黄昏人生徒然日暮らし

人生黄昏時になり今を大切に、趣味の仏像彫刻・歌声・写真・散策・読書・日記・フォトチャンネルを徒然なるままに掲載します。

歌と共に「人を恋うる歌」

2017-03-31 | 歌・音楽
作詞 与謝野鉄幹  作曲者不明

1 妻をめとらば才たけて みめ美(うる)わしく情けある
  友を選ばば書を読みて 六分の侠気 四部の熱

2 恋の命をたづぬれば 名を惜しむかな男ゆえ
  友の情けをたずぬれば 義のあるところ 火をも踏む

3 汲めや美酒うたひめに 乙女の知らぬ意気地あり
  簿記の筆とる若者に まことの男 君を見る

4 ああわれダンテの奇才なく バイロンハイネの熱なきも
  石を抱きて野にうたう 芭蕉のさびを よろこばず

以下(5番から16番)省略

 「人を恋うる歌」は明治31年に詩人・歌人の与謝野鉄幹が韓国で日本語学校の教師としていた時に作られたが作曲者は不明です。

 鉄幹は正義感と優国の情溢れる血気盛んな青年で荘士的活動をしたという一方、女性遍歴も華やかだったと言われていますが、彼の気概と生の姿が表れているようで「君死にたもうなかれ」で有名な与謝野晶子は3番目の妻です。

この歌は16番まである長い歌なのですが、一般的には4番までが歌われています。4番の歌詞の「ダンテ」が「コレッジ」となっているものもあります、発表の前後で変わっているとのことです。

 4番の「芭蕉のさびもよろこばず」の「ず」の解釈が分かれているようですが否定の助動詞なのではなく意志・推量の助動詞で「芭蕉の孤高の情熱とその美意識をよしとする」意見が多いようですが、私も4番の歌詞の構成から考えると同感です.

 若い頃飲むと先輩同僚と良く歌った懐かしい歌です。

大本山光明寺展へ(鎌倉市)

2017-03-29 | 寺社
鎌倉市材木座にある浄土宗大本山光明寺の光明寺展と山門特別公開に出かけました、鎌倉に現存する山門の中で最大級の山門が特別公開されたので参拝しました。未公開の楼上には釈迦三尊像・四天王像・十六羅漢が安置されており楼上から晴れていれば海岸・江の島・名峰富士山を臨むことが出来ます。

生憎の曇り空でしたので眺望は望めませんでしたが、楼上は撮影禁止でなかったのでポケットカメラで撮影できました。

開山堂でで原本が国宝に指定されている「當麻曼荼羅縁起絵巻」の貴重な写本を身近に視ることが出来ましたが、撮影禁止でした、仏前結婚式を挙げたカップル2組が庭園や建物をバックに撮影しており華やいだ雰囲気がありました。

好きなお寺なので良く癒されに参拝に来ていたのですが、ここ数年はご無沙汰でしたので本堂でゆっくり仏様を参拝後・蓮池庭園・枯山水の庭園などで心穏やかで楽しい時間を過ごすことが出来ました。










以上山門にて





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電話にでるとすぐに切られるのは声が若いから

2017-03-28 | 日記
ナンバーディスプレイになっているので、番号非通知はつながらないように設定しており、掛かってきた電話番号が解かり、携帯及び電話は友人・知人・施設など必要なものは登録しており名前が出るのでそれ以外は注意して出ており、電話セールスの0120の電話は出ない事にしています。

電話に出たとたんに切られることが良くありますが、知らない番号の電話や携帯から何度か掛かって来た場合は番号をメモしておいて出ないで、ネットで電話番号の検索サイト調べると殆どが問題のあるもので、年寄り相手のサギの電話が多く、電話に出た相手が男性・女性でも声が若いと年も若いと思い、サギに引っ掛かりにくいと判断して即電話を切ってしまうそうです。

妻が出ることが多いのですが、妻の声はテンションが高く声は若いので、声を聞いたとたんに電話を切られてしまい、オレオレ詐欺の防波堤になっています。

健康のために和食を

2017-03-27 | 健康
和食がユネスコ無形文化遺産に登録されたことからも解るように欧米では和食が見直されているのに、日本では和食離れで食の欧米化で子供の肥満・成人病も増えています。

