめとして川や湖沼などの水湿地に生育している植物を中心とした植物園です。
園内には低地から高山まで日本各地に点在している植物200種ほか草原・林・高山植物1100種が集められ、その他外国のめずらしい山草を含め約1700種の植物が四季折々に花を咲かせています。
ハコネウツギ



トキソウ(朱鷺草)



キツリフネ(黄釣船)


コマクサ(駒草)




ホテルブクロ



エゾウスユキソウ(蝦夷薄雪草)



ニツコウキスゲ


オニシモツケ


エゾルリソウ(蝦夷瑠璃草)



花の名前は名札や図鑑等で調べていますが、間違っていたら教えてください、「湿性花園その2」は次回投稿します。
17日投稿18日写真一部削除しました。

MOA美術館「茶の庭」「展示品」に癒される

2017-06-16 | 風景写真
(昨日掲載の続きです。)
雨なのでトイレ休憩のみで寄り道もしなかったので昼頃に宿に着いてしまったので、宿から車で近いMOA美術館は相当昔に入館しましたが、今年2月にリニュアルオープンしたこともあり記憶はほとんどなくすべて新鮮でした。

雨なので建物や管内からの熱海市内の写真は取らずに、茶の庭と名付けられた日本庭園を傘をさして散策し戸隠蕎麦で昼食を摂り、尾方光琳の屋敷を見て雨に濡れた新緑の美しさを堪能した後は美術館館内に入り展示品をゆっくり見て回りました。
コレクションは絵画・書跡・工芸・彫刻・陶芸他多義な分野にわたり、国宝3点・重要文化財66点・重要美術品66点を含む約350点を収蔵しているそうです。

殆どの作品は禁止マークがないもの以外は撮影できますが、ストロボ・フラッシュ・三脚、一脚使用・自撮りは禁止ですので、手持ちのカメラを発光禁止に設定し一番興味があった「黄金の茶室」「阿弥陀如来脇侍坐像」「十一面観音」のみは、特にじっくり拝観んしカメラに収めました。

妻は江戸時代の北川歌麿などの美人画から昭和の伊東深水などの絵をゆっくり鑑賞していました。

チェックインの3時過ぎに宿に戻り2LDKの部屋でのんびりとした時を過ごしました。夕食も新鮮でおいしくスタッフの対応も気持ちが良いので楽しい時間を過ごせました。
続きは次回に。













豊臣秀吉の黄金の茶室


阿弥陀如来



観音菩薩



勢至菩薩



十一面観音菩薩





MOA美術館駐車場より熱海市街(翌日撮影)


熱海伊豆山ドライブ旅行に出かけていました。

2017-06-15 | 日記
一昨日に熱海伊豆山に出かけ昨日夕刻帰宅しました、知人に安く泊まれるリゾートホテルの株主優待券を頂いたので急遽出かけることにし近県の施設何ヵ所かの宿のうち宿泊料金が安い・眺望が良く家から3時間程度で着ける宿を選びました。

介護施設に入居している超高齢の親族がいるので遠出は控えているのですが、たまには骨休みにと妻と決めた大きな要因は選んだ日は料金がビジネスホテル並みの料金なので決めました。

宿は熱海市街から離れた湯河原寄りの伊豆山の高台にあり、相模湾や初島が部屋から見えるロケーションは良く、部屋はマンションをリフォームしたものなので2LDKで広いリビング・和室・ベッドルーム・キッチンもあり他所のお宅に訪問しているようでした。

昼頃現地に着きましたので、チェックイン手続きのみし近くのMOA美術館で昼食見学をしました、MOA美術館などについては明日投稿する予定です。













写真は部屋から雨が止んだ昨日朝撮ったものです(順不同)

洗濯機が壊れて大忙し

2017-06-12 | 日記
今朝、洗濯機に洗濯物を入れポンプで風呂の残り湯と洗剤を入れ電源を入れて、スタートボタンを押しても動かないので、洗濯機に入れた洗濯物は手洗いし二人がかりで力を入れて絞り干しました、幸い曇りから晴れだったのでほっとしましたが、洗濯機の有り難さを実感しました。