テレビでは高脂肪の食べ物中心のグルメ番組や旅行番組・料理番組・大食い番組を垂れ流している。この現状を業界も改めないと、いくら行政や関係者が呼びかけても伝わらないと思うので、影響力の大きいテレビから変えていかなければいけないと思います。

昨年、長寿日本一を長野県に明け渡した沖縄県は肥満率が高く65歳以下の若い世代の死亡率が高いとのことであり、原因は戦後の米軍の駐留による食の欧米化による高脂肪が原因であること及び10年後には日本全体に広がる危機的状況であることをNHKのクローズアップ現代で以前報道していたことを思い出しました。

欧米ではテレビCMの脂肪分の多い食品に税金を取るなどの取り組みを伝えており世界的な問題であるとのことです、私も若い時は和食より洋食でしたが、最近は和食中心になってきたことは、年をとって少ない良いことの一つなのでしょうか。

歌と共に 幻の名曲童謡「里ごころ」

2017-03-26 | 歌・音楽
「里ごころ」 北原白秋 作詞  中山晋平 作曲 

1、笛や太鼓にさそわれて 山の祭りに来てみたが
   日暮れはいやいや里恋し 風吹きゃ木の葉の音ばかり

2、母さま恋しと泣いたれば どうでもねんねよお泊りよ
  しくしくお背戸に出て見れば 夜には寒い茜雲

3、雁 雁 棹になれ さきになれ 
  お迎い頼むと 言ふておくれ 

この歌は北原白秋が大正10年に作詞し11年に中山晋平が作曲した大正ロマン溢れる名曲ですがレコードが出ていなかったので幻の名曲と言われています。

北原白秋は母方の実家である熊本県で生れ、すぐに福岡県柳川で幼少期をすごし、熊本の母の叔父の家に泊りに行き、祭りのあとの淋しさ心細さで母が恋しくなった思い出を素直に表現しています。

以前に入会していた童謡詩の会で取り上げたのですが知っている人は殆どいなかったのですが、由紀さおりの歌を聞いた会員達は皆同じような経験をしたことがあるので、心に残る名曲だと絶賛していたことが思い出されます。

曲を聞かせられないのが残念ですが歌詞を読んだだけでも白秋の幼少期の心情が偲ばれます、レコードは昭和52年発売の「ダークダックス甦る大正ロマン」、平成2年発売の由紀さおり・安田祥子のコンサートライブのCDの中に収録されているそうです。

席を譲られたら感謝して座りましょう。

2017-03-25 | 日記
バスで買い物に出かけました、途中から杖をついたお婆さんがバスに乗ってきたので若い女性が早速、席を譲りましたが、そのお婆さんは断り席を譲った人に座るようにと言ったようですが、譲った人は立場がないので座ることはしませんでした。

ここまでは良くある風景ですが、そのまま停留所を幾つか過ぎ譲った人が降車したあとにお婆さんは驚いたことに譲られた席に座りました。

なぜ、譲られたとき素直に感謝して座らないのかと不可解で呆れるどころか怒りさえ覚えました。席を譲る若者の優しい気持ちを踏みにじり、次に席を譲ることにためらうのではないでしょうか。

年より老けて見られる私など席を譲られた時は丁寧にお礼をいい暖かい気持ちになります。ただでさえ、公害ならぬ老害が街に溢れており今日も見てしまったと不快な気分になると同時に私も老害にならないように気を付けなければと思いました。

昔、二宮金次郎、今スマホ族

2017-03-24 | 日記
歩きながら勉強した二宮金次郎は褒めたたえられ銅像が学校どで良く見られたのですが、今は見られなくなりました、銅像の代わりに目立つのはスマホをやりながら歩く迷惑危険極まりない歩きスマホ族。

彼らが勝手に転んだりする分には自業自得ですが、階段・駅のホーム・道路で巻きこまれて事故が現実には起きているので、マナーなど守らないから問題なので法規制及び、携帯会社には歩いている時は電源が切れ使用できないようにする事を義務付ける必要があるのではないかと思います。