顔なじみの電器屋に来てもらいましたが動かないので、古い機械で何回か直しているので新しい洗濯機を買うことになりましたが、一番小さい二層式の洗濯機のサイズでも新しい機種では奥行きがあるので洗濯機設置場所の脱衣所兼洗面所のドアが閉まらなくなるためドアを外さないといけなくなりました。
老夫婦二人の生活なので脱衣所兼洗面所のドアを外してもカーテンで仕切れば問題ないので注文しました。

昼前には第3回「逗子懐メロを歌う会」の例会に出なければならないので慌ててJRででかけ、イスを出したり受付を手伝ったりしました。

今日は「故郷を歌う昭和歌謡ヒット曲集」ということで「小樽の人よ」「ソーラン渡鳥」「寒い朝」「北の旅人」「アカシアの雨が止む時」「風雪流れ旅」「青葉城恋唄」「北へ」「リンゴ村から」「奥入瀬」「北空港」「石狩川悲歌」「津軽海峡冬景色」の13曲でした。
40名の参加者と若さ溢れるピアノ芸人の演奏で大きな声で歌ったのでストレス解消になりました。

エンディングノートに書かなくては

2017-06-11 | 日記

自分にもしものことが起こった時のため残された家族が困らないように、「もしもの時に備える安心ノート」に個人情報・緊急時の連絡先・預貯金口座・不動産・終末期の希望・葬儀・家族へのメッセージなどを書き残しておく必要性が高まっています。

行政書士などの講座を受け必要性を実感しています、その時の講座で葬儀に「絶対に連絡しない呼ばない人も記載する」との説明に会場は大うけしました、ろくでもない親戚などに迷惑している人がいかに多いのかと受講者一同頷きあったことを思い出します。

一昨年春に意識不明になり緊急入院したことを考えると急がなければいけないのですが、元気になると後回しになっています困ったものですね。

ドライブレコーダーを交換しました

2017-06-10 | 日記
マイカーのドライブレコーダーは10年近く前に当時としては珍しい時代でしたが万が一に備えて取り付けましたが、幸い事故もなかったのでデーターを使う事はなかったのですが機能しているかどうかSDカードを取り出して調べたところ数年前から最近のデーターが記録されていないので、販売店で点検してもらった結果は機器の故障・SDカードの不具合などが原因のようなので新しいものと付け替えてもらいました。

交換後のドライブレコーダーには2.3年を目安にSDカードを交換するようにとありましたので、今後は気をつけなくては。

万が一事故にあっても法規に従い運転していれば、ドライブレコーダーの記録により原因は相手だと言える証拠になるので必需品です。今では普及率はタクシー・バスなどを含め50%を超えるそうです。

安全確認のためのバックモニター・コーナーモニターには異常がないので、あとは安全運転第一に心掛けるだけです。

読書「方丈記」を読んで

2017-06-09 | 読書

「方丈記」鴨長明 著

方丈とは一丈四方(約4畳半)の部屋であり、京都市外の日野山の里山に建てた、今のプレハブ作りの様な簡易で質素な建物のことであり、鴨長明はそこで暮らした54歳から著作に励み一生を終えました。

命を守るために都市型災害(住宅密集により地震・火災)から逃れるため及び一族間の権力争いに敗れたこともあり、里山に移住しました。

南側に湧水を引き、傍の林で薪を集め、見晴らしの良い西方(西方浄土)に向かい読経したり、歌を詠み琵琶を弾き風雅の世界にも心を遊ばせました。
自然豊かで、かつ、街が恋しければ里山を下れば良い距離に住んでおり、半世捨て人的生活を送ったようです。

私も「方丈記」「徒然草」的、生活にはあこがれますが、現実は高齢者ばかりの住宅密集地に住んでおり、近くには活断層もあり地震や火災では逃げ場がありませんので、災害があっても安全な広い場所・山里の静かな場所での生活を望んでいますが、先立つものがないので実現できません、運を天に任すほかないのが悲しい現実です。