歩きスマホの輩には反則金をとり、事故を起こした場合は「未必の故意」を適用し厳罰にしなければ歩きスマホは増える一方で安心して歩くこともできません。

学校では歩きスマホを助長すると二宮金次郎像が撤去されているようだと昨日のテレビの俳句番組プレパトの毒舌先生の俳句のコーナーで説明がありましたが、今の軽佻浮薄で他人の迷惑を考えない輩が大増殖している世の中では止むをえないでしょうね。

「話し相手は犬とブログだけにならないように?」

2017-03-23 | ぼやき
高齢になり今では配偶者以外で気軽に話せる相手は友人知人・サークルの仲間など電話も含めても週に2回ぐらいになっていますが、以前新聞に「高齢単身男性孤立深く」一面のトップ記事に「会話が2週間に1回以下」との現実にショックを受けるとともに、これが老後の現実だと実感したことを思い出しました。

記事は、厚生労働省の調査で普段の会話(挨拶程度の会話や世間話をしますか)の頻度を聞いたところ、最も少ない「2週間に1回以下」が65歳以上の男性で16.7%、女性3.9%で毎日の人でも男性50%・女性62.8%とのことでした。

世間話程度でこのレベルとは驚きでもあり納得もできます、女性は隣近所づき合い等で地域社会と付き合っているが、職場人間の男性は退職すると職場関係の付き合いも減り、新たな人間関係を築くことには消極的になり、家に閉じこもり気味の人が多いようです、生涯学習・サークル活動でも男女比は女性10に対して男性は1ぐらいです。


我が家も高齢の夫婦二人の世帯なので明日は我が身なのかなと慄然とし、一人残されたらどうやって暮らしてゆくのか、「話し相手は犬とブログだけ」にならないかと

ちなみに犬は飼っていませんが一方通行の話し相手にワンコが必要になるかもしれませんね。

脱会社人間として会社以外で気の置けない仲間を増やしていかなければと思ってサークルなどにも入っていますが。

ブログでは顔は見えませんが、ほぼ毎日のように愚痴を聞いてもらったり自慢をしたり・いろいろな思いを吐き出したりできると同時に、ブロ友の話を聞けるので大事に楽しんでいきたいと思いますので今後もよろしくお願いします。

歌と共に「山小舎の灯」

2017-03-22 | 歌・音楽
「山小舎の灯」は作詞作曲者の米山正夫氏がシベリヤに抑留中に収容所で飢えと寒さに震えながら、学生時代に登山した山々の情景を思い出しながら遺書のつもりで作ったそうです。

明日の生存さえ解らぬ過酷な環境の中だからこそ、せめて明るく爽やかな作品で登山した北アルプスの穂高・白馬を思い出しながら生きる証し・生きる希望・生きる支えにしたのだと思います。

若い頃ハイキングのサークル・スキークラブ・職場のバス旅行などでは皆で良く歌った曲で今でも歌声喫茶等で良く歌われています。

5年前4月中旬に雪の白馬を眺めるために出かけたときの白馬三山・五龍他北アルプスの雄姿が未だに目に焼き付いて思い出されます。

「山小舎の灯」 米山正夫 作詞作曲

1  たそがれの灯は ほのかにともりて 
  懐かしき山小舎は、ふもとの小径よ
  思い出の窓に寄り 君をしのべば
  風は過ぎし日の 歌をばささやくよ

2 暮れ行くは白馬か 穂高は茜よ
  樺の木のほの白き 影も薄れ行く
  寂びしさに君よべど わが声むなしく
  はるか谷間より こだまはかえり来る

3 山小舎の灯は  今宵もともりて
  独り聞くせせらぎも 静かに更けゆく
  憧れは若き日の 夢をのせて
  夕べ星のごと み空に群れとぶよ


どうにか聖観音菩薩の形になってきました。

2017-03-21 | 仏像彫刻
今日一日は雨なので遅れている聖観音菩薩の彫りに集中し、頭部や手足を除き大まかに形になってきました。

豊富な写真を使い懇切丁寧に説明してあるテキストとは違い十数枚の写真と図面を見て彫っているので考えている時間が多く思うように進みませんが、何とか来月中旬までに彫りあげたいと思っています